サマーマジック
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それ以外でも人気のある[[レア]]は10万円を軽く超え、あまり人気の無い[[レア]]でさえ5万円以上の値段が付く。[[アンコモン]]でも、前述のもののほかにも[[レア]]に匹敵する高値で取り引きされているものがあり、[[基本土地]]でも5000円近い値段になる。 | それ以外でも人気のある[[レア]]は10万円を軽く超え、あまり人気の無い[[レア]]でさえ5万円以上の値段が付く。[[アンコモン]]でも、前述のもののほかにも[[レア]]に匹敵する高値で取り引きされているものがあり、[[基本土地]]でも5000円近い値段になる。 |
2008年8月9日 (土) 11:19時点における版
サマーマジック(Summer Magic)は、すべて廃棄される予定であった『リバイズド』のエラー修正版(コードネーム『エドガー(Edgar)』)が誤って出荷された事件。転じて、この事件により出荷されたカードセットのこと。
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概要
『リバイズド』で確認されたいくつかのエラーやイラストの修正版として『エドガー』というコードネームのカードセット(正式名称なし)が1994年夏に発売される予定であったが、『リバイズド』以上にエラーが多かったため、すべて廃棄される予定となっていた。しかし、手違いで2カートン(数量には諸説あり)だけ出荷されてしまったため、少数が一般に流布することとなった。流出した地域はイギリスであるとする説が有力であるが、スウェーデンなど他の地域であるとする説など、諸説ある。
この事件は「サマーマジック」と呼ばれ、転じて出荷されたカードセット『エドガー』自体が『サマーマジック』と呼ばれるようになった。現在では「サマーマジック」といった場合、事件よりも出荷されたカードセットを指すことが多い。
出荷量が極めて少ないため、収録されたカード、特にレア、アンコモン、この版に特有のエラーカードなどは非常な高額で取り引きされている。
収録されたカードの特徴
収録されたカードの種類や枚数、レアリティ、デザインなどは、一部を除いて『リバイズド』とまったく同じであるが、『サマーマジック』のカードの下部には「1994」と記されているため、『リバイズド』との区別は容易である。
ブースターパックのデザインも『リバイズド』と同じであるが、カードの表裏が逆転してパックに封入されているため、透かして見ればパックを開封せずに判別することもできる(当時のパックは中身がわずかに透けて見えた)。
イラストの修正
宗教的な理由から邪悪なる力/Unholy StrengthとDemonic Tutorの2種に描かれていた魔方陣が消去されている。同じイラストを持つ邪悪なる力は『第4版』に収録されたが、Demonic Tutorは以降のセットには収録されていないため、額の魔方陣が無いDemonic Tutorは『サマーマジック』のもののみ(他言語版の『リバイズド』でも修正されていない)となり、かなりの高額で取り引きされている。
エラー
- ハリケーン/Hurricane内枠が青のものになっている。ブルーハリケーンとして名高い。
- Serendib Efreetのイラストが修正されたが、アーティスト名が変更されていない。
希少価値
『サマーマジック』のカードの絶対数はレアで1種類につき10枚程度、アンコモンで20~30枚程度であり、これらのカードは普通のものであってもかなりの高額で取り引きされている。
特に先述のエラーカード(Serendib Efreet、ブルーハリケーン)やDemonic Tutorの価値は高く、各種デュアルランド、極楽鳥/Birds of Paradise、セラの天使/Serra Angel、シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon、神の怒り/Wrath of Godなどの人気レアカードは、ベータの状態のよいBlack Lotusと同等、あるいはそれ以上の値が付く(シヴ山のドラゴンは、海外では人気が高い)。
それ以外でも人気のあるレアは10万円を軽く超え、あまり人気の無いレアでさえ5万円以上の値段が付く。アンコモンでも、前述のもののほかにもレアに匹敵する高値で取り引きされているものがあり、基本土地でも5000円近い値段になる。
これほどの高額で取り引きされている『サマーマジック』のカードであるが、エラーカードを除いて、色調がやや濃い点と製造年の表記以外は『リバイズド』のものと同じである。