減衰球/Damping Sphere

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
36行: 36行:
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[コスト増加カード]]
 
*[[コスト増加カード]]
 +
*[[2回目の行動を参照するカード|N回目の行動を参照するカード]]
 
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[アンコモン]]
 
{{#cr:106.12}}
 
{{#cr:106.12}}
 
__NOTOC__
 
__NOTOC__

2023年8月10日 (木) 00:20時点における最新版


Damping Sphere / 減衰球 (2)
アーティファクト

2点以上のマナを引き出す目的で土地が1つタップされるなら、それは他のタイプや点数の代わりに(◇)を生み出す。
プレイヤーが各呪文を唱えるためのコストはそれぞれ、そのプレイヤーがこのターンに唱えた他の呪文1つにつき(1)多くなる。


土地からの複数マナ生産と、複数回の呪文唱えることを制限する妨害系アーティファクト

複数マナを生み出すような土地を採用しているデッキはそのマナ能力を戦略の根幹に据えている場合が多いので、この制限はかなり強烈に作用することが見込まれる。また2番目の能力は、チェイン・コンボデッキはもちろんのこと、1ターンに複数のクリーチャーを展開する軽量アグロデッキ相手にも有用。反面、毎ターンマナを使い切る重量アクションを押し付けてくるミッドレンジデッキや自分のターンとこちらのターンとで1回ずつ動ければ充分なコントロールデッキ、あるいはコンボであっても1アクションで完成するようなタイプのコンボデッキといった相手には効果は薄い。

真価を発揮するフォーマットは、凶悪な複数マナランドや強烈なコンボデッキ、および爆発的な展開力のアグロデッキが渦巻くモダンおよびエターナルだろう。ただしエターナルではこれ自体が2マナといささか重いのが玉に瑕となり、これを最速で戦場に出すために自身が2マナランドを使う…などとなればもはや本末転倒である。また妨害手段として他の選択肢が豊富に存在する環境でもあるため、これが活躍できるのはやや限られたメタになると言える。

その一方でモダンにおいては、このカードの主な対策対象であるウルザトロンが大きく動き出すのが3ターン目であり、それに先じて設置することのできるこのカードは非常に有効である。ストームデッキも、「2ターン目のゴブリンの電術師/Goblin Electromancer遵法長、バラル/Baral, Chief of Complianceからの3ターン目けちな贈り物/Gifts Ungiven」が基本ルートであり、これを最速で置かれてしまえば何らかの手段でどかさなければならないため効果がある。その他にもバウンスランドがデッキの根幹であるAmulet Comboにも有効な対策カードであり、それらのデッキが上位を占めている環境ではサイドボードに非常に高い採用率を誇っている。ただしウルザトロンを相手にするときは「このカードを置いたは良いが、もたもたしているうちに対戦相手が土地を並べてしまい、結局高マナ・コストのカードを唱えられて負けてしまった。」ということもありえる。

パイオニアでも睡蓮の原野/Lotus Fieldニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx対策として用いられる。特に睡蓮の原野コンボには致命的といっていいほど良く効くが、同じ睡蓮の原野を使うデッキでもコントロール型は減衰球を除去する手段を有していることが多く、緑単信心はニクソスに頼れなくなってもマナクリーチャー狼柳の安息所/Wolfwillow Havenによるマナ加速で押し切ろうとしてくるため、これ1枚で完封というわけにはいかない。

[編集] ルール

1番目の能力
2番目の能力

[編集] ストーリー

減衰球/Damping Sphereスラン/Thran文明により作られたアーティファクトイラスト)。表面をひねることで起動し、周囲に球状の真空領域を作り出す。ジョダー/Jodahはこれが武器として作られたものだと考えているが、メリア/Meriaは実験器具だと推測している。

団結のドミナリアのストーリー中ではメリアがクルーグ/Kroogの廃墟から発見し、ドラゴン・エンジン/Dragon Engineを無力化するために使用した。

[編集] 登場記事・登場作品

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0


MOBILE