Magic: The Gathering Arena
提供:MTG Wiki
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2018年10月3日 (水) 19:26時点における版
Magic: The Gathering Arena(MTG Arena、MTG アリーナ)は、マジック:ザ・ギャザリングのデジタルトレーディングカードゲーム。略称はMTGAなど。制作はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社のMagic Digital Next(マジック・デジタル・ネクスト)チーム。
目次 |
概要
公式サイト(英語)より無料ダウンロード。基本プレイ無料。ゲーム内課金あり。
対応プラットフォームはWindows PCのみ。言語は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ブラジルポルトガル語に対応しており、2018年10月現在は日本語未対応。
2017年8月3日に初めて情報が公開され、同年12月4日よりクローズドβテスト開始。翌年2018年9月27日からオープンβ版がリリースされ、誰でも遊べるようになった。
- オープンβ版では、公開時点では未発売のラヴニカのギルドのカードを一足早く使って遊ぶことができた。
特徴
ゲーム部分以外のシステムは、流行している主要なデジタルTCGと近い。いわゆる「スタミナ制」ではなく、好きなだけ対戦を行うことができる。
ゲーム勝利・デイリークエスト・ウィークリークエストを達成することでゲーム内通貨(ゴールド)を入手、ブースターパックを購入してコレクションを増やす、というもの。クエストによってはカード、ブースターパック、あるいはデッキが貰える場合もある。
対戦はランダムでマッチングしたプレイヤーと行う形式で、フレンド戦は現在未対応。シールド戦や、やや形は異なるが疑似的なドラフト戦も行える。
UIはより洗練され、デッキ名などを入力する以外はほぼマウスだけで操作可能。墓地や追放領域からプレイ・起動できるカードを手札の横に表示するなどよりわかりやすく、直感的にプレイできるようになっている。
演出面もマジック・デュエルズから強化されている。特定のカードをプレイするとサウンドやアニメーションが発生、プレインズウォーカーが忠誠度能力を使用したりダメージを受けるとボイスが流れるなど、臨場感が高まっている。
Magic Onlineと比較するとカードプールは限定されているが、完全に無課金でも遊び続けられるのが大きな違い。
ゲーム内通貨
ゲーム内通貨は2種類存在する。
- Gold(ゴールド)
- 主にデイリークエストやイベント参加で入手。
- ブースターパックの購入やフリー以外のプレイモードの参加費に使用する。
- Gem(ジェム)
- 主に課金することでチャージできる。無課金でも、特定のプレイモードで少量獲得できる場合がある。
- ブースターパックの購入やフリー以外のプレイモードの参加費に使用する。
ブースターパック
1000ゴールドで1パック、または3パック600ジェム(単価200ジェム)で購入できる。エキスパンションによっては、45パック一括購入でBOX特典カードが付いてくる。
コモン5枚、アンコモン2枚、レアまたは神話レア1枚の8枚入り。
ワイルドカードが出現することがあるほか、ブースターパックを開封することでポイントが蓄積し、一定量に達すると神話レア・レア・アンコモンのワイルドカードを手に入れることができる。
ワイルドカード
同レアリティの任意のカードと交換できる特別なカード。一種の交換チケットであり、神話レア、レア、アンコモン、コモンが存在する。
初期状態でも一定量所持しており、最初から好きなカードをある程度デッキに入れて遊ぶことができる。
パックを開けていくとゲージが溜まり入手できる他、パックに直接入っている事もある。
The Vault
コレクションには、同カードは(収録セット違いを除けば)4枚までしかストックされない。5枚以降を入手したとき、それはThe Vaultのポイントとして蓄積される。ポイントが100%になると、神話レア1枚、レア2枚、アンコモン3枚のワイルドカードを獲得できる。
5枚目以降のカードを入手したとき、そのレアリティに応じて進行度が変わり、神話レア1.1%、レア0.5%、アンコモン0.3%、コモン0.1%という具合。単純計算でコモン1000枚分の蓄積が必要であり、進行はかなりゆっくりとしたものである。
The Vaultの進行状況はゲーム内では確認できないが、output_log.txt内に"vaultProgress"としてログが出力されている。
プレイモード
チュートリアル(スキップ可)後、いくらかフリープレイを行ってゴールドを稼ぎブースターパックを購入・開封することで全てのモードが開放される。
初期のArena Play Modeでは短時間で終わる1本勝負のゲームだけが選択できるようになっている。ホーム画面でAll Play Modeに切り替えることでサイドボードを扱う2本先取・3本勝負のゲームが遊べる。
フリープレイ以外はイベント期間を設けて配信されている。ゲーム内ではエキスパンション名が冠せられるなど表記名がやや異なる場合がある。
いくつかのモードでは、戦績に応じてランクが変動する。各モードの名称は仮訳。
Free Play(フリープレイ)
常時参加無料。構築したデッキで1本勝負のゲームを行う。構築戦ランクに影響。
Competitive Play(競技プレイ)
常時参加無料。構築したデッキで、サイドボードを使った2本先取・3本勝負のマッチを行う。構築戦ランクに影響。
Quick Constructed(構築戦)
参加費:500ゴールド または 95ジェム
7勝または3敗するまで、構築したデッキで1本勝負のゲームを行う。勝利数に応じたレアリティのカード3枚(アンコモンは15%でレアまたは神話レアに変化)と、勝利数に応じた額のゴールドを獲得できる。構築戦ランクに影響。
Competitive Constructed(競技構築戦)
