ヴォーナ/Vona

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戦士として高い実力と名声を持ち、'''罪人の選定者'''/''Culler of Sinners''、'''マガーンの鏖殺者'''/''Butcher of Magan''などの二つ名で呼ばれる。根っからの戦闘狂で、敵の命も部下の命も顧みない非情な性格。他の吸血鬼が自らの吸血衝動を忌むべきものと考えているのに対し、彼女はむしろ吸血鬼の人間離れした力に喜びを感じており、犠牲者が罪人であるかどうかはさほど問題にしない。第二の誕生の日、すなわち救済の儀式/The Rite of Redemptionを受けて[[人間/Human#イクサラン|人間/Human]]から吸血鬼となった日は、彼女にとって人生最高の日である。[[薄暮の軍団/The Legion of Dusk#薄暮教会/The Church of Dusk|薄暮教会/The Church of Dusk]]が吸血衝動を克服しようとしていることは疑問に思っているが、それを隠すだけの慎み深さは持ち合わせている。
 
戦士として高い実力と名声を持ち、'''罪人の選定者'''/''Culler of Sinners''、'''マガーンの鏖殺者'''/''Butcher of Magan''などの二つ名で呼ばれる。根っからの戦闘狂で、敵の命も部下の命も顧みない非情な性格。他の吸血鬼が自らの吸血衝動を忌むべきものと考えているのに対し、彼女はむしろ吸血鬼の人間離れした力に喜びを感じており、犠牲者が罪人であるかどうかはさほど問題にしない。第二の誕生の日、すなわち救済の儀式/The Rite of Redemptionを受けて[[人間/Human#イクサラン|人間/Human]]から吸血鬼となった日は、彼女にとって人生最高の日である。[[薄暮の軍団/The Legion of Dusk#薄暮教会/The Church of Dusk|薄暮教会/The Church of Dusk]]が吸血衝動を克服しようとしていることは疑問に思っているが、それを隠すだけの慎み深さは持ち合わせている。
  
*イクサラン・ブロック時点では'''イエードのヴォーナ'''/''Vona of Iedo''と呼ばれる場面があったが、[[イクサラン・失われし洞窟]]では同語をスペイン語訳した'''ヴォーナ・デ・イエード'''/''Vona de Iedo''と呼ばれている。おそらくこれが彼女の本名と思われる。
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*イクサラン・ブロック時点では'''イエードのヴォーナ'''/''Vona of Iedo''と呼ばれる場面があったが、[[イクサラン:失われし洞窟]]では同語をスペイン語訳した'''ヴォーナ・デ・イエード'''/''Vona de Iedo''と呼ばれている。おそらくこれが彼女の本名と思われる。
  
 
==経歴==
 
==経歴==
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オラーズカを目覚めさせ、不滅の太陽の部屋に辿り着いたクメーナのもとに、ヴォーナと[[マーブレン・フェイン/Mavren Fein]]が姿を現した。強大な魔法の力を持つクメーナも吸血鬼二人との近接戦闘には敵わなかったが、彼が吸血による死を拒もうとしているのが分かると、ヴォーナは躁的な悪意の笑みとともに彼を窓の外へと投げ捨てた。
 
オラーズカを目覚めさせ、不滅の太陽の部屋に辿り着いたクメーナのもとに、ヴォーナと[[マーブレン・フェイン/Mavren Fein]]が姿を現した。強大な魔法の力を持つクメーナも吸血鬼二人との近接戦闘には敵わなかったが、彼が吸血による死を拒もうとしているのが分かると、ヴォーナは躁的な悪意の笑みとともに彼を窓の外へと投げ捨てた。
  
===調停者、不和を撒く~物語を伝える者===
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===調停者、不和を撒く/The Arbiter of Law Left Chaos in His Wake~物語を伝える者/Who Tells the Stories===
 
同じく不滅の太陽を求めオラーズカに現れた[[アングラス/Angrath]]、「喧嘩腰」号の一味、川守りと戦闘していたが、オラーズカに眠っていたエレンダが目覚めたことで争いの手を止めた。
 
