エルダー・ドラゴン/Elder Dragon
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(タルキールとアルケヴィオスの連中について記述。タルキールの連中の出自について詳細をご存じの方は加筆を願います) |
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[[ドミナリア/Dominaria]]における最初のドラゴンであり、同[[次元/Plane]]の全ドラゴン族の源流とされる者たち。かつては大勢存在していたが[[#訳語|巨竜戦争/Dragon War]]と呼ばれる同族同士で対立し、互いに滅ぼしあった。 | [[ドミナリア/Dominaria]]における最初のドラゴンであり、同[[次元/Plane]]の全ドラゴン族の源流とされる者たち。かつては大勢存在していたが[[#訳語|巨竜戦争/Dragon War]]と呼ばれる同族同士で対立し、互いに滅ぼしあった。 | ||
*[[老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurm#ストーリー|老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurm]]は巨竜戦争で地面に叩き落とされ、資格を剥奪されて、二度と空を飛べなくなったエルダー・ドラゴンだという。 | *[[老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurm#ストーリー|老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurm]]は巨竜戦争で地面に叩き落とされ、資格を剥奪されて、二度と空を飛べなくなったエルダー・ドラゴンだという。 | ||
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*コミック版ダッコン巻末の掌編「The Dragon War」は巨竜戦争を描いたものではなく、この物語におけるドラゴンは[[シヴィトリ・スカーザム/Sivitri Scarzam]]に由来する。 | *コミック版ダッコン巻末の掌編「The Dragon War」は巨竜戦争を描いたものではなく、この物語におけるドラゴンは[[シヴィトリ・スカーザム/Sivitri Scarzam]]に由来する。 | ||
*2007年8月から9月に[[Ben Bleiweiss]]がDragon Warという一連の記事を寄稿しているが、これは[[次元の混乱]]のドラゴンサイクル特集であるため関連は無い([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb124 Dragon War: Intet, the Dreamer!]、[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb125 Dragon War: Numot, the Devastator!]、[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb126 Dragon War: Teneb, the Harvester!]、[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb127 Dragon War: Oros, the Avenger!]、[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb129 Dragon War: Vorosh, the Hunter]参照)。 | *2007年8月から9月に[[Ben Bleiweiss]]がDragon Warという一連の記事を寄稿しているが、これは[[次元の混乱]]のドラゴンサイクル特集であるため関連は無い([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb124 Dragon War: Intet, the Dreamer!]、[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb125 Dragon War: Numot, the Devastator!]、[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb126 Dragon War: Teneb, the Harvester!]、[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb127 Dragon War: Oros, the Avenger!]、[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/bb129 Dragon War: Vorosh, the Hunter]参照)。 | ||
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+ | 次元「[[タルキール/Tarkir]]」のドラゴン達を統べる5体の長。いずれもマナ・コストは[[友好色]]2色から成る。元の世界線である[[タルキール覇王譚]]ではすでに全滅し、伝説上の存在と成り果てていた。[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル]]が時間を遡ってウギンの命を救ったことにより彼らもまた滅びるはずの運命から逃れ、最終的な世界線となる[[タルキール龍紀伝]]ではそれぞれ[[タルキール/Tarkir]]の五氏族を[[龍王/Dragonlord]]として統治している。 | ||
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+ | 次元「[[アルケヴィオス/Arcavios]]」が開闢したときのマナの奔流の中から誕生した5体のドラゴン。'''創始ドラゴン'''/The Founder Dragonsとも呼ばれる。いずれもマナ・コストは[[敵対色]]2色から成る。他の種族が正しく魔法を用いるためには規範が必要だと考え、それぞれの名を冠した5つの大学によって形成される魔法学院「[[ストリクスヘイヴン/Strixhaven]]」を創設。現在は大学の運営を学部長たちに任せ、アルケヴィオスの大空を遊弋している。 | ||
==訳語== | ==訳語== |
2021年4月24日 (土) 18:43時点における版
エルダー・ドラゴン/Elder Dragonは、レジェンド初出のドラゴン族。
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解説
ドミナリアのエルダー・ドラゴン達
ドミナリア/Dominariaにおける最初のドラゴンであり、同次元/Planeの全ドラゴン族の源流とされる者たち。かつては大勢存在していたが巨竜戦争/Dragon Warと呼ばれる同族同士で対立し、互いに滅ぼしあった。
- 老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurmは巨竜戦争で地面に叩き落とされ、資格を剥奪されて、二度と空を飛べなくなったエルダー・ドラゴンだという。
