翻弄する魔道士/Meddling Mage
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+ | *印刷時は[[カード]]を唱えることを禁止しているため、[[等時の王笏/Isochron Scepter]]などのカードの[[コピー]]を唱えることを禁止できなかったが、2017年4月のオラクル改訂で選ばれた名前の呪文を唱えられないように改訂された<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/amonkhet-update-bulletin-oracle-changes-2017-04-28 Amonkhet Update Bulletin—Oracle Changes](Feature 2017年4月28日)</ref>。同様の効果を持つカードもすべて呪文を禁止する効果に改訂された。 | ||
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*カード名の指定は[[戦場に出る]]際に機能する[[常在型能力]]であり、[[誘発型能力]]ではない。指定されるのに[[対応して]]何かすることはできない。もちろん、能力を[[もみ消し/Stifle]]などで[[打ち消す]]こともできない。 | *カード名の指定は[[戦場に出る]]際に機能する[[常在型能力]]であり、[[誘発型能力]]ではない。指定されるのに[[対応して]]何かすることはできない。もちろん、能力を[[もみ消し/Stifle]]などで[[打ち消す]]こともできない。 | ||
*これは翻弄する魔道士の[[コントローラー]]を含めたすべての[[プレイヤー]]が影響を受ける。 | *これは翻弄する魔道士の[[コントローラー]]を含めたすべての[[プレイヤー]]が影響を受ける。 | ||
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*呪文のコピーを[[スタック]]に置くことはカードを唱えることではないので、この[[効果]]の制約を受けることはない。 | *呪文のコピーを[[スタック]]に置くことはカードを唱えることではないので、この[[効果]]の制約を受けることはない。 | ||
*[[分割カード]]を禁止したい場合、そのどちらか一方しか指定できない。例えば[[火+氷/Fire+Ice]]であれば、「火」か「氷」のどちらかしか指定できない。指定されなかった側で唱えることは禁止されない。 | *[[分割カード]]を禁止したい場合、そのどちらか一方しか指定できない。例えば[[火+氷/Fire+Ice]]であれば、「火」か「氷」のどちらかしか指定できない。指定されなかった側で唱えることは禁止されない。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*[http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20001113a From Kuala Lumpur to Planeshift, the making of a Magic card](サイドボードオンライン、英語) | *[http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20001113a From Kuala Lumpur to Planeshift, the making of a Magic card](サイドボードオンライン、英語) | ||
*[[カード個別評価:アラーラ再誕]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:アラーラ再誕]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:プレーンシフト]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:プレーンシフト]] - [[レア]] | ||
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+ | [[Category:テキストが正常でないカード]] |
2017年5月5日 (金) 12:41時点における版
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
翻弄する魔道士が戦場に出るに際し、土地でないカード名を1つ選ぶ。
選ばれた名前を持つ呪文は唱えられない。
WHISPERのテキストは最新のオラクルに対応していません。「指定されたカードは唱えられない。」は「指定された名前の呪文は唱えられない。」と読み替えて下さい。
2マナ2/2(熊)は立派な戦力であり、能力も尋常ではない。その時点で唱えられて一番困るカードを指定しておけば、対戦相手の戦略を大きく崩すことができる。ビートダウン系のデッキならば除去を指定して攻勢を崩す隙を与えず、コントロールならば打ち消されない呪文やエンドカードなどを封じ込められる。のぞき見/Peekや記憶の欠落/Memory Lapse、差し戻し/Remandなどの対戦相手がすぐに唱えそうなカードが分かるカードとも相性がよい。これを警戒して、当時の白デッキは神の怒り/Wrath of Godを一部総くずれ/Routに取り換えていたほどである。
特にクロック・パーミッションにとっては、対戦相手の妨害とクロックの確保を同時に達成できるため、非常に相性がよい。これだけのために色が散らされるほどの優秀ウィニーであり、パーミッションがサイドボードから投入することもある。
コントローラー自身も影響を受けるため、ミラーマッチになったりするとどんどん面倒になってくる。
- 2007年9月のオラクル改訂でクリーチャー・タイプに人間が追加された。
