マネデス
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*ターンをコントロールしているため、対象となるドリンクを選ぶ権利はこちらにある。 | *ターンをコントロールしているため、対象となるドリンクを選ぶ権利はこちらにある。 | ||
**ただし買ってきたドリンクの所有権はあくまで対戦相手にある。自分のために買ってきてほしいなら、寄付しないで普通に使って普通に代金を支払うこと。 | **ただし買ってきたドリンクの所有権はあくまで対戦相手にある。自分のために買ってきてほしいなら、寄付しないで普通に使って普通に代金を支払うこと。 | ||
− | ** | + | **ドリンクの価格自体が高額なものを対象にすれば一発で大量の出費を強いることができる。応用編として、あらかじめ[[あなた]]がドリンクを1本用意しておき、それに異様に高値の値札をつけておく、という手もある。 |
+ | ***(遠隔地限定商品であり交通費等が高くついたりなど)手に入れるために不経済な手段を用いなければならないようなドリンクを持ってくることはAshnod's Couponのルール違反になるのでできない点には注意。 | ||
*「対戦相手をコントロールしている」を拡大解釈し、買ってこさせるだけでなく「無理やり飲ませる」ところまでやることもある。 | *「対戦相手をコントロールしている」を拡大解釈し、買ってこさせるだけでなく「無理やり飲ませる」ところまでやることもある。 | ||
*ちなみに対戦相手は[[投了]]することで回避できる。 | *ちなみに対戦相手は[[投了]]することで回避できる。 |
2016年3月5日 (土) 14:29時点における版
マネデスとは、Money Destruction(金銭破壊)の略。対戦相手の『財布の中身』を破壊することを考える戦略およびコンボ。マジックではデッキ戦略・コンボ構成を『〜破壊/〜Destruction』という形で表現することがしばしばあるが、これもそれにならってつけられたもの。
アーティファクト
(T),Ashnod's Couponを生け贄に捧げる:プレイヤー1人とドリンク1本を対象とする。そのプレイヤーは、そのドリンクをあなたのために取ってくる。あなたはそのドリンクに必要なあらゆるコストを支払う。
もちろん、通常の公式トーナメントルール下では実現できない。冗談セットであるアングルードのカードを絡めて初めて実現できる。
いろいろなバリエーションがあるが、いずれの場合も精神隷属器/Mindslaverと寄付/Donateが必須である。特に対戦相手にイヤな選択肢を強要できる精神隷属器の登場が契機であったと言えるだろう。
- これが実現可能なのかどうかは多くのプレイヤーの間で議論の的となって…はいない。
- やる気デストラクションを超える、恐らく最強の○○デストラクション。というかこれ自体がやる気デストラクションの要素も含んでいる。
- 公式のコラムにもいつの間にか取り上げられていたり。
- たいていは専用デッキを組んで運用されるが、コンボパーツ自体は限られているため他のデッキのサブプラン(?)に組み込むことも可能。
- 特にパーマネント回収がデッキのメインギミックであれば組み込みは容易。サニー・サイド・アップ辺りのサイドボードに研究+開発/Research+Developmentと合わせて仕込んでみよう。
- あくまでジョーク・コンボであることを忘れずに、用法用量を守って楽しくお使いください。
解説
Ashnod's Coupon型
Ashnod's Couponは、普通に使うとあなたがドリンク購入代金を支払わなければならないが、これを対戦相手に押し付けて起動させることで、代金支払いまで対戦相手に押し付けてしまおう、というのが基本的な発想。
中核となるのは、日本・ホビージャパン掲示板発祥のコンボ。具体的には、精神隷属器/Mindslaverで対戦相手の次のターンのコントロールを奪った上でタップ状態のAshnod's Couponを寄付/Donateし、Couponの能力の対象を対戦相手自身にして起動させる。対戦相手は特に買いたくもないドリンクを買いに行かねばならない。「無駄な買い物をさせて財布の中を破壊する」という凶悪コンボである。
デッキとして組む場合は、各パーツを何らかの方法で回収して使い回し、延々と出費を迫る構成にするのが一般的。また確実性を増すために、寄付をインスタント・タイミングで唱える手段も併用される。ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orreryで寄付を疑似瞬速にするのが当時の基本だったが、現在であれば寛大なるゼドルー/Zedruu the Greatheartedを使うほうが便利か。
- ターンをコントロールしているため、対象となるドリンクを選ぶ権利はこちらにある。
- ただし買ってきたドリンクの所有権はあくまで対戦相手にある。自分のために買ってきてほしいなら、寄付しないで普通に使って普通に代金を支払うこと。
- ドリンクの価格自体が高額なものを対象にすれば一発で大量の出費を強いることができる。応用編として、あらかじめあなたがドリンクを1本用意しておき、それに異様に高値の値札をつけておく、という手もある。
- (遠隔地限定商品であり交通費等が高くついたりなど)手に入れるために不経済な手段を用いなければならないようなドリンクを持ってくることはAshnod's Couponのルール違反になるのでできない点には注意。
- 「対戦相手をコントロールしている」を拡大解釈し、買ってこさせるだけでなく「無理やり飲ませる」ところまでやることもある。
- ちなみに対戦相手は投了することで回避できる。
Booster Tutor型
アンヒンジドの登場後、Ashnod's Couponの代わりに「Booster Tutorを刻印した、等時の王笏/Isochron Scepterないし一望の鏡/Panoptic Mirror」を寄付する、というコンボも考案された。
こちらも精神隷属器を使い回して毎ターンのブースターパック開封(暗に購入)を迫るのが基本戦術。Ashnod's Couponによるものと違い、回収するのは精神隷属器だけでいいので使い回すのが楽。
- 対戦相手が黒ならば、さらに啓発のジン/Djinn Illuminatusを寄付して、Booster Tutor(のコピー)を大量に複製させるのも面白い。
- 嵐の目/Eye of the Stormを戦場に出した後にBooster Tutorを使い、その後精神隷属器を使えば、寄付を使わずにコンボを達成できる。
その他
対戦相手が白ならば、Collector Protectorを寄付してもそれっぽいことができる。
その他、アンティ関連のカードでも似たようなコンボが話題になることもある。
ただいずれの場合もやっていることが少々地味なため、上記のパターンほど話題になることはない。