切削
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2020年7月4日 (土) 15:49時点における版
切削(せっさく)/Millはキーワード処理の1つ。
Teferi's Tutelage / テフェリーの後見 (2)(青)
エンチャント
エンチャント
テフェリーの後見が戦場に出たとき、カードを1枚引き、その後カード1枚を捨てる。
あなたがカードを1枚引くたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚切削する。(そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上からカードを2枚自分の墓地に置く。)
Carrion Grub / 屍肉地虫 (3)(黒)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
クリーチャー — 昆虫(Insect)
屍肉地虫は+X/+0の修整を受ける。Xは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの中で最大のパワーに等しい。
屍肉地虫が戦場に出たとき、カードを4枚切削する。(あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚あなたの墓地に置く。)
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定義
プレイヤーがカードをN枚切削する/mill N cardsとは、「そのプレイヤーのライブラリーの一番上から、カードをN枚そのプレイヤーの墓地に置く。」を意味する。
解説
基本セット2021で新しく制定されたキーワード処理。それまで「ライブラリーの一番上からカードをN枚墓地に置く」と書かれていたものがキーワードとなった。基本セット2021発売に伴うオラクル更新によって、多数のカードが切削を用いたルール文章に変更された[1]。死亡や生成などと同様、書式が変わっただけで機能上の変化はない。ただし、切削することを参照する効果の影響を受けるようになる。
- 切削を参照するカードとして文飾衒才のブルバック/Bruvac the Grandiloquentが存在する。
- 俗に「削る」と呼ばれていたライブラリー破壊をキーワード処理化したもの。開発部は以前にこれをキーワード処理に置き換えることを検討したが、あまり直感的でないという理由から見送られていた[2]。
- 日本語版では、「削る」に複数の意味があったため(削るを参照)、「切削」という語が充てられた[3]。
- 制定に先立って、R&D Playtest cardsのTruth or Dareで一足早く登場していた。
ルール
- プレイヤーのライブラリーにあるカードの枚数よりも多い枚数のカードを切削するなら、そのプレイヤーは自分のライブラリーのカードをすべて墓地に置く。
- 例:不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkableはカードを10枚切削する。ライブラリーが9枚以下なら、そのすべてを切削する。
- コストの支払いなどで自分のライブラリーにあるカードの枚数よりも多い枚数のカードを切削するかどうかの選択を行う場合は、そのプレイヤーは切削するという選択を行うことはできない。
- 例:腐敗農場の骸骨/Rot Farm Skeletonの起動型能力は、起動コストとしてカードを4枚切削する。あなたのライブラリーが3枚以下ならば起動できない。
- 霧の用心/Heed the Mistsなどの「切削されたカード/milled card」を参照する効果は、その領域が公開領域である限り、ライブラリーから移動した領域にあるそのカードを見つけることができる。
- 能力が切削された単一のカードの情報をチェックする場合、複数枚のカードが切削されていたら、その能力はその切削されたすべてのカードを参照する。その能力が切削されたカードの特性や点数で見たマナ・コストなどの情報を参照する場合、複数の回答を得る。それらの回答が変数の値を定める場合、それらの回答の合計を用いる。能力が「そのカード/the card」に何らかの処理を行なう場合、その処理を切削されたすべてのカードに行なう。能力が「カード1枚/a card」に何らかの処理を行なう場合、その能力のコントローラーが影響を受けるカードを選ぶ。
- 例:霧の用心/Heed the Mistsは、1枚切削し、その点数で見たマナ・コストに等しいカードを引く。対戦相手の文飾衒才のブルバック/Bruvac the Grandiloquentによって2枚切削された場合、2枚の点数で見たマナ・コストの合計に等しいカードを引く。
脚注
- ↑ 『基本セット2021』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)/Core Set 2021 Update Bulletin(News 2020年6月23日 Eli Shiffrin著)
- ↑ Say When/「いつ」の話(Making Magic 2014年12月8日 Mark Rosewater著)
- ↑ Core Set 2021 and Jumpstart Release Notes/『基本セット2021』&『Jumpstart』リリースノート(Feature 2020年6月20日 Eli Shiffrin著)
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.13 切削する/Mill
- 701.13a プレイヤーが何枚かのカードを切削するとは、そのプレイヤーが自分のライブラリーからその枚数のカードを自分の墓地に置くことである。
- 701.13b プレイヤーは、自分のライブラリーにあるより多い枚数のカードを切削することはできない。それが選択であるなら、そうすることを選択することはできない。それが指示であるなら、可能な限りの枚数を切削する。同様に、自分のライブラリーにあるより多い枚数のカードを切削することを含むコストを支払うことはできない。
- 701.13c 切削されたカードに言及する効果は、ライブラリーから移動した先の領域が公開領域であれば、その領域でそのカードを見ることができる。
- 701.13d 能力が切削された単一のカードの情報をチェックする場合、複数枚のカードが切削されていたら、その能力はその切削されたすべてのカードを参照する。その能力が切削されたカードの特性やマナ総量などの情報を参照する場合、複数の回答を得る。それらの回答が変数の値を定める場合、それらの回答の合計を用いる。能力が「その」カードに何らかの処理を行う場合、その処理を切削されたすべてのカードに行う。能力がカード「1枚」に何らかの処理を行う場合、その能力のコントローラーが影響を受けるカードを選ぶ。
- 701.13 切削する/Mill
- 701 キーワード処理