粗石の魔道士/Trinket Mage
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[[フィフス・ドーン]]での初出時は[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]](のちに[[禁止カード|禁止]])や[[真髄の針/Pithing Needle]]、[[仕組まれた爆薬/Engineered Explosives]]といったほぞカードのサーチ手段として活躍。特に[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]とは抜群の[[シナジー]]を発揮し、複数枚デッキに入れたくないこのカードをサーチできるのみならず、ライブラリーを[[切り直す]]機会も得ることができる。[[相殺/Counterbalance]]もあわせて、[[相殺コントロール]]ではほぼ必須カードとして扱われていた。それ以外にも[[テゼレッター]]で[[求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker]]とともにアーティファクトサーチに活用された。 | [[フィフス・ドーン]]での初出時は[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]](のちに[[禁止カード|禁止]])や[[真髄の針/Pithing Needle]]、[[仕組まれた爆薬/Engineered Explosives]]といったほぞカードのサーチ手段として活躍。特に[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]とは抜群の[[シナジー]]を発揮し、複数枚デッキに入れたくないこのカードをサーチできるのみならず、ライブラリーを[[切り直す]]機会も得ることができる。[[相殺/Counterbalance]]もあわせて、[[相殺コントロール]]ではほぼ必須カードとして扱われていた。それ以外にも[[テゼレッター]]で[[求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker]]とともにアーティファクトサーチに活用された。 | ||
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*日本語[[カード名]]は[[誤訳]]の可能性がある。'''Trinket'''は「ささやかな装身具、ちゃちなアクセサリー」を指すが、'''粗石'''は(あまり使われないが)「大きい石ころ」ぐらいの意味。[[#関連カード]]との並びも考えると前者が適切。 | *日本語[[カード名]]は[[誤訳]]の可能性がある。'''Trinket'''は「ささやかな装身具、ちゃちなアクセサリー」を指すが、'''粗石'''は(あまり使われないが)「大きい石ころ」ぐらいの意味。[[#関連カード]]との並びも考えると前者が適切。 | ||
**Trinketは安いアクセサリーから転じてそれに付ける安い宝石も指すため、この意味を取って「粗石」を造語したのかもしれないが、前述のとおり既に存在する単語である。 | **Trinketは安いアクセサリーから転じてそれに付ける安い宝石も指すため、この意味を取って「粗石」を造語したのかもしれないが、前述のとおり既に存在する単語である。 | ||
− | **[[開発部]]用語として「粗石文/Trinket Text」がある<ref>[https://magic.wizards.com/en/node/657631 開発部語辞典・増補版]([[Making Magic]] | + | **[[開発部]]用語として「粗石文/Trinket Text」がある<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/few-more-words-rd-2013-06-10 A Few More Words from R&D]/[https://magic.wizards.com/en/node/657631 開発部語辞典・増補版]([[Making Magic]] 2013年6月19日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>が、こちらの訳も引きずられている。 |
**[[小物作りの達人/Master Trinketeer]]や[[小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief]]など、後のカードでは「小物」が[[テンプレート|定訳]]になったようだ。 | **[[小物作りの達人/Master Trinketeer]]や[[小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief]]など、後のカードでは「小物」が[[テンプレート|定訳]]になったようだ。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
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*[[戦利品の魔道士/Trophy Mage]] - マナ総量が3のアーティファクトをサーチする。([[霊気紛争]]) | *[[戦利品の魔道士/Trophy Mage]] - マナ総量が3のアーティファクトをサーチする。([[霊気紛争]]) | ||
*[[捧げ物の魔道士/Tribute Mage]] - マナ総量が2のアーティファクトをサーチする。([[モダンホライゾン]]) | *[[捧げ物の魔道士/Tribute Mage]] - マナ総量が2のアーティファクトをサーチする。([[モダンホライゾン]]) | ||
