ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium
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実質3[[マナ]]で各[[プレイヤー]]に[[ルーター]]型の[[引く|ドロー]]をさせる[[能力]]を持つ[[伝説の土地]]。 | 実質3[[マナ]]で各[[プレイヤー]]に[[ルーター]]型の[[引く|ドロー]]をさせる[[能力]]を持つ[[伝説の土地]]。 | ||
− | 繰り返し使えるルーター能力の強力さは[[マーフォークの物あさり/Merfolk Looter]]以来の伝統であり説明不要だろう。[[イニストラードを覆う影ブロック]]には[[マッドネス]]や[[昂揚]]という非常に相性のよいシステムがある点も追い風。特に[[起動コスト]]が比較的[[軽い|軽く]]、[[色マナ]] | + | 繰り返し使えるルーター能力の強力さは[[マーフォークの物あさり/Merfolk Looter]]以来の伝統であり説明不要だろう。[[イニストラードを覆う影ブロック]]には[[マッドネス]]や[[昂揚]]という非常に相性のよいシステムがある点も追い風。特に[[起動コスト]]が比較的[[軽い|軽く]]、[[色マナ]]も要求されないため、マッドネスと組み合わせやすい。2枚目を引いてもルーター能力で捨てれば良いので、[[伝説の|伝説]]であることもそれほどデメリットにはならない。 |
ただし[[手札]]が増えるわけではないし、利益を自分だけではなくほかのプレイヤーにも与えてしまうことから、直接的な[[カード・アドバンテージ]]にはならず、むしろ起動コスト分だけ[[テンポ]]を損している。このうえ[[対戦相手]]にマッドネスなどを逆利用されてしまうと大損になってしまう。漫然と使うのではなく、極力自分の利益は大きく対戦相手の利益は小さくなるような状況を作り、タイミングを計って使いたい。 | ただし[[手札]]が増えるわけではないし、利益を自分だけではなくほかのプレイヤーにも与えてしまうことから、直接的な[[カード・アドバンテージ]]にはならず、むしろ起動コスト分だけ[[テンポ]]を損している。このうえ[[対戦相手]]にマッドネスなどを逆利用されてしまうと大損になってしまう。漫然と使うのではなく、極力自分の利益は大きく対戦相手の利益は小さくなるような状況を作り、タイミングを計って使いたい。 | ||
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*[[海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea]]の[[リメイク]]と言える。またルーター土地というと前[[イニストラード・ブロック]]の[[僻地の灯台/Desolate Lighthouse]]も連想される。 | *[[海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea]]の[[リメイク]]と言える。またルーター土地というと前[[イニストラード・ブロック]]の[[僻地の灯台/Desolate Lighthouse]]も連想される。 | ||
**御心同様、[[概念泥棒/Notion Thief]]や[[迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth]]などのドローさせない手段と[[コンボ]]になる。この場合、継続的な[[手札破壊]]を行う[[ロック|ソフトロック]]も兼ねる。 | **御心同様、[[概念泥棒/Notion Thief]]や[[迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth]]などのドローさせない手段と[[コンボ]]になる。この場合、継続的な[[手札破壊]]を行う[[ロック|ソフトロック]]も兼ねる。 | ||
− | * | + | *{{Gatherer|id=415848}}をよく見ると、療養所の背景の空にうっすらと[[エルドラージ/Eldrazi|触手]]らしきものが浮かんで見える。それに気づくと新しい精神([[カード]])を手に入れ、既存の精神を捨てるという[[効果]]にも納得がいく。 |
− | **[[ | + | **[[フレイバー・テキスト]]では「''どなたでも大歓迎。''」と謳っているが、正気のまま、それどころか[[人間]]のまま帰って来られる保証はないだろう。 |
==参考== | ==参考== | ||
*[[非マナ能力を持つ土地]] | *[[非マナ能力を持つ土地]] | ||
− | *[[ステンシア/Stensia#ガイアー岬(禿鷲の翼幅)|ガイアー岬(禿鷲の翼幅)/Geier Reach]] | + | *[[ステンシア/Stensia#ガイアー岬(禿鷲の翼幅)|ガイアー岬(禿鷲の翼幅)/Geier Reach]]([[背景世界/ストーリー用語]]) |
*[[カード個別評価:異界月]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:異界月]] - [[レア]] |
2017年6月23日 (金) 20:21時点における版
実質3マナで各プレイヤーにルーター型のドローをさせる能力を持つ伝説の土地。
繰り返し使えるルーター能力の強力さはマーフォークの物あさり/Merfolk Looter以来の伝統であり説明不要だろう。イニストラードを覆う影ブロックにはマッドネスや昂揚という非常に相性のよいシステムがある点も追い風。特に起動コストが比較的軽く、色マナも要求されないため、マッドネスと組み合わせやすい。2枚目を引いてもルーター能力で捨てれば良いので、伝説であることもそれほどデメリットにはならない。
ただし手札が増えるわけではないし、利益を自分だけではなくほかのプレイヤーにも与えてしまうことから、直接的なカード・アドバンテージにはならず、むしろ起動コスト分だけテンポを損している。このうえ対戦相手にマッドネスなどを逆利用されてしまうと大損になってしまう。漫然と使うのではなく、極力自分の利益は大きく対戦相手の利益は小さくなるような状況を作り、タイミングを計って使いたい。
- 海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Seaのリメイクと言える。またルーター土地というと前イニストラード・ブロックの僻地の灯台/Desolate Lighthouseも連想される。
- 御心同様、概念泥棒/Notion Thiefや迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinthなどのドローさせない手段とコンボになる。この場合、継続的な手札破壊を行うソフトロックも兼ねる。
- イラストをよく見ると、療養所の背景の空にうっすらと触手らしきものが浮かんで見える。それに気づくと新しい精神(カード)を手に入れ、既存の精神を捨てるという効果にも納得がいく。
- フレイバー・テキストでは「どなたでも大歓迎。」と謳っているが、正気のまま、それどころか人間のまま帰って来られる保証はないだろう。