溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned
提供:MTG Wiki
細 |
|||
19行: | 19行: | ||
*墓地のカードにフラッシュバックを与えることについては[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage#ルール]]も参照。 | *墓地のカードにフラッシュバックを与えることについては[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage#ルール]]も参照。 | ||
*[[墓地]]の[[当事者カード]]や[[モードを持つ両面カード]]についても、[[出来事]]やインスタントやソーサリーである側ならフラッシュバックで唱えることができる<ref>[https://twitter.com/testing_box/status/1448857594815127562 MTG質問箱](認定ジャッジ運営のTwitter [[2021年]]10月15日)</ref>。[[Matt Tabak]]は現在は可能だがこの相互作用については審議中であると述べていたが<ref>[https://twitter.com/WotC_Matt/status/1449474410159640579 Matt Tabak]([[Matt Tabak]]のツイッター 2021年10月17日)</ref>、その後特にアナウンスや[[総合ルール]]の改訂も無いため、この相互作用はルール上適正であるようだ。 | *[[墓地]]の[[当事者カード]]や[[モードを持つ両面カード]]についても、[[出来事]]やインスタントやソーサリーである側ならフラッシュバックで唱えることができる<ref>[https://twitter.com/testing_box/status/1448857594815127562 MTG質問箱](認定ジャッジ運営のTwitter [[2021年]]10月15日)</ref>。[[Matt Tabak]]は現在は可能だがこの相互作用については審議中であると述べていたが<ref>[https://twitter.com/WotC_Matt/status/1449474410159640579 Matt Tabak]([[Matt Tabak]]のツイッター 2021年10月17日)</ref>、その後特にアナウンスや[[総合ルール]]の改訂も無いため、この相互作用はルール上適正であるようだ。 | ||
− | **[[2021年]] | + | **[[2021年]]10月時点では[[MTGアリーナ]]ではこの相互作用はサポートされていなかったが、[[2022年]]3月7日のアップデートで可能となった<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035848/ MTGアリーナ:パッチノート 2022.13.10](マジック日本公式サイト [[2022年]]3月7日)</ref>。 |
==MTGアリーナにおける[[再調整]]== | ==MTGアリーナにおける[[再調整]]== |
2023年3月3日 (金) 08:12時点における版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
すべての呪文は打ち消されない。
あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるすべてのカードはフラッシュバックを持つ。そのフラッシュバック・コストは、そのカードのマナ・コストに等しい。
すべての呪文が打ち消されなくなる能力と、自分の墓地にあるインスタントとソーサリーにフラッシュバックを与える能力という2種類の常在型能力を持つ伝説のクリーチャー。
戦場に出てしまえば莫大なカード・アドバンテージを獲得できる。本領を発揮するために、考慮/Considerや切削などで予め墓地を肥やしておいてから畳みかけたい。一方、性質上今引きに対してはほぼ無力。自身を逃がせる手段は予め準備しておきたいところ。
打ち消しを多用する青いコントロールデッキにとってはマストカウンターとなる。限定的ながら護法対策にもなる。そういったデッキへ通して守り切ることができれば圧倒的に優位な状況を築けるが、こちらを狙う除去を打ち消すこともできなくなるのには注意。バウンスなどでこれ自体を守ることもできるが戦場を離れてしまい常在型能力が途切れてしまうし、マナ総量がそれなりに重いこともあって軽量の除去を連打されてしまうとテンポ・アドバンテージで後れを取るかいずれ討ち取られるかなのであくまで非常手段と考えたい。呪禁を持たせたり、事前に手札破壊や手札の内容を見る効果により安全を確認してから戦場に出てもらうのがよいだろう。
ゼロ除算/Divide by Zeroなどであれば自身の能力に阻害されずに事実上の打ち消しとして使えるので相性は特に良好だが、逆に相手がそういったカードを使ってくる可能性も忘れずにおきたい。
スタンダードではイゼット天啓の亜種であるグリクシス天啓に採用されており、圧倒的カード・アドバンテージでゲームを決定づけるフィニッシャーを担っていた。
- 使い勝手は過去にあったヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agendaに近い。序盤の手札破壊、除去、バウンス呪文を再利用してリソースを稼ぐという点が共通する。またこちらは呪文全てを打ち消されなくすることで、あちらは各ターンに1度しか呪文を唱えられなくすることで打ち消しの再利用を制限している。
- 基本的には自身の能力によって打ち消し呪文が利用できなくなるが、墓地からフラッシュバックで打ち消し呪文を唱えたことに対応して自身をバウンスすることで、墓地の打ち消し呪文を利用することもできる。
ルール
- 呪文が打ち消されなくなる常在型能力は戦場でのみ機能する。呪文としてスタック上にあるリーアは打ち消されうる。
- 墓地のカードにフラッシュバックを与えることについては瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage#ルールも参照。
- 墓地の当事者カードやモードを持つ両面カードについても、出来事やインスタントやソーサリーである側ならフラッシュバックで唱えることができる[1]。Matt Tabakは現在は可能だがこの相互作用については審議中であると述べていたが[2]、その後特にアナウンスや総合ルールの改訂も無いため、この相互作用はルール上適正であるようだ。
MTGアリーナにおける再調整
MTGアリーナ専用カード
Lier, Disciple of the Drowned / 溺神の信奉者、リーア (3)(青)(青)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
すべての呪文は打ち消されない。
あなたのターンであるかぎり、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるすべてのカードはフラッシュバックを持つ。そのフラッシュバック・コストは、そのカードのマナ・コストに等しい。
2022年1月27日、Magic: The Gathering Arenaにおいて、アルケミーとヒストリックで使用できるカードに再調整が行われた[4]。
消えゆく希望/Fading Hopeやゼロ除算/Divide by Zeroといったバウンス呪文を絡めると盤面制圧とリーアの保護の両方が容易となっていたため、フラッシュバック付与が自分のターン限定になる下方修正がなされた。
ストーリー
リーア/Lierはイニストラード/Innistradに住む人間/Humanの司祭。男性(イラスト1、イラスト2)。
リーアは、海と嵐を司る古の神を崇拝する教団の、邪悪で強大な高司祭だ。その教団は吸血鬼/Vampireの流城のルノ/Runo Stromkirkが何十年も前に設立したもので、リーアほどに熱心な司祭はこれまでいなかった。彼が説くところによれば、地上は恐怖で覆われており、それは人類が地上を踏むことを意図されていなかった確かな証拠だ。そして教団の崇める神が戻ってきた暁には、海が地上を飲み込み、相応しき者だけが海中の楽園に連れて行かれるのだ。今のところ、この主張は立証されていない。
登場作品・登場記事
- The New Legends of Innistrad: Midnight Hunt/『イニストラード:真夜中の狩り』の伝説たち 新規編(Feature 2021年9月16日 Ari Zirulnik and Grace Fong著)
脚注
- ↑ MTG質問箱(認定ジャッジ運営のTwitter 2021年10月15日)
- ↑ Matt Tabak(Matt Tabakのツイッター 2021年10月17日)
- ↑ MTGアリーナ:パッチノート 2022.13.10(マジック日本公式サイト 2022年3月7日)
- ↑ Alchemy Rebalancing for January 27, 2022/2022年1月27日 アルケミー再調整告知(Daily MTG 2022年1月25日)