巨竜戦争の生存者
巨竜戦争の生存者は以下の5体。
- ニコル・ボーラス/Nicol Bolas
- 最古老のエルダー・ドラゴンであり最古のプレインズウォーカー/Planeswalkerであると称するドラゴン。ウルザ/Urza誕生の2万年以上昔に生まれている。
- クロミウム/Chromium
- 暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadi
- パラディア=モルス/Palladia-Mors
- アルカデス・サボス/Arcades Sabboth
この5体もそれぞれのストーリーで死亡が確認あるいは死亡したと考えられている。時のらせん以降では、復活したニコル・ボーラスとウギン/Uginの2体がエルダー・ドラゴンの生き残りである。
第6の生存者
上記の5体の他にもう1体のエルダー・ドラゴンがいる。それがピルー/Piruである。
ピルーは6番目のエルダー・ドラゴンとして既刊コミックで予告された後、コミック版黒き剣のダッコンに登場。クロミウムと共にダッコン/Dakkonと戦うが黒き剣で殺される。コミックのみの登場のためか存在を無視されることが多かった。
『ドミナリア』のストーリーでは、ダッコンがエルダー・ドラゴンを討ったエピソードが伝説として残っており、ピルーの名が語られている。[1][2]
その他のエルダー・ドラゴン
上記以外にも名前の判明しているエルダー・ドラゴンが存在する。
- ウギン/Ugin
- 基本セット2019のストーリーで、ニコル・ボーラスとウギンは同じ卵から生まれた双子の兄弟であることが明かされた。さらにこの2体は他の4体のエルダー・ドラゴンより後に生まれたとされている[3]。
- メレヴィア・サール/Merrevia Sal
- ボーラスやウギンが生まれる少し前に誕生した雌のエルダー・ドラゴン。誕生直後に人間の狩人と犬の集団に戦いを挑んだが返り討ちにされ死亡した。
エルダー・ドラゴンの名前
エルダー・ドラゴンの名前は本名ではない。「寿命ある者たちの言葉(mortal speak)」から本名に近い意味を取ってきたものであり、真の名前はドラゴンだけが知っている。例えば、「クロミウム/Chromium」は愛称で、本名は「クロミウム・ルエル/Chromium Rhuell」という。
クロミウム・ルエルのように、基本的に二つの名前を持って生まれる。ニコルとウギンは双子で生まれたため、それぞれ一つの名前のみ持っていたが、ニコルは後に「ボーラス/Bolas」という二つ目の名前を自分で付け加えた。
- Steve Conardはエルダー・ドラゴンの名前について質問を受け2002年1月に回答している(→November 10, 2008 – Ask Wizards Classic参照)。
- それによると上述の設定に加えて、名前の由来がラテン語であると認めた上で、特定の出典先からそのまま引用したわけではなく、何らかの文学作品でほぼ一致するものがあっても別段おかしくはない、と説明している。
- また、その質問者以前にもラテン語の専門家から手紙を受けたことがあり、手紙には「それぞれの名前を研究し、(1体の名前だけには困惑したものの)、開発陣の博識ぶりに感銘した」旨が書かれてあった。しかし、Steve Conardは“ただの作り物だ”と知らせるために返事を送る勇気を絞り出せなかった、と明かしている。
設定の起源と公式情報
巨竜戦争を含めたエルダー・ドラゴン関連の設定は、レジェンドのデザイナー、Steve Conardの構想が基盤となっていて、彼のダンジョンズ&ドラゴンズのキャンペーン設定が大元にある(→Wizards Presents: Richard Garfield Q&A ~ Chat Transcript、Card of the Day - 2003/05/01参照)。
Steve Conardの構想のこぼれ話あるいは隠し設定としてチャットやファンサイトなどで繰り返し語られてきたものの、コミック版エルダー・ドラゴンやニコル・ボーラスの登場する小説で詳細には記述されていなかった(断片的な記述、匂わせるような記述のみ)。そういった経緯から、厳密な事実に基づいた考察から完全な二次創作の範囲まで、情報が錯綜しているのが現状である。
巨竜戦争については公式サイトを見ると、老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurmのフレイバー・テキスト案としてSteve Conardが提出したテキストに原型を探ることができる(Card of the Day - 2003/04/29参照)。しかしコンフラックス発売後の現在、確認できる情報はそれ以外にニコル・ボーラスの紹介ページ[4]があるのみである。
- コミック版ダッコン巻末の掌編「The Dragon War」は巨竜戦争を描いたものではなく、この物語におけるドラゴンはシヴィトリ・スカーザム/Sivitri Scarzamに由来する。
- 2007年8月から9月にBen BleiweissがDragon Warという一連の記事を寄稿しているが、これは次元の混乱のドラゴンサイクル特集であるため関連は無い(Dragon War: Intet, the Dreamer!、Dragon War: Numot, the Devastator!、Dragon War: Teneb, the Harvester!、Dragon War: Oros, the Avenger!、Dragon War: Vorosh, the Hunter参照)。
タルキールのエルダー・ドラゴン達
次元「タルキール/Tarkir」のドラゴン達を統べる5体の長。いずれもマナ・コストは友好色2色から成る。元の世界線であるタルキール覇王譚ではすでに全滅し、伝説上の存在と成り果てていた。サルカン・ヴォルが時間を遡ってウギンの命を救ったことにより彼らもまた滅びるはずの運命から逃れ、最終的な世界線となるタルキール龍紀伝ではそれぞれタルキール/Tarkirの五氏族を龍王/Dragonlordとして統治している。
アルケヴィオスのエルダー・ドラゴン達
次元「アルケヴィオス/Arcavios」が開闢したときのマナの奔流の中から誕生した5体のドラゴン。創始ドラゴン/The Founder Dragonsとも呼ばれる。いずれもマナ・コストは敵対色2色から成る。他の種族が正しく魔法を用いるためには規範が必要だと考え、それぞれの名を冠した5つの大学によって形成される魔法学院「ストリクスヘイヴン/Strixhaven」を創設。現在は大学の運営を学部長たちに任せ、アルケヴィオスの大空を遊弋している。
訳語
「Elder Dragon」はクロニクルのクリーチャー・タイプ(の一部)で「エルダー・ドラゴン」と訳される。コンフラックスに合わせた記事でも同様である[4]。
「Dragon War」は「巨竜戦争」と訳されている[4]。
参考
- ↑ Return to Dominaria: Episode 1/ドミナリアへの帰還 第1話
- ↑ Return to Dominaria: Episode 5/ドミナリアへの帰還 第5話
- ↑ Chronicle of Bolas: The Twins/ボーラス年代記:双子と双子
- ↑ 4.0 4.1 4.2 ニコル・ボーラス(マジック英語公式日本語版 ストーリー / プレインズウォーカー)