Mystery Booster
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[[マジックフェスト]]などの各種イベントで配布される「Convention Edition」と店舗で一般販売される「WPN version」の2種類のパックがあり、パックの15枚目のスロットに設けられた121種類の「スペシャル枠」の内容が異なる。Convention Editionには[[開発部]]がセットの開発時に使うカードを模した「'''R&D Playtest cards'''(開発部プレイテストカード)」が封入されている。WPN versionではそのスロットには1694枚とは別に選ばれた再録の[[プレミアム・カード]]が封入される<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/189038730658/the-store-version-of-mystery-booster-is-it-all Mark RosewaterのBlog]</ref>。 | [[マジックフェスト]]などの各種イベントで配布される「Convention Edition」と店舗で一般販売される「WPN version」の2種類のパックがあり、パックの15枚目のスロットに設けられた121種類の「スペシャル枠」の内容が異なる。Convention Editionには[[開発部]]がセットの開発時に使うカードを模した「'''R&D Playtest cards'''(開発部プレイテストカード)」が封入されている。WPN versionではそのスロットには1694枚とは別に選ばれた再録の[[プレミアム・カード]]が封入される<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/189038730658/the-store-version-of-mystery-booster-is-it-all Mark RosewaterのBlog]</ref>。 | ||
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+ | [[2021年]]8月にConvention Edtionが再版され、[[WPN]]加盟店舗で開催されるイベントでこれを用いたイベントも開催される。ただし一部カードは除外され代わりに一部のカードの出現率が2倍になっている。除外されたカードはいずれも[[Terese Nielsen]]か[[Noah Bradley]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/statement-regarding-noah-bradley-2020-06-22 Statement Regarding Noah Bradley]([[Daily MTG]] 2020年6月22日)</ref>がイラストレーターのカードのため、彼らと[[WotC]]社との関係終了のためと思われる。 | ||
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/unraveling-mystery-booster-2019-11-14 Unraveling the Mystery Booster]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0033445/ 『Mystery Booster』の解明]([[Daily MTG]] 2019年11月14日) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/unraveling-mystery-booster-2019-11-14 Unraveling the Mystery Booster]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0033445/ 『Mystery Booster』の解明]([[Daily MTG]] 2019年11月14日) | ||
*[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033867/ 『Mystery Booster』収録のフォイル仕様カード一覧]([[Daily MTG]] 2020年3月6日) | *[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033867/ 『Mystery Booster』収録のフォイル仕様カード一覧]([[Daily MTG]] 2020年3月6日) | ||
+ | *[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035193/ 店舗イベントとともに『Mystery Booster: Convention Edition』が再びやって来る]([[Daily MTG]] [[2021年]]6月21日) | ||
==脚注== | ==脚注== |
2021年6月30日 (水) 21:50時点における版
Mystery Booster | |
シンボル | - |
略号 | |
コードネーム | Whirlpool |
発売日 | 2020年3月13日 |
セット枚数 | 全1694種類+121種類 |
Mystery Boosterとは、ブースタードラフト向けの再録カード・セットである。2020年3月13日発売。英語版のみ。
目次 |
概要
内容が全く謎のブースター製品として発表され、マジックフェスト・リッチモンドで初めてその内容が公開された。