同じく不滅の太陽を求めオラーズカに現れた[[アングラス/Angrath]]、「喧嘩腰」号の一味、川守りと戦闘していたが、オラーズカに眠っていたエレンダが目覚めたことで争いの手を止めた。
  

2024年5月8日 (水) 23:01時点における版

ヴォーナ/Vonaイクサラン・ブロックのキャラクター。カードとしてはイクサランマガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Maganが初出。

目次

解説

イクサラン/Ixalanトレゾン/Torrezon大陸を支配する集団、薄暮の軍団/The Legion of Dusk吸血鬼/Vampire。女性。胸に薔薇の紋章をあしらった金と黒の鎧を身に纏う(イラスト1イラスト2)。

戦士として高い実力と名声を持ち、罪人の選定者/Culler of Sinnersマガーンの鏖殺者/Butcher of Maganなどの二つ名で呼ばれる。根っからの戦闘狂で、敵の命も部下の命も顧みない非情な性格。他の吸血鬼が自らの吸血衝動を忌むべきものと考えているのに対し、彼女はむしろ吸血鬼の人間離れした力に喜びを感じており、犠牲者が罪人であるかどうかはさほど問題にしない。第二の誕生の日、すなわち救済の儀式/The Rite of Redemptionを受けて人間/Humanから吸血鬼となった日は、彼女にとって人生最高の日である。薄暮教会/The Church of Duskが吸血衝動を克服しようとしていることは疑問に思っているが、それを隠すだけの慎み深さは持ち合わせている。

  • イクサラン・ブロック時点ではイエードのヴォーナ/Vona of Iedoと呼ばれる場面があったが、イクサラン:失われし洞窟では同語をスペイン語訳したヴォーナ・デ・イエード/Vona de Iedoと呼ばれている。おそらくこれが彼女の本名と思われる。

経歴

過去

数百年に及ぶ戦争は、ヴォーナに十分な楽しみを提供してくれた。異統戦争/The Apostasine Warの際に村の城壁を破り、10人以上の敵将を討ち取ったことで、彼女は「マガーンの鏖殺者」の二つ名を得た。吸血鬼の力を手に入れた薄暮の軍団は王国統一後も戦争を続け、彼女はあらゆる征服を満喫した。

だが薄暮の軍団が大陸全土を制圧すると、戦争の時代は終わりを告げ、ヴォーナに難しい変化を迫った。彼女は所有地の貴族となったが、そこは岩がちな痩せた土地で、彼女自身も有能な統治者とは言えなかった。10年間退屈に耐えた末のある夜、ヴォーナはこの単調な日々を終わらせようと決意した。人間/Humanの農奴全員を一週間かけて殺戮した後、彼女は慎ましやかな領土を捨てた。

それから50年後、ミラルダ/Miralda女王が最初の吸血鬼エレンダ/Elendaを捜索する船団を招集した際、ヴォーナは率先して名乗りを上げ、イクサラン/Ixalan大陸へと出港した。女王や教会への献身のためではなく、自らの血と戦への渇きを満たすために。

争奪戦 その1/The Race, Part 1

イクサラン大陸への上陸を間近に控える中、ヴォーナの船は数日かけて海賊船「喧嘩腰」号/The Belligerentを追っていた。未知の大陸を探検するのなら、その前に吸血鬼は十分な食事を摂っておかねばならない。だがまさにその船に乗り込もうとしたとき、突如として海が荒れ始めた。川守り/The River Heraldsクメーナ/Kumenaティシャーナ/Tishanaが侵略者の上陸を阻むべく、魔法で嵐を起こしたのだ。二隻は難破し、ヴォーナも海へと投げ出されたが、どうにか砂浜へと辿り着いた。

命を落とした乗組員も助けを求めている乗組員もいたが、ヴォーナは無視した。彼らの役目は自分をイクサラン大陸に辿り着かせることであり、今やそれは果たされたのだ。それよりも重要なのは自らの血の渇きを満たすこと、そして「喧嘩腰」号の船長を探し出すこと――噂が本当なら、その船長は黄金都市オラーズカ/Orazcaへの道を示すコンパスを所持しているのだから。