- 印刷時はカードを唱えることを禁止しているため、等時の王笏/Isochron Scepterなどのカードのコピーを唱えることを禁止できなかったが、2017年4月のオラクル改訂で選ばれた名前の呪文を唱えられないように改訂された[1]。同様の効果を持つカードもすべて呪文を禁止する効果に改訂された。
ルール
- カード名の指定は強制である。
- カード名の指定は戦場に出る際に機能する常在型能力であり、誘発型能力ではない。指定されるのに対応して何かすることはできない。もちろん、能力をもみ消し/Stifleなどで打ち消すこともできない。
- これは翻弄する魔道士のコントローラーを含めたすべてのプレイヤーが影響を受ける。
- 呪文のコピーをスタックに置くことはカードを唱えることではないので、この効果の制約を受けることはない。
- 分割カードを禁止したい場合、そのどちらか一方しか指定できない。例えば火+氷/Fire+Iceであれば、「火」か「氷」のどちらかしか指定できない。指定されなかった側で唱えることは禁止されない。
- 融合を持つ分割カードは、融合された分割呪文である場合、スタック上でも2つの名前を持つ。そのため、片方の半分が指定された名前と一致するならば、融合された分割呪文として唱えることはできない。
- この点はドラゴンの迷路登場時にルールが変更されている。プレーンシフトからギルド門侵犯までのルールでは、分割カードの両方の半分の名前を指定しなければならなかった。例えば火+氷/Fire+Iceであれば、「火+氷」と指定することだけが適正であり、火だけ、あるいは氷だけを禁止することはできなかった。
- 反転カードや両面カードを唱えることを禁止したい場合、反転前後/第1面・第2面の名前どちらも指定できるが、反転前/第1面の名前を指定しなければ実質的には意味がない。なぜなら、呪文として唱えられる際にはすべて反転前/第1面の状態であり、呪文の状態で反転後/第2面の名前を使用するカードは存在しないからである。→カード名
インビテーショナルカード
このカードはインビテーショナル00春優勝者、Chris Pikulaによってデザインされたインビテーショナルカードである。
本人のデザインよりも強くなった最初のインビテーショナルカード。というのも、提出されたデザインが例年の物と比べいささか地味であったため。以下に示すのがその元のデザイン。
非公式/非実在カード
The Meddler (2)(青)クリーチャー
The Meddlerが場に出るに際し、呪文の名前を1つ指定する。
The Meddlerを生け贄に捧げる:指定された呪文を打ち消す。
- フレイバー・テキストは、Chris Pikula氏がゲーム終了後などに大声で解説を始めることからきているらしい。
翻弄する魔道士はあまりにも大きな声で詠唱するので、誰もそこに呪文を差しはさむことができないんだ。
- 後に失敗の宣告/Declaration of Naughtという、The Meddlerにかなり近い形のカードが生まれた。
その他
- アンヒンジドのMeddling Kidsはこれのパロディ。
- ジャッジ褒賞カードとしてNottsuoによる新イラスト版が存在する。
- タイムシフトとして再録が検討されていたが、待機対策としては軽さに対して効果があまりに強力すぎたため、見送られた。
- 新しいメカニズムを台無しにしかねないカードだったとはいえ、他のインビテーショナル・カードである影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator、なだれ乗り/Avalanche Riders、非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigyが揃って再録されたなかで、これが再録できなかったことは、WotCにとって非常に苦しい選択であったことが伺える。→参考:Not Their Time(WotC、英語)、お呼びでない?(和訳)
- そのわりに、待機カードに対する強烈な牽制になるザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirが同エキスパンションに収録されている。
- 時のらせんでは再録を逃したが、アラーラ再誕で再録された。イラストはどうみても女性であり、ピキュラの面影すら残っていない。
関連カード
主な亜種
「カード名を指定し、それを封じる」カード
- 虚空石のガーゴイル/Voidstone Gargoyle - 起動型能力の起動も禁止する。
- 金輪際/Nevermore - エンチャント版。
- 失敗の宣告/Declaration of Naught - 指定した名前の呪文を打ち消す。
- 真髄の針/Pithing Needle - 呪文ではなく起動型能力のみを封じる。
- ギデオンの介入/Gideon's Intervention - 指定した名前の発生源からのダメージの軽減も行う。
カード名以外を参照して制限するクリーチャー
- エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria - 指定した色の呪文を封じる。
- ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg - クリーチャー以外の呪文の点数で見たマナ・コストが一定以上の呪文を封じる。
- エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist - アーティファクト以外の呪文を唱えることに制約をかける。
- 聖域の僧院長/Sanctum Prelate - 指定した点数で見たマナ・コストを持つの非クリーチャー呪文を封じる。
参考
- ↑ Amonkhet Update Bulletin—Oracle Changes(Feature 2017年4月28日)
- From Kuala Lumpur to Planeshift, the making of a Magic card(サイドボードオンライン、英語)
- カード個別評価:アラーラ再誕 - レア
- カード個別評価:プレーンシフト - レア