公式のカオスドラフト用製品とでもいうべきカード・セット。後述の15枚目のスロットを除いたカード総数は通常のセットの5倍以上のボリュームの全1694枚であり、ブースターパックの各スロットに121枚の異なるカードが印刷されたシートがそれぞれ割り振られているため、8人でドラフトをしても同じカードが出現することはほぼ無い。再録されたカードはカードの左下にプレインズウォーカー・シンボルがある以外は再録元のセットと同じ枠、エキスパンション・シンボルやコレクター番号を持つ。オラクルの更新も一切反映されておらず、古いカードの中には懐かしのメカニズムや廃語が含まれることもある。
マジックフェストなどの各種イベントで配布される「Convention Edition」と店舗で一般販売される「WPN version」の2種類のパックがあり、パックの15枚目のスロットに設けられた121種類の「スペシャル枠」の内容が異なる。Convention Editionには開発部がセットの開発時に使うカードを模した「R&D Playtest cards(開発部プレイテストカード)」が封入されている。WPN versionではそのスロットには1694枚とは別に選ばれた再録のプレミアム・カードが封入される[1]。
2021年8月にConvention Edtionが再版され、WPN加盟店舗で開催されるイベントでこれを用いたイベントも開催される。ただし一部カードは除外され代わりに一部のカードの出現率が2倍になっている。除外されたカードはいずれもTerese NielsenかNoah Bradley[2]がイラストレーターのカードのため、彼らとWotC社との関係終了のためと思われる。
R&D Playtest cards
実際のマジックのデザイン中に使用される、仮デザインのテキストが書かれたステッカーを貼りつけたプレイテスト用のカードを模したカード群(カード画像)。これらはMystery Boosterを用いたリミテッドのゲームには使用できるが、カードに書かれているとおり構築フォーマットでは使用できない。なお、枠デザインは実際に開発中に使われているもの(→プロキシ#カードのデザイン中)よりもゲームでの使用に適したデザインへとアレンジが施されている。
その内容は実際に過去に検討されて没になったカードから新たに開発部から募集されたものなど様々で、惜しくも印刷から漏れたようなまともな効果から銀枠ギリギリのものまで存在する。実際にステッカーが貼ってあるわけではなくそれを模した印刷になっており、「上書き」元のカードの枠は貼られたカードに合致するようになっている。カードイラストも開発部の御手製だが、通常のマジックのカードのアーティスト達に敬意を示し、アーティスト名は印刷されてはいない。コレクター番号も印刷されていないが、どちらもGathererには登録されている。また、稀少度はいずれもコモンとして登録されている。
- 一部のカードについては、通常のマジックでイラストを描いているアーティストが手掛けているものもある。
- 開封済のカードを使うリミテッド(キューブドラフトなど)なら構築使用不可に抵触する事なく繰り返し使用可能、とも考えられる。開封済のプレイテストカードを使ったリミテッドを遊んでみるのも一興かもしれない。
- いくつかのカードは後に黒枠カードとして登場した要素を含んでいるものもあり、油断できない。将来のメカニズムの「顔見せ」という点では未来予知のタイムシフトに通じるものがある。
- Enchantmentize → 星々とあるもの/One with the Stars
- Ral's Vanguard → 相棒
- Recycla-bird → キーワード・カウンター
- Witty Demon → 空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad
- Ruff, Underdog Champ → 犬
- Truth or Dare → 切削
- Krosan Adaptation → 石成エンジン/Lithoform Engineなど
- Vazal, the Compleat → ファイレクシアン
- Frogkin Kidnapper → 精鋭呪文縛り/Elite Spellbinder
- Tibalt the Chaoticなど → 片目のガース/Garth One-Eye
内容
パックの封入内容は以下になっている。それぞれのスロットでシートは決まっているため、実質的にセット内のどのカードも稀少度に関わらず封入率は1/121となる(変則的な稀少度)。配分が完全に固定化されているため、どの枠が取られている、どの色が人気など、通常のブースターよりドラフト中に見えてくる情報は多い。
- 2枚の白のコモンかアンコモン
- 2枚の青のコモンかアンコモン
- 2枚の黒のコモンかアンコモン
- 2枚の赤のコモンかアンコモン
- 2枚の緑のコモンかアンコモン
- 1枚の多色のコモンかアンコモン
- 1枚のアーティファクトか土地のコモンかアンコモン
- 基本セット2015より前のカード
- 基本セット2015以後のレアか神話レア
- プレイテスト・カード(Convention Edtion)かプレミアム・カード(WPN Edition)
公式特集ページ
- Mystery Booster Revealed/『Mystery Booster』発表(Daily MTG 2019年11月11日)
- Mystery Booster Playtest Card Artists(Daily MTG 2019年11月11日)
- Mystery Booster Release Notes(Daily MTG 2019年11月11日)
- Unraveling the Mystery Booster/『Mystery Booster』の解明(Daily MTG 2019年11月14日)
- 『Mystery Booster』収録のフォイル仕様カード一覧(Daily MTG 2020年3月6日)
- 店舗イベントとともに『Mystery Booster: Convention Edition』が再びやって来る(Daily MTG 2021年6月21日)
脚注
- ↑ Mark RosewaterのBlog
- ↑ Statement Regarding Noah Bradley(Daily MTG 2020年6月22日)