参加費:1,000ゴールド または 190ジェム
5勝または2敗するまで、構築したデッキで2本先取・3本勝負のマッチを行う。勝利数に応じたレアリティのカード3枚(アンコモンは15%でレアまたは神話レアに変化)と、勝利数に応じた額のゴールドを獲得できる。構築戦ランクに影響。
Quick Draft(ドラフト)
参加費:5,000ゴールド または 750ジェム
15枚入りパック3つを受け取ってAIとドラフトを行い、40枚以上のデッキを構築する。そのデッキを使って7勝または3敗するまで、1本勝負のゲームを行う。ブースターパック1~2つ(勝利数に応じて2つ貰える確率上昇。7勝で確定2つ)と、勝利数に応じた額のジェムを獲得できる。リミテッド戦ランクに影響。
ピックしたカードはすぐにコレクションに加えられる。
Competitive Draft(競技ドラフト)
参加費:1,500ジェム
15枚入りパック3つを受け取ってAIとドラフトを行い、40枚以上のデッキを構築する。そのデッキを使って5勝または2敗するまで、2本先取・3本勝負のマッチを行う。勝利数に応じてブースターパック1~6つと、勝利数に応じた額のジェムを獲得できる。リミテッド戦ランクに影響。
ピックしたカードはすぐにコレクションに加えられる。
- 2勝まではジェムの払い戻しはないが、3勝から一気に1,500ジェム以上払い戻され、参加費を回収できる。当然ながら勝ち続ける手腕と運は必要になるが、他のモードより継続しやすい設計になっている。
Sealed(シールド)
参加費:2,000ジェム
15枚入りパック6つを受け取り、40枚以上のデッキを構築する。そのデッキを使って7勝または3敗するまで、1本勝負のゲームを行う。ブースターパック3つと、勝利数に応じた額のジェムを獲得できる。リミテッド戦ランクに影響。
受け取ったカードはすぐにコレクションに加えられる。
- 勝利数0でもパック6つ+パック3つ+200ジェム(パック1つ相当)を獲得でき、それは参加費2,000ジェム(パック10つ相当)と価値が等しく、トータルでは損をしないように見える。
- 参加時に受け取ったパックではワイルドカードのゲージが蓄積しないが、M:TGA仕様のパック(8枚入り:レア/神話レア1枚、アンコモン2枚、コモン5枚)とは違って現実仕様のパック(15枚入り:レア/神話レア1枚、アンコモン3枚、コモン11枚)であるため、コモンカードの揃っていないエキスパンションでのシールドであれば勝てなくともあまり損はしないだろう。
Quick Singleton(シングルトン)
参加費:500ゴールド または 95ジェム
「基本土地カード以外のカードを各1枚しか入れることができない」ルール、いわゆるハイランダーで構築したデッキを登録。7勝または3敗するまで1本勝負のゲームを行う。勝利数に応じたゴールドとカードを獲得できる。
期間限定イベント
上記以外の特殊ルールを用いたイベントが期間限定で開催されることがある。
一例として、モミール・ベーシックのスタンダード版であるMomir Madness、オープンβ版リリース記念のスタンダードハイランダー戦のWelcome Weekend Singletonなど。
収録カード
現実と同じスタンダードで使用可能なカード(ウェルカム・デッキやプレインズウォーカーデッキ限定収録のカードや、BOX特典カードも含む)が収録されているほか、MTGアリーナ限定のオリジナルカード(一部再録)が存在する。
現在使用可能なカード・セットに関してはスタンダードの項を参照のこと。
MTGアリーナ限定カード
カード名の左の★はチュートリアルでのみ登場するカードを意味し、構築に使用できない。
構築済みデッキ
Starting Deckは、新規プレイヤー向けに配布される構築済みデッキ。チュートリアル後に5つ単色デッキが与えられ、さらにクエストをこなすことで10個の2色デッキから5つを入手できる。
2色デッキの入手パターンは以下のように決まっている。例えば最初に赤黒デッキのChaos and Mayhemを手に入れたら、その次はAuras of Majestyになる。
- パターン1:(RB)→(WG)→(WB)→(GU)→(UR)
- パターン2:(GU)→(RW)→(RB)→(WG)→(UB)
- パターン3:(WB)→(UR)→(RG)→(WU)→(BG)
- パターン4:(RG)→(BG)→(UB)→(WU)→(RW)
- 単色デッキ
- Tactical Assault(W)
- Arcane Inventions(U)
- Graveyard Bash(B)
- Dragon's Fire(R)
- Forest's Might(G)
- 2色デッキ
- Artifacts Attack(WU)
- Walk the Plank(UB)
- Chaos and Mayhem(BR)
- Primal Fury(RG)
- Auras of Majesty(GW)
- Eternal Thirst(WB)
- Saproling Swarm(BG)
- Jungle Secrets(GU)
- Wrath of Mages(UR)
- Strength in Numbers(RW)
クローズドβで配布されていた構築済みデッキについては構築済みデッキ一覧#Magic: The Gathering Arena内限定セットを参照。
その他
- ラヴニカのギルドの各製品に、MTGアリーナで使用できるシリアルコードが封入されている。いずれも1アカウントにつき1回まで使用可能。[1]
- プレリリース・トーナメントで配布されるプレリリース・キットには、MTGアリーナで使用するとシールド戦が1回遊べるコードが封入されている。
- プレインズウォーカーデッキには、MTGアリーナで同じデッキを使用可能になるコードが封入されている。
- ブースターパックには、MTGアリーナでラヴニカのギルドのブースターパックを3つ入手できるコードが、およそ8つに1つの割合で封入されている。
参考
- コンピューターゲーム
- 公式サイト(英語)(無料ダウンロード)