除去

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例えば[[吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage]]は、[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の上の[[忠誠カウンター]]や、0/0のクリーチャーの上の[[+1/+1カウンター]]を取り除くことで結果的にそれらを除去することができる。
  
 
[[骨塚のワーム/Boneyard Wurm]]のようにタフネスが[[墓地]]の枚数に依存するクリーチャーは、[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]]などで墓地のカードをなくしてしまえば結果的に除去することができる。
 
[[骨塚のワーム/Boneyard Wurm]]のようにタフネスが[[墓地]]の枚数に依存するクリーチャーは、[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]]などで墓地のカードをなくしてしまえば結果的に除去することができる。
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[[白]]では[[戦闘]]に参加しているクリーチャーのみにダメージを与える[[レンジストライク]]が多い。
  
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[[緑]]では[[飛行]]を持つクリーチャーのみにダメージを与える[[飛行対策カード]]がほとんどであったが、[[格闘]]や[[噛みつき]]も与えられるようになった。
  
 
[[青]]では[[心霊破/Psionic Blast]]など、黎明期にわずかにあったのみである。
 
[[青]]では[[心霊破/Psionic Blast]]など、黎明期にわずかにあったのみである。

2022年2月18日 (金) 06:56時点における版

除去/Removalとは、パーマネント墓地などの領域へ移したり、自分に害の無い状態にしたりするために使える呪文能力、その効果や処理のこと。

目次

解説


Fiery Intervention / 焦熱の介入 (4)(赤)
ソーサリー

以下から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体を対象とする。焦熱の介入はそれに5点のダメージを与える。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。


パーマネント、すなわち戦場にあるものに対して使われるのが除去である。手札破壊ライブラリー破壊などは除去とは言われない。

何を除去するかによって呼び分けられる。主に「クリーチャー除去」「アーティファクト除去」「エンチャント除去」など。ただし土地に関しては通例「土地除去」ではなく土地破壊と呼ぶ。

何の断りもなく「除去」という単語が使われる場合、多くはクリーチャーを除去できるものを指す。アタッカーを除去して自分のライフを守る、ブロッカーを除去して自分の攻撃を通しやすくする、システムクリーチャーを除去する、など状況によってさまざまな目的で使うことができる。コントロールデッキリミテッドでは特に重視される。また、クリーチャーが持つ除去耐性も重視される。

除去の多くは単体除去であるが、中には複数を除去できるものや全体除去と呼ばれるものもある。

破壊や追放


Abrupt Decay / 突然の衰微 (黒)(緑)
インスタント

この呪文は打ち消されない。
マナ総量が3以下の土地でないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。



Celestial Purge / 天界の粛清 (1)(白)
インスタント

黒か赤のパーマネント1つを対象とし、それを追放する。



Beast Within / 内にいる獣 (2)(緑)
インスタント

パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークン1体を生成する。


パーマネントは大抵、破壊追放によって除去される。

一方でクリーチャーは、破壊や追放以外にもいくつかの方法で除去されうる。

引き換えに、コントローラー土地トークンなどを与えてしまうものも存在する。

確定除去


Murder / 殺害 (1)(黒)(黒)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。


「クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。」などのように特に無条件で除去できるものは俗に確定除去と呼ばれる。

マナ・コストタフネスといった特性によって左右されないのが強みである。

に最も多い。クリーチャーに対する確定除去呪文の一覧は殺害/Murderなどを参照。

一時的な除去


Banishing Light / 払拭の光 (2)(白)
エンチャント

払拭の光が戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とする。払拭の光が戦場を離れるまで、それを追放する。


払拭の光/Banishing Lightのように、一時的に追放する能力を持つカードがある。それらも「除去」と呼ばれる。こちらは主に

生け贄


Diabolic Edict / 悪魔の布告 (1)(黒)
インスタント

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げる。


布告のように、パーマネントを生け贄に捧げさせる能力を持つカードがある。布告を参照。

間接的な除去


Vampire Hexmage / 吸血鬼の呪詛術士 (黒)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) シャーマン(Shaman)

