オニキス教授/Professor Onyx
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+ | 当時の[[スタンダード]]では、[[出現の根本原理/Emergent Ultimatum]]で提示する[[単色]]カードとして[[スゥルタイ根本原理]]で採用された。[[巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider]]と共に出現すればいきなり奥義を撃ち込めるため相手の選択肢を制限でき、素引きした際にもコントロールデッキとして無理のない運用が可能。もっともこのデッキにおける+1能力はやや曲者であり、手札を補充しながら[[塵へのしがみつき/Cling to Dust]]や[[鎖を解かれしもの、ポルクラノス/Polukranos, Unchained]]の[[脱出]]を補助できるものの、提示候補となる単色カードを墓地に落としてしまうリスクもはらむ一長一短のものであった。 | ||
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+ | [[サイドボード]]の融通が利く[[Magic: The Gathering Arena]]のスタンダード[[BO|BO1]]戦では、[[ひきつり目/Eyetwitch]]で[[履修]]した[[過去対面法/Confront the Past]]や[[雪上の血痕/Blood on the Snow]]でプレインズウォーカーを使いまわす[[黒単色デッキ|黒単]][[氷雪]]コントロールデッキが成立しており、このカードも[[蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queen]]とともにフィニッシャーとして採用される。 | ||
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2024年1月25日 (木) 17:08時点における最新版
伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)
魔技 ― あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるかコピーするたび、各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
[+1]:あなたは1点のライフを失う。あなたのライブラリーの一番上からカード3枚を見る。そのうち1枚をあなたの手札に、残りをあなたの墓地に置く。
[-3]:各対戦相手はそれぞれ、自分がコントロールしているクリーチャーの中で最大のパワーを持つクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
[-8]:各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨ててもよい。そうしなかったなら、そのプレイヤーは3点のライフを失う。この手順をさらに6回繰り返す。
名前を変えてストリクスヘイヴン/Strixhavenの教授となったリリアナ。忠誠度能力はライフロスを伴うドロー、布告、対戦相手への大量手札破壊+ライフロス。魔技によってドレインする誘発型能力も持つ。
- 誘発型能力
- 魔技を条件に対戦相手から2点ドレイン。
- 戦場に影響を及ぼす効果ではないが、コントロールデッキにおいては延命と勝利手段を兼ねることができ地味ながら強力。+1能力のためのライフ確保、-8能力のプレッシャーの強化としても重要。
- +1能力
- 1点ライフロスが付いた研究室荒らし/Ransack the Lab。
- ペナルティが付いたとはいえ、忠誠度を上げながら濾過で良質な手札を確保し、墓地肥やしもできる。
- -3能力
- ダメージのないはじける破滅/Crackling Doom。
- 優先して除去したい脅威は高パワーのクリーチャーであることが多いため、布告ではあるが狙った効果を発揮しやすい。呪禁や破壊不能を無視できる利点が際立つ。
- -8能力
- 各対戦相手に「手札1枚を捨てるか3点ライフロス」の選択を7回行わせる。
- 相手の手札が空なら21点ライフロスで即ゲームセット。そうでなくても重要な手札を守るためには大量のライフを失うことになるため、他にも相手のライフを攻める手段を用意してライフ支払いにリスクを負わせたい。
- X=7の霰炎の責め苦/Torment of Hailfireに近いが、選択肢が1つ少ないためより強力。
多角的なアドバンテージを取れる汎用的なプレインズウォーカーだが、6マナと重い割に戦場に干渉できる能力は-3での単体除去のみであり、単体では劣勢を逆転させる力には乏しいのが欠点。一方で魔技のドレインはライフが減りがちなコントロールにおいては有難く、何度か誘発させることができればライフを安全圏にまで持っていける。魔技を誘発させるインスタント・ソーサリーを組み合わせて戦場にできるだけ長く維持したい。
当時のスタンダードでは、出現の根本原理/Emergent Ultimatumで提示する単色カードとしてスゥルタイ根本原理で採用された。巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raiderと共に出現すればいきなり奥義を撃ち込めるため相手の選択肢を制限でき、素引きした際にもコントロールデッキとして無理のない運用が可能。もっともこのデッキにおける+1能力はやや曲者であり、手札を補充しながら塵へのしがみつき/Cling to Dustや鎖を解かれしもの、ポルクラノス/Polukranos, Unchainedの脱出を補助できるものの、提示候補となる単色カードを墓地に落としてしまうリスクもはらむ一長一短のものであった。
巨獣の巣/Titans' Nestを用いた緑青黒コントロールにおいても墓地と手札を潤せる準フィニッシャーとして採用されていたが、こちらは環境の高速化によりローテーションを待たずして姿を消すこととなった。
サイドボードの融通が利くMagic: The Gathering ArenaのスタンダードBO1戦では、ひきつり目/Eyetwitchで履修した過去対面法/Confront the Pastや雪上の血痕/Blood on the Snowでプレインズウォーカーを使いまわす黒単氷雪コントロールデッキが成立しており、このカードも蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queenとともにフィニッシャーとして採用される。
- のちに類似した常在型能力を持つプレインズウォーカーとしてクイントリウス・カンド/Quintorius Kandが登場した。こちらもストリクスヘイヴン/Strixhavenとの縁が深い人物である。
[編集] 関連カード
- リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
- ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
- 闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms
- 異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer - 反抗する屍術師、リリアナ/Liliana, Defiant Necromancer
- 最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope
- 死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty
- 死の使い手、リリアナ/Liliana, Death Wielder
- 死が触れぬ者、リリアナ/Liliana, Untouched by Death
- 屍術師、リリアナ/Liliana, the Necromancer
- 戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General
- 死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead
- 死の魔道士、リリアナ/Liliana, Death Mage
- オニキス教授/Professor Onyx
[編集] ストーリー
セラフィナ・オニキス/Serafina Onyxは、魔法学院ストリクスヘイヴン/Strixhavenの新任の教授/Professor。その正体はプレインズウォーカー/Planeswalkerのリリアナ・ヴェス/Liliana Vessである――彼女は自分の身代わりとなって死んだギデオン/Gideonを真に蘇らせる方法を求めて、アルケヴィオス/Arcaviosを訪れたのだ。
詳細はリリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)を参照。