ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus
提供:MTG Wiki
8行: | 8行: | ||
[[ヴィンテージ]]では、[[修繕/Tinker]]や[[ドルイドの誓い/Oath of Druids]]によって高速で戦場に出される。ただしヴィンテージでは、[[全体除去]]よりも[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や[[流刑への道/Path to Exile]]などの追放する[[単体除去]]や、除去耐性を無視できる[[バウンス]]の方が使用率が高いため、より対応の難しい[[墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan]]が後に登場してからは、それに取って代わられることも多くなった。 | [[ヴィンテージ]]では、[[修繕/Tinker]]や[[ドルイドの誓い/Oath of Druids]]によって高速で戦場に出される。ただしヴィンテージでは、[[全体除去]]よりも[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や[[流刑への道/Path to Exile]]などの追放する[[単体除去]]や、除去耐性を無視できる[[バウンス]]の方が使用率が高いため、より対応の難しい[[墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan]]が後に登場してからは、それに取って代わられることも多くなった。 | ||
+ | |||
+ | その後、[[ファッティ]]としてはより制圧力の高い[[伝説の]][[エルドラージ]]が、アーティファクトとしても[[感染]]付きの[[荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus]]が登場し、[[エターナル]]における役割を終えた。以降は[[統率者戦]]における荒廃鋼の巨像に次ぐ2番手のアーティファクト・クリーチャーとして用いられることがある。 | ||
*[[オーラ]]による[[擬似除去]]には弱い。[[平和な心/Pacifism]]や[[精神の制御/Mind Control]]などは天敵。[[最下層民/Pariah]]を貼り付けるのも良い。 | *[[オーラ]]による[[擬似除去]]には弱い。[[平和な心/Pacifism]]や[[精神の制御/Mind Control]]などは天敵。[[最下層民/Pariah]]を貼り付けるのも良い。 | ||
*英語名からDSCと呼ばれることもある。 | *英語名からDSCと呼ばれることもある。 | ||
*[[基本セット2010]]で[[再録]]され、(基本セットとしては初めて採用された)[[神話レア]]のうちの1枚となった。 | *[[基本セット2010]]で[[再録]]され、(基本セットとしては初めて採用された)[[神話レア]]のうちの1枚となった。 | ||
− | |||
− | |||
==ルール== | ==ルール== | ||
3番目の[[ライブラリー]]に戻る能力は、[[置換効果]]を生成する[[常在型能力]]である。 | 3番目の[[ライブラリー]]に戻る能力は、[[置換効果]]を生成する[[常在型能力]]である。 |
2018年4月15日 (日) 10:57時点における版
ダークスティール/Darksteel製のアーティファクト群の筆頭。破壊不能に加えてパワー11でトランプルという高いスペックを持つ。
過去登場したコロ助達の中でもカードパワーは最強クラスであり、戦場に出されたら早急に対処できないと敗北は必至。サイズの大きさに加えて破壊不能によって除去耐性が非常に高く、他のコロ助とは異なりアンタップも通常通りできる。自動的にライブラリーに戻る能力を持つためリアニメイトは困難だが、ライブラリーから直接戦場に出す場合はそれすら無視できるどころかメリットにすらなりえる。後述のように環境を問わず様々な手段によって高速で戦場に現れ、しばしば対戦相手を絶望させてきたカードである。
ミラディン・ブロック期のスタンダードでは、歯と爪系デッキのフィニッシャーとしてよく使われた。他にも、同ブロックにある召喚者の卵/Summoner's Eggや変幻の杖/Proteus Staffなどで戦場に出されることもあった。カードプールが限られるこの環境では、アーティファクトやクリーチャーの除去手段として破壊やマイナス修整に頼る場合が多いため、より対処しにくい。追放する、生け贄に捧げさせる、攻撃制限をかけるなどの対処策をあらかじめ用意しておく必要がある。
ヴィンテージでは、修繕/Tinkerやドルイドの誓い/Oath of Druidsによって高速で戦場に出される。ただしヴィンテージでは、全体除去よりも剣を鍬に/Swords to Plowsharesや流刑への道/Path to Exileなどの追放する単体除去や、除去耐性を無視できるバウンスの方が使用率が高いため、より対応の難しい墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanが後に登場してからは、それに取って代わられることも多くなった。
その後、ファッティとしてはより制圧力の高い伝説のエルドラージが、アーティファクトとしても感染付きの荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossusが登場し、エターナルにおける役割を終えた。以降は統率者戦における荒廃鋼の巨像に次ぐ2番手のアーティファクト・クリーチャーとして用いられることがある。
- オーラによる擬似除去には弱い。平和な心/Pacifismや精神の制御/Mind Controlなどは天敵。最下層民/Pariahを貼り付けるのも良い。
- 英語名からDSCと呼ばれることもある。
- 基本セット2010で再録され、(基本セットとしては初めて採用された)神話レアのうちの1枚となった。
ルール
3番目のライブラリーに戻る能力は、置換効果を生成する常在型能力である。
- 誘発型能力ではないので、もみ消し/Stifleでこれを打ち消し、墓地に落としてリアニメイト…などということはできない。
- 能力そのものをなくしてしまえば流石に墓地に落ちる。お粗末/Humbleや謙虚/Humilityなどがある状態ではこの置換効果が働かない。
- イクスリッドの看守/Yixlid Jailerではこの能力を妨害する事はできない。置換効果は、それが置換するべきイベントが起こる直前の段階で有効かどうかを見るからである。つまり、墓地に置かれるというイベントの直前=まだ以前の領域にある段階で能力を失わせないと意味が無い。
- 虚空の力線/Leyline of the Voidなどの「墓地に置かれる場合、代わりに追放する」の置換効果の影響下でこれが戦場やスタックから墓地に送られる場合、ダークスティールの巨像のコントローラーがライブラリーに戻すか追放するかを選択することができる。戦場・スタック以外から墓地に送られる場合は、オーナーが選ぶ。詳しくは置換効果の項目を参照。