+ | *[[発見の魔道士/Trove Mage]] - [[ライブラリーの一番上]]から10枚にあるアーティファクトを[[抽出]]する。[[MTGアリーナ]]専用。([[アルケミー:ドミナリア]]) | ||
==参考== | ==参考== | ||
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+ | *[[サーチカード]] | ||
*[[カード個別評価:ミラディンの傷跡]] / ミラディン陣営 - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:ミラディンの傷跡]] / ミラディン陣営 - [[アンコモン]] | ||
*[[カード個別評価:フィフス・ドーン]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:フィフス・ドーン]] - [[コモン]] | ||
*[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - 旧枠加工カード | *[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - 旧枠加工カード |
2022年10月22日 (土) 21:05時点における版
ETB能力でライブラリーからほぞカードを持ってくるクリーチャー。
3マナ2/2の標準サイズを持ちつつカード・アドバンテージも稼げる。ほぞを多用するトイソルジャーのようなデッキはもちろん、アーティファクト・土地を含むコントロールデッキでもその汎用性が発揮される。青単色で土地をサーチできるのはうれしい。
フィフス・ドーンでの初出時は頭蓋骨絞め/Skullclamp(のちに禁止)や真髄の針/Pithing Needle、仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesといったほぞカードのサーチ手段として活躍。特に師範の占い独楽/Sensei's Divining Topとは抜群のシナジーを発揮し、複数枚デッキに入れたくないこのカードをサーチできるのみならず、ライブラリーを切り直す機会も得ることができる。相殺/Counterbalanceもあわせて、相殺コントロールではほぼ必須カードとして扱われていた。それ以外にもテゼレッターで求道者テゼレット/Tezzeret the Seekerとともにアーティファクトサーチに活用された。
ミラディンの傷跡でアンコモンに格上げされて再録。再録時のスタンダードでは、復讐蔦/Vengevineを戦場に出すための0マナのアーティファクト・クリーチャー、除去の脆い彫像/Brittle Effigy、マナ基盤の永遠溢れの杯/Everflowing Chalice、回復+ライブラリー修復の不死の霊薬/Elixir of Immortality、フィニッシャーのキマイラ的大群/Chimeric Massなどをシルバーバレット的にサーチするユーティリティカードとして活躍している。
ヴィンテージでもBlack Lotusや各種Moxを持ってこられるうえ、標準サイズであるため、それなりに強力なサーチカードとして扱われる。
- ETB能力持ちのウィザードであるため、激浪の研究室/Riptide Laboratoryとの相性のよさも見逃せない。
- 統率者戦においてもよく採用される。同フォーマットにおける必須カードに近い存在である太陽の指輪/Sol Ringをサーチできる点が大きい。
- 巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrollsや儀式の大魔導師、イナーラ/Inalla, Archmage Ritualistのようなウィザードを参照する統率者とは特筆すべき相性を誇る。
- 日本語カード名は誤訳の可能性がある。Trinketは「ささやかな装身具、ちゃちなアクセサリー」を指すが、粗石は(あまり使われないが)「大きい石ころ」ぐらいの意味。#関連カードとの並びも考えると前者が適切。
- Trinketは安いアクセサリーから転じてそれに付ける安い宝石も指すため、この意味を取って「粗石」を造語したのかもしれないが、前述のとおり既に存在する単語である。
- 開発部用語として「粗石文/Trinket Text」がある[1]が、こちらの訳も引きずられている。
- 小物作りの達人/Master Trinketeerや小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thiefなど、後のカードでは「小物」が定訳になったようだ。
関連カード
いずれもカード名がTr-で始まり、人間・ウィザードのクリーチャー・タイプを持つ、青の3マナ2/2のクリーチャーである。
- 宝物の魔道士/Treasure Mage - マナ総量が6以上のアーティファクトをサーチする。(ミラディン包囲戦)
- 戦利品の魔道士/Trophy Mage - マナ総量が3のアーティファクトをサーチする。(霊気紛争)
- 捧げ物の魔道士/Tribute Mage - マナ総量が2のアーティファクトをサーチする。(モダンホライゾン)
- 発見の魔道士/Trove Mage - ライブラリーの一番上から10枚にあるアーティファクトを抽出する。MTGアリーナ専用。(アルケミー:ドミナリア)
参考
- ↑ A Few More Words from R&D/開発部語辞典・増補版(Making Magic 2013年6月19日 Mark Rosewater著)
- サーチカード
- カード個別評価:ミラディンの傷跡 / ミラディン陣営 - アンコモン
- カード個別評価:フィフス・ドーン - コモン
- カード個別評価:時のらせんリマスター - 旧枠加工カード