スレッショルド
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2023年11月7日 (火) 11:11時点における版
スレッショルド/Thresholdは、オデッセイ・ブロックで初登場した能力語であり、かつてはキーワード能力であった。「閾値(しきいち、変化を起こす最小の値)」の意。
土地
(T):(青)を加える。セファリッドの円形競技場はあなたに1点のダメージを与える。
スレッショルド ― (青),(T),セファリッドの円形競技場を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードを3枚引き、その後カードを3枚捨てる。あなたの墓地にカードが7枚以上あるときのみ起動できる。
クリーチャー — 人間(Human) ノーマッド(Nomad) 神秘家(Mystic)
プロテクション(黒)
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、秘教の処罰者は+3/+3の修整を受けるとともに飛行を持つ。
インスタント
(黒)(黒)(黒)を加える。
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるなら、代わりに(黒)(黒)(黒)(黒)(黒)を加える。
解説
コントローラーの墓地にカードが7枚以上ある場合に限り起動できる起動型能力や、追加で得ることのできる何らかの恩恵を表す。
大抵はメリットだが、同時にデメリットになっている場合があり、特に黒に多い。
モダンホライゾン、モダンホライゾン2、Unfinity(ステッカーのTrained Blessed Mind)で再登場した。
旧ルール
オデッセイ・ブロックで登場したときはキーワード能力であり、「あなたの墓地に7枚以上のカードがある場合、このオブジェクトは[文章]を持つ」という特性定義能力であった。スレッショルドの条件を満たすときに「スレッショルド ―」以降のテキストを持ち、そうでない場合は「スレッショルド ―」以降のテキストを持たないものとして扱われていた。時のらせんのタイムシフトカードで秘教の処罰者/Mystic Enforcerが再録されたことに伴い、能力語に変更され、スレッショルドを持つカードのオラクルもすべて変更された。
- 現在のルールでは、墓地にカードが6枚以下しか存在しない場合も、「スレッショルド ―」以降のテキストは持っている。当時のルールとは、スレッショルドランドなど一部のカードにおける相互作用が異なっているので注意。
- 実際のカードに印刷されている注釈文では、(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。)と書かれている。
- キーワード能力として廃止された後も、基本セット2010で総合ルールが一新されるまでは総合ルールのスレッショルドを定義していた節(当時のCR:502.23)にかつてキーワード能力であったという記述が残されていた。
スレッショルドの条件を満たすことを主眼としたカード
- 自分を対象に焚書/Book Burningを唱えれば、(対戦相手が6点ダメージを受けることを選ばなければ)それもあわせてちょうど墓地に7枚になる。
- まやかしの記憶/False Memoriesは1ターンだけスレッショルドの条件を満たせる。
その他
- スレッショルドでデメリットしか持たないカードもオデッセイ・ブロック開発中に考案されたが、ボツになった[1]。
- 墓地利用をテーマの一つとしたブロックであるイニストラードを覆う影ブロックでの再登場が計画されたが、「リミテッドと構築で達成難易度が違いすぎるため調整が難しい」等の理由で見送られ、類似メカニズムの昂揚としてリメイクされた[2]。
参考
- ↑ Blue Threshold(Daily MTG Arcana 2002年1月29日)
- ↑ 昂揚発見(Lastest Developments 2016年3月25日)