進化

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|英名=Evolve
 
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2021年6月7日 (月) 22:04時点における版

進化/Evolve
種別 誘発型能力
登場セット ギルド門侵犯
ドラゴンの迷路
モダンホライゾン
モダンホライゾン2
CR CR:702.100

進化(しんか)/Evolveは、ギルド門侵犯で初登場したキーワード能力。他のクリーチャーあなたコントロール下で戦場に出たときに誘発する誘発型能力である。


Adaptive Snapjaw / 順応する跳ね顎 (4)(緑)
クリーチャー — トカゲ(Lizard) ビースト(Beast)

進化(クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのパワーかタフネスがこのクリーチャーよりも大きい場合、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。)

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定義

進化/Evolveは、「クリーチャーが1体あなたコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのパワーがこのクリーチャーよりも大きいか、そのクリーチャーのタフネスがこのクリーチャーよりも大きいか、またはその両方に該当する場合、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。」を意味する。

進化能力の解決の結果としてクリーチャーに+1/+1カウンターを置かれたことを「進化した」と表現する。

解説

ギルド門侵犯でシミック連合/The Simic Combineに割り当てられたキーワード能力。自身より優れたクリーチャーが戦場に出ることで、それに反応して強化されるようなイメージのキーワード能力。

ラヴニカへの回帰ブロックではシミック連合のであるにのみ存在するが、モダンホライゾンでは暴食するナメクジ/Gluttonous Slugが登場した。

進化を持つクリーチャーの多くはパワーかタフネスのどちらかに偏ったP/Tを持ち、進化の条件が満たされやすくなっている。また進化を持つクリーチャーの内のいくつかは、自身に置かれている+1/+1カウンターの数を参照したり、+1/+1カウンターを取り除いたりする能力を持っている。

ラヴニカへの回帰ブロックでは、サブテーマのひとつとなっている防衛持ちクリーチャーとの相性は良好。マナ・コストの割りに高いタフネスを持っているものが多く、誘発条件を満たしやすい。

ルール

  • 戦場に出たクリーチャーが、パワーかタフネスの一方でも進化を持つクリーチャーのものを上回っていればよい。他方が下回るか等しくても問題ない。
  • 進化はif節ルールの制約下にある。そのため誘発時に条件を満たしていなければ誘発することはなく、また解決時にも条件が満たされていなければ+1/+1カウンターは置かれない。
    • 例えば、0/1で進化を持つ雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptorをコントロールしているときに、1/1のクリーチャー2体があなたのコントロール下で同時に戦場に出たとする。このとき戦場に出た2体のパワーの値は、いずれも雲ヒレの猛禽のパワーの値を上回っているため進化が2回誘発する。しかし、一方の進化を解決すると雲ヒレの猛禽は1/2となるため、もう一方を解決する際には進化の条件が満たされておらず、そちらは何も起こらない。結果、雲ヒレの猛禽は+1/+1カウンターが1個しか置かれない。
  • それぞれのパワーとパワー、タフネスとタフネスの値を比較する。パワーとタフネスの値は比較しない。
    • 例えば、6/2で進化を持つ順応する跳ね顎/Adaptive Snapjawをコントロールしているときに、3/1のクリーチャードレイク翼の混成体/Drakewing Krasisがあなたのコントロール下で戦場に出たとする。ドレイク翼の混成体のパワーの値は順応する跳ね顎のパワーの値より小さく、ドレイク翼の混成体のタフネスの値も順応する跳ね顎のタフネスの値より小さいため、進化は誘発しない。ドレイク翼の混成体のパワーの値は跳ね顎のタフネスの値よりも大きいが、これでは条件は満たされない。
  • クリーチャーが進化を複数持っている場合、それぞれが誘発する。
    • ただし、やはり解決時にも条件が満たされている必要があることには注意。
  • 誘発時と解決時のそれぞれで、パワーとタフネスのどちらを参照するかは変わっていても、どちらかが満たされていればよい。
    • 例えば1/1で進化を持つ実験体/Experiment Oneをコントロールしているときに、1/2の大都市のスプライト/Metropolis Spriteが戦場に出たとする。このとき大都市のスプライトのタフネスの値が実験体のタフネスの値を上回っているため、進化が誘発する。その後、進化の解決前に、大都市のスプライトの持つ起動型能力によって大都市のスプライトが+1/-1の修整を受けて2/1になったとする。この場合、進化の解決時には先ほど参照したタフネスの値の大小関係は逆転してしまっているが、今度は大都市のスプライトのパワーの値が実験体のパワーの値を上回っているため、条件は満たされて実験体の上に+1/+1カウンターが置かれる。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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