漂着した海賊を見つけ、罪人として処刑し渇きを満たすと、ヴォーナは密林へと一人歩き出した。生き残った乗組員はついて来られるならついて来るだろう。いずれにしても、エレンダを見つけ出し、不滅の太陽/The Immortal Sunを手に入れるという彼女の役目に、彼らはもはや必要なかった。

争奪戦 その2/The Race, Part 2

密林の中、ヴォーナは呪文で黒い霧を生み出してヴラスカ/Vraskaの視界を奪い、戦闘を始めた。ジェイス・ベレレン/Jace Belerenが幻術で作り出した嵐には僅かに動揺したもののヴォーナの優勢は揺るがず、巻き込まれて突き飛ばされたジェイスが魔学コンパス/The thaumatic compassを落とすと、それを奪って逃走した。

直後、同じくコンパスの持ち主を探していたファートリ/Huatliとティシャーナはジェイスたちからヴォーナのことを聞き出し、恐竜に吸血鬼の匂いを辿らせて彼女を追い始めた。9時間にも及ぶ追跡の末、とうとうヴォーナに追いついたファートリは恐竜に彼女を捕らえさせ、コンパスを振り落とさせた。ファートリは飢えた恐竜たちにヴォーナの命運を任せたが、彼女が死ぬことはなかった。

溢れ出る記憶/The Flood

オラーズカを目覚めさせ、不滅の太陽の部屋に辿り着いたクメーナのもとに、ヴォーナとマーブレン・フェイン/Mavren Feinが姿を現した。強大な魔法の力を持つクメーナも吸血鬼二人との近接戦闘には敵わなかったが、彼が吸血による死を拒もうとしているのが分かると、ヴォーナは躁的な悪意の笑みとともに彼を窓の外へと投げ捨てた。

調停者、不和を撒く/The Arbiter of Law Left Chaos in His Wake~物語を伝える者/Who Tells the Stories

同じく不滅の太陽を求めオラーズカに現れたアングラス/Angrath、「喧嘩腰」号の一味、川守りと戦闘していたが、オラーズカに眠っていたエレンダが目覚めたことで争いの手を止めた。

突如として不滅の太陽が消えたことを良き理由のため失われたのだと解釈したエレンダに対し、ヴォーナは何故真の不死を否定するのかと問い詰める。だがエレンダは吸血鬼の力、太陽を見つけ出し守るための力を私利私欲のために使ったことを叱責し、トレゾンへと帰還しようとする。ヴォーナはエレンダを聖者と認めず侮辱するが、ついに痺れを切らしたエレンダにねじ伏せられ、半ば脅されるような形でトレゾンへ戻ることとなった。

ifエンディング

薄暮の軍団が勝利したifエンディングでも大筋の流れは正史と同じだが、手ぶらでは帰れないと考えたヴォーナはエレンダの元を離れオラーズカへ引き返す。オラーズカを支配した高揚感で笑い声を上げる彼女であったが、それが巨大な恐竜を呼び寄せてしまい、悲鳴を上げる間もなく大顎の中へと消えていった。

イクサラン:失われし洞窟

エレンダを認めない薄暮教会の急進派、俗に「異端者」と呼ばれる集団のリーダーとなっており、ヴィト・キハノ・デ・パサモンテ/Vito Quijano de Pasamonteアクロゾズ/Aclazotzへの手掛かりとなる遺物を与えるなど暗躍していた。

登場

登場カード

カード名に登場

イクサランの相克
ヴォーナの飢え/Vona's Hunger

フレイバー・テキストに登場

イクサランの相克
強者鏖殺/Slaughter the Strong不敬の行進/Profane Procession

イラストに登場

イクサランの相克
ヴォーナの飢え/Vona's Hunger

登場作品・登場記事

イクサラン:失われし洞窟

参考

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