才能の試験/Test of Talents
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2022年4月26日 (火) 14:45時点における版
インスタント
インスタントかソーサリーである呪文1つを対象とする。それを打ち消す。それのコントローラーの墓地と手札とライブラリーから、その呪文と同じ名前を持つ望む数のカードを探し、追放する。そのプレイヤーはライブラリーを切り直し、その後、これにより自分の手札から追放されたカードと同数のカードを引く。
打ち消したインスタントやソーサリーと同名のカードを根こそぎ追放できるインスタント。
鎮圧/Quashの亜種。色マナを含めて2マナ軽くなったが、失われた遺産/Lost Legacyや漂流自我/Unmoored Ego同様、ハンド・アドバンテージが補填されるリスクを負う。とはいえ、特定の呪文をシャットアウトできるのがどれだけ強力なのかについては、歴代の同系統のカードを見れば一目瞭然。対象がインスタントやソーサリーに限られるものの、シングルシンボルの2マナと非常に軽いため、汎用性も決して低くはない。
フィニッシャー級の呪文や破壊の標/Beacon of Destruction・運命のきずな/Nexus of Fateのように再利用を前提とした呪文は当然ながら、ミラーマッチでのカウンター呪文や耕作/Cultivateや選択/Optのように通常なら「その次の呪文」を狙うのがセオリーのサポート系呪文を拙速気味に打ち消してゆくだけでも後々大きなアドバンテージを生み出しうる。難破船の探知者/Shipwreck Dowserや柱落としの番人/Pillardrop Wardenなどの墓地回収カードと組み合わせて連射してゆくのも対戦相手のデッキ次第では十分な威力を示すことだろう。
スタンダードではスゥルタイ根本原理や、サイクリングデッキの天頂の閃光/Zenith Flare対策にサイドボードに採用するデッキが多かった。ローテーション後もイゼット天啓のアールンドの天啓/Alrund's Epiphanyや記憶の氾濫/Memory Delugeを潰すために採用される。世界選手権21ではイゼット・ドラゴンなども含む天啓デッキがトップメタになることを見越して、イゼット天啓自身がメインデッキから採用してきた。
ルール
- 鎮圧/Quash同様、打ち消されない呪文であっても対象に取ることができさえすれば他の同名カードを追放できる。
- 出来事を打ち消しても、打ち消したカードを含む当事者カードは追放できない。参照する名前は出来事の名前であり、スタック以外の領域にある当事者カードは出来事の特性は持たないからである。モードを持つ両面カードの第2面を選んだ呪文を打ち消しても同様。
- サイドボードの講義など、ゲームの外部のカードまでは追放できない。
- 同名カードを探す際に、見つからなかったものとしてよい。状況によっては手札に同名カードがあっても見つからなかったことにして、新たなカードをデッキから引かせない方がよい場合もある。