培養器
提供:MTG Wiki
細 (→解説) |
|||
24行: | 24行: | ||
==解説== | ==解説== | ||
− | [[機械兵団の進軍]]で追加されたアーティファクト・タイプ。[[次元壊し/Realmbreaker]]の種子殻/ | + | [[機械兵団の進軍]]で追加されたアーティファクト・タイプ。[[次元壊し/Realmbreaker]]の種子殻/Seedpodを表している。 |
機械兵団の進軍では[[カード]]としては存在せず、[[キーワード能力]]の[[培養]]で[[生成]]される[[トークン]]としてのみ存在する。また、培養器・トークンそのものを参照するカードも[[白]]および[[黒緑]]の[[多色カード]]に存在している。 | 機械兵団の進軍では[[カード]]としては存在せず、[[キーワード能力]]の[[培養]]で[[生成]]される[[トークン]]としてのみ存在する。また、培養器・トークンそのものを参照するカードも[[白]]および[[黒緑]]の[[多色カード]]に存在している。 |
2023年4月14日 (金) 01:49時点における版
培養器/Incubatorは、アーティファクト・タイプの1つ。
*
Progenitor Exarch / 太祖の総督 (X)(X)(白)クリーチャー ― ファイレクシアン(Phyrexian) 猫(Cat) クレリック(Cleric)
太祖の総督が戦場に出たとき、培養3をX回行う。(培養3を行うとは、培養器(Incubator)・トークン1つを「(2):このアーティファクトを変身させる。」を持ち、+1/+1カウンター3個が置かれた状態で生成することである。それは0/0のファイレクシアン(Phyrexian)アーティファクト・クリーチャーに変身する。)
(T):あなたがコントロールする培養器・トークン1つを対象とする。それを変身させる。
目次 |
ルール
効果が「培養器(Incubator)・トークンを生成する」場合、変身する両面トークンを生成する。その第1面は「(2):このアーティファクトを変身させる。」を持つ無色の培養器・アーティファクト・トークンであり、その第2面は無色の0/0で名前が「ファイレクシアン・トークン」のファイレクシアン・アーティファクト・クリーチャー・トークンである。
定義済みの培養器・トークンに関するルール
- 第2面は培養器のサブタイプを持たない。
- 培養器自身の起動型能力がそれを変身させようとする場合、解決時にその培養器が既に変身していたならば何もしない(CR:701.28f)。
- 第1面である間はクリーチャーでないため召喚酔いの影響を受けないが、第2面は影響を受ける。
解説
機械兵団の進軍で追加されたアーティファクト・タイプ。次元壊し/Realmbreakerの種子殻/Seedpodを表している。
機械兵団の進軍ではカードとしては存在せず、キーワード能力の培養で生成されるトークンとしてのみ存在する。また、培養器・トークンそのものを参照するカードも白および黒緑の多色カードに存在している。
- 両面ともトークンを示すトークン・カードという点ではフライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カードやコレクター・ブースター等で登場していたが、ゲーム上で実際に両面カード扱いとなるトークンは培養器・トークンが初である。
- 培養器の登場に合わせ、変身する両面カードのコピー・トークンも変身できるよう総合ルールが変更された。
開発秘話
当初はマナを支払うことで2/2のファイレクシアン・クリーチャーを生成するトークンであった。しかしこのデザインではカード毎に異なるサイズのトークンを生成することが難しく、また1つのメカニズムに2種類のトークンを用いなければならなかった。この問題点を解決するため、(各面がメカニズム的に連動する)両面トークンという初の試みが試された[1]。両面トークンはこれまでルール上扱われてこなかったが、これは意図的に扱うことを禁止していたわけではなく、誰も扱おうとしたことがなかったからである。そのため、ルール・マネージャーへの負担は比較的軽いものとなった[2]。
同セットのファイレクシアン関係の変身する両面カードがいずれもソーサリー・タイミングでのみ変身するものであったため、培養器・トークンもそちらに合わせるべきではないかという議論がセット・デザインで起こった。最終的に、ソーサリー・タイミング限定の変身では精神的な緊張感が少し強すぎたため、インスタント・タイミングの変身が許可された[2]。
脚注
- ↑ March of the Machine Learning, Part 1/『機械兵団の進軍』の学び その1(Making Magic 2023年3月29日 Mark Rosewater著)
- ↑ 2.0 2.1 March of the Machine Learning, Part 2/『機械兵団の進軍』の学び その2(Making Magic 2023年4月3日 Mark Rosewater著)
参考
- March of the Machine Mechanics/『機械兵団の進軍』のメカニズム(Feature 2023年3月29日 Matt Tabak著)
- March of the Machine Release Notes/『機械兵団の進軍』リリースノート(Feature 2023年4月7日 Jess Dunks, Eric Levine, and Matt Tabak著)
- 「培養器(Incubator)」でテキスト検索
- サブタイプ
- 培養
- 定義済みのトークン
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 2 カードの部分
- 205 タイプ行
- 205.3 サブタイプ
- 205.3g アーティファクトにはそれ専用のサブタイプ群が存在する。それらのサブタイプはアーティファクト・タイプと呼ばれる。アーティファクト・タイプには、「アトラクション/Attraction」(rule 717 参照)「血/Blood」「手掛かり/Clue」「からくり/Contraption」「装備品/Equipment」(rule 301.5 参照)「食物/Food」「城砦/Fortification」(rule 301.6 参照)「金/Gold」「培養器/Incubator」「地図/Map」「パワーストーン/Powerstone」「宝物/Treasure」「機体/Vehicle」(rule 301.7 参照)がある。
- 205.3 サブタイプ
- 205 タイプ行