イニストラード
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以下の情報は[[Mark Rosewater]]がコラム「[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/mm/157 State of Design 2011](邦訳:[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003990/ デザイン演説2011])」の中で述べたものである。 | 以下の情報は[[Mark Rosewater]]がコラム「[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/mm/157 State of Design 2011](邦訳:[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003990/ デザイン演説2011])」の中で述べたものである。 | ||
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*すべてのクリーチャーを[[コスト]]を[[支払う|支払わ]]ずに使えるようにする[[エンチャント]] → [[屋根の上の嵐/Rooftop Storm]] | *すべてのクリーチャーを[[コスト]]を[[支払う|支払わ]]ずに使えるようにする[[エンチャント]] → [[屋根の上の嵐/Rooftop Storm]] |
2022年12月23日 (金) 21:22時点における版
イニストラード/Innistrad | |
シンボル | 背中合わせの鷺(アヴァシンの象徴) |
略号 | ISD |
コードネーム | Shake |
発売日 | 2011年9月30日 |
セット枚数 | 全264種類 |
イニストラード/Innistradは、イニストラード・ブロックの1番目の大型エキスパンション。
目次 |
概要
ゴシックホラーをモチーフとした次元/Plane、イニストラード/Innistradが舞台。トップダウン・デザイン(フレイバー先行のデザイン)のセットであり、大テーマである「ホラー」を表現するために、墓地と部族をメカニズム的なテーマとして用いている。
墓地に関しては、各色が墓地をどう扱うかが定義され、様々な角度から墓地に注目したカードが数多く収録されている。
部族に関しては、モンスターの代表格である吸血鬼・狼男・ゾンビ(フランケンシュタインの怪物系含む)・スピリット(幽霊)と、それらの犠牲となる人間の5つをメイン種族とし、それぞれに友好2色が割り振られている。一方でゴブリンやエルフなどの常連種族は登場しない。
新たなシステムはトレーディングカードゲームの基本原則を覆す両面カード(変身する両面カード)。
新能力語は陰鬱、新キーワード処理は格闘(を行う)と変身(させる)。また新エンチャント・タイプとして呪いが登場。キーワード能力ではフラッシュバックが再登場している。
- ブースターパックには変則的な稀少度を採用しており、コモンの枠に両面カードが必ず1枚(稀少度はランダム)、基本土地の枠に両面カード用チェックシート(チェックリストカード)が高確率で1枚封入されている。
- これに伴って基本土地の出現率が下がるため、基本土地の絵違いが各4枚から各3枚に減らされている。
- 発表アナウンスに登場したイラストにはリリアナ・ヴェスが描かれており話題となった。
- このイニストラードと次の闇の隆盛では、西洋の忌み数である「13」を随所に意図的に使用している。
主要5種族とその特徴
種族 | 主な色 | 特徴 |
---|---|---|
スピリット | 白青 | 飛行、死んだ人間からのトークン発生 |
ゾンビ | 青黒 | トークン生成、墓地からの復活、墓地から追放する追加コスト |
吸血鬼 | 黒赤 | スリス能力 |
狼男 | 赤緑 | 両面カード |
人間 | 緑白 | 相互強化、装備品、他種族との敵対 |
- 人間の部族カード、赤単色の吸血鬼は今回初めて収録された。狼男も新設されたクリーチャー・タイプである。
事前情報
以下の情報はMark Rosewaterがコラム「State of Design 2011(邦訳:デザイン演説2011)」の中で述べたものである。
- アン・カードの白カードを元にしたカード → 金輪際/Nevermore(Look at Me, I'm the DCIが元)
- 過去のどのトークン生成呪文よりも多くのクリーチャー・トークンを生成するソーサリー(ただしXや生成数が変動する呪文は除く) → 忌むべき者の軍団/Army of the Damned(13体)
- すべてのクリーチャーをコストを支払わずに使えるようにするエンチャント → 屋根の上の嵐/Rooftop Storm
- 13点のダメージを複数のクリーチャーに与えられる1マナ呪文(13点をそれぞれ与えるのだ) → 冒涜の行動/Blasphemous Act(クリーチャーが8体いると1マナ)
- 有名なホラーの物語に触発された、多くの(2、3枚ではない)カード群
- 敗北を勝利にするカード → 研究室の偏執狂/Laboratory Maniac(ライブラリーアウトを勝利にする)
- 2マナで毎ターン2/2クリーチャーを生成する2マナのクリーチャー → 縫い師の見習い/Stitcher's Apprentice
- ライフ総量を、今まで交換できたことのないある値と交換するカード → 解放の樹/Tree of Redemption(タフネスと交換する)
- 忠誠度能力を5つ持つプレインズウォーカー → 情け知らずのガラク/Garruk Relentless(両面合わせて5つ)
構築済みデッキ
エントリーセット
- 幽体軍団/Spectral Legions (白青)
- 不気味な猛攻/Eldritch Onslaught (青赤)
- 死の領地/Deathly Dominion (黒緑)
- 血の謝肉祭/Carnival of Blood (黒赤)
- 暗黒の撃退/Repel the Dark (緑白)
イベントデッキ
- 戦線維持/Hold the Line (白)
- 食い尽くす死/Deathfed (緑青タッチ黒)
パッケージ・イラスト
- ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
- 情け知らずのガラク/Garruk Relentless
- クルーイン峡の恐怖/Terror of Kruin Pass
- オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren
- 血の贈与の悪魔/Bloodgift Demon
デザイン
- デザイン・チーム - Mark Rosewater (リード)、Richard Garfield、Jenna Helland、Graeme Hopkins、Tom LaPille
- デベロップ・チーム - Erik Lauer (リード)、Mark Gottlieb、David Humpherys、Tom LaPille、Adam Lee、Kenneth Nagle
関連リンク
- イニストラード(マジック英語公式日本語版 セット特設サイト)
- 製品情報 (WotC日本公式)
- カードギャラリー(WotC)
- Announcing Innistrad/イニストラード (Magic Arcana、2011年3月14日、文:Monty Ashley)
- Innistrad Trailer/日本語字幕版 (イニストラード 予告編)
- Innistrad at PAX (DailyMTG.com、文:Kelly Digges)
- Creating the Art of Innistrad (DailyMTG.com、文:Jeremy Jarvis)
- Innistrad Prerelease Primer (DailyMTG.com、文:Tim Willoughby)
- Innistrad From the Top (DailyMTG.com、文:Jenna Helland)
- よ~いドン!(Making Magic 2018年12月10日) - セット開発の基本的な発想について
- 『イニストラード』デザイン提出文書(Making Magic 2021年8月23日)
参考
- イニストラード カードリスト (Wisdom Guild)
- カード個別評価:イニストラード
- カードセット一覧
- ミラディンの傷跡ブロック(ミラディンの傷跡 - ミラディン包囲戦 - 新たなるファイレクシア) - 基本セット2012
- イニストラード・ブロック(イニストラード - 闇の隆盛 - アヴァシンの帰還) - 基本セット2013
- ラヴニカへの回帰ブロック(ラヴニカへの回帰 - ギルド門侵犯 - ドラゴンの迷路) - 基本セット2014