先制攻撃
吸血鬼の呪詛術士を生け贄に捧げる:パーマネント1つを対象とする。それの上に置かれているすべてのカウンターを取り除く。

2/1

例えば吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmageは、プレインズウォーカーの上の忠誠カウンターや、0/0のクリーチャーの上の+1/+1カウンターを取り除くことで結果的にそれらを除去することができる。

骨塚のワーム/Boneyard Wurmのようにタフネスが墓地の枚数に依存するクリーチャーは、トーモッドの墓所/Tormod's Cryptなどで墓地のカードをなくしてしまえば結果的に除去することができる。

トークンは、バウンス明滅などで一時的に戦場から離れるだけでも状況起因処理により消滅する。

このように、間接的に除去のために使えるカードも存在する。

疑似除去


Unsummon / 送還 (青)
インスタント

クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。



Mind Control / 精神の制御 (3)(青)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。



Pacifism / 平和な心 (1)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーでは攻撃もブロックもできない。


場合によってはバウンスコントロール奪取、戦闘への参加の制限(攻撃制限ブロック制限)なども除去として扱われる。これらは擬似除去とも呼ばれる。

クリーチャー除去

元来、破壊をはじめとする除去の多くはクリーチャーに対するものであるが、クリーチャーにはタフネスの値が設定されているため、さらに多くの種類の除去が存在する。

ダメージ


Firespout / 炎渦竜巻 (2)(赤/緑)
ソーサリー

この呪文を唱えるために(赤)が支払われていたなら、炎渦竜巻は飛行を持たない各クリーチャーに3点のダメージを与える。この呪文を唱えるために(緑)が支払われていたなら、炎渦竜巻は飛行を持つ各クリーチャーに3点のダメージを与える。((赤)(緑)が支払われていたなら、両方を行う。)


ダメージを与える呪文能力を特に火力と呼ぶ。に多く、にもドレインなど少量存在する。

では戦闘に参加しているクリーチャーのみにダメージを与えるレンジストライクが多い。

では飛行を持つクリーチャーのみにダメージを与える飛行対策カードがほとんどであったが、格闘噛みつきも与えられるようになった。

では心霊破/Psionic Blastなど、黎明期にわずかにあったのみである。

対象に(主に)1点のダメージを与える能力を持ったパーマネントをティムと呼ぶ。

プレインズウォーカーにダメージを与えられるものも存在する。

修整


Disfigure / 見栄え損ない (黒)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-2/-2の修整を受ける。


タフネスへのマイナス修整を与えるもの、-1/-1カウンターを置くものなどは、単にクリーチャーを弱体化させるばかりでなく除去としても機能する。ほとんどが黒である。

色の役割

以下に各色の役割ごとの特徴を示す。

破壊や追放する形での直接的な除去が少数存在するが、対象に制限がつく、対戦相手アドバンテージを与える、かなり重いなど、なんらかのリスクやデメリットがあるものがほとんど。
戦闘に参加しているクリーチャー限定(レンジストライク)、リセット、オーラによる擬似除去も多い。
バウンスやコントロール奪取、オーラなどによる擬似除去がほとんど。
クリーチャーの除去が最も得意なであり、破壊タフネス修整生け贄の強要であるいわゆる布告による除去など、多くの種類がある。
ダメージによる除去(火力)が多い。
クリーチャーの除去が最も苦手な色であるため、単純な除去は対飛行以外ほとんど不可能である。その代わりに「クリーチャーによるクリーチャー除去」が割り当てられており、イニストラード以降は格闘キーワード処理になった。バジリスク能力および接死を備えたクリーチャーもいる。
また、パーマネントのコントローラートークンを与えてしまうものが散見される。

除去に関する各色の得意分野については、色の役割を参照。

参考

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