スーパートランプル

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'''スーパートランプル'''(''Supertrample'')は、「~は、それが[[ブロック(ルール用語)|ブロック]]されなかった[[かのように]]その[[戦闘ダメージ]]を割り振られる」という能力の呼称。日本ではスーパートランプルを持つ[[クリーチャー]]の代表格である[[茨の精霊/Thorn Elemental]]にちなんで、'''茨能力'''、'''ソーントランプル'''、'''スルートランプル'''などと呼ばれることもある。
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'''スーパートランプル'''(''Supertrample'')は、「~は、それが[[ブロック(ルール用語)|ブロック]]されなかった[[かのように]]その[[戦闘ダメージ]]を割り振られる」という能力の呼称。日本ではスーパートランプルを持つ[[クリーチャー]]の代表格である[[茨の精霊/Thorn Elemental]]にちなんで、'''茨能力'''、'''ソーントランプル'''、'''スルートランプル'''などと呼ばれることもある。[[Magic: The Gathering Arena]]では公式に'''邁進'''/''Unstoppable''という名称が付けられている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033877/ MTGアリーナ:パッチノート 1.06.00.00 (2020年3月12日)]</ref>。
  
 
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*[[捕食の焦点/Predatory Focus]]
 
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2020年3月13日 (金) 16:46時点における版

スーパートランプル(Supertrample)は、「~は、それがブロックされなかったかのようにその戦闘ダメージを割り振られる」という能力の呼称。日本ではスーパートランプルを持つクリーチャーの代表格である茨の精霊/Thorn Elementalにちなんで、茨能力ソーントランプルスルートランプルなどと呼ばれることもある。Magic: The Gathering Arenaでは公式に邁進/Unstoppableという名称が付けられている[1]


Thorn Elemental / 茨の精霊 (5)(緑)(緑)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

あなたは茨の精霊の戦闘ダメージを、これがブロックされなかったかのように割り振ってもよい。

7/7


Gurzigost / ガージゴスト (3)(緑)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)

あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるカードを2枚、あなたのライブラリーの一番下に置かないかぎり、ガージゴストを生け贄に捧げる。
(緑)(緑),カードを1枚捨てる:あなたは「このターン、ガージゴストは、それがブロックされなかったかのようにその戦闘ダメージを割り振る」ことを選んでもよい。

6/8

解説

ポータル系列に収録するために、トランプルを分かりやすく改良した能力である。トランプルは、いったんブロック・クリーチャー致死ダメージ割り振る必要があるが、スーパートランプルは致死ダメージを割り振ることなく、すべての戦闘ダメージをそのまま防御プレイヤー攻撃先のプレインズウォーカーに与えることができる。ただし、ダメージをブロック・クリーチャーと防御側プレイヤーに同時に割り振ることができないため、名前とは裏腹にトランプルと上位互換の関係にはならない。

スーパートランプルを持つクリーチャーや与える呪文のほとんどであるが、にも一時的にスーパートランプルを与える呪文策略/Outmaneuverがある。

第6版から第8版までの間、基本セットでトランプルが扱われなくなったため、緑の回避能力の新しい形として第7版・第8版でスーパートランプルを持つクリーチャーが再録された。

  • 「Supertrample」は公式サイト(Morningtide Update Bulletin)で用いられた呼称で、それ以前は「new trample(新トランプル)」、「slimmed-down version of trample(簡易版トランプル)」、「Thorn Elemental ability(茨の精霊能力)」などと毎回呼び方はまちまちである。

ルール

茨の精霊/Thorn Elementalのようにスーパートランプルを常在型能力で持っている場合と、捕食の焦点/Predatory Focusガージゴスト/Gurzigostのようにスーパートランプルを呪文や起動型能力で与える場合では、やや挙動が異なる。

  • 戦闘ダメージが「ブロックされなかったかのように割り振る」かを選ぶのは、常在型能力の場合は戦闘ダメージを割り振るときであり、呪文や起動型能力の場合はその解決時である。
    • そのクリーチャーがさらに二段攻撃を持つ場合、常在型能力の場合はそれぞれのタイミングでどちらにダメージを割り振るか選ぶことができる。呪文や起動型能力の場合は、解決時にすでにブロックされなかったかのように割り振るかが決定されているので、分けることはできない。
    • 防御プレイヤーがバンド持ちクリーチャーでブロックしたり、守備隊形/Defensive Formationを戦場に出している場合、常在型能力のスーパートランプルに対しては防御プレイヤーが割り振り変更の選択権を得ることができる(呪文や起動型能力の場合のスーパートランプルに対してはできない)。これらは戦闘ダメージの割り振りのルールを変更する能力であるため。
  • CR:510.1cで規定されている「攻撃クリーチャーがブロックされたが、戦闘ダメージ・ステップにそれをブロックしているブロック・クリーチャーが1体もいない場合、その攻撃クリーチャーは戦闘ダメージを割り振らない」というルールがあるが、これはスーパートランプルを持つ攻撃クリーチャーがプレイヤーないしプレインズウォーカーにダメージを与えることを選んだ場合についても適用されるわけではない(問題なくダメージを与えることができる)。戦闘ダメージの割り振りについては「ブロックされていない」とみなされるので、このルールも適用されないため。
  • 以前は「ブロックされなかったかのように防御プレイヤーに割り振ってもよい」と防御プレイヤーに限定されていたので、プレインズウォーカーに攻撃する場合はスーパートランプルを使用できなかった。2008年1月のオラクル更新で、現在のテキストに変更され、プレインズウォーカーの場合にも使用できるようになった。

カード一覧

以下登場順。

クリーチャー

その他呪文

脚注

  1. MTGアリーナ:パッチノート 1.06.00.00 (2020年3月12日)

参考

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