多相

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[[ローウィン・ブロック]]の[[多相の戦士]]([[変わり身/Changeling]])固有の[[能力]]であり、[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]の持つ[[能力]]をキーワード化したものである(ただし、霧衣の究極体は多相を持たない)。
 
[[ローウィン・ブロック]]の[[多相の戦士]]([[変わり身/Changeling]])固有の[[能力]]であり、[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]の持つ[[能力]]をキーワード化したものである(ただし、霧衣の究極体は多相を持たない)。
利用方法に関しては、[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]のページを参照。
 
  
===ルール===
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*多相を持つカードの[[絵|イラスト]]は「他の生物に模したアメーバ」のような奇妙な姿をしたものが多い。特に[[アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling]]はそのイラストが日本で話題になった。
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*この能力は特性定義能力であるため、すべての[[領域]]で有効である。
 
*この能力は特性定義能力であるため、すべての[[領域]]で有効である。
 
**「領域」でない「[[ゲームの外部]]」にあっても有効である。
 
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***同様の理由で、「すべてのクリーチャー・タイプを与える」カードは存在するが、多相を与えるカードは存在しない。
 
***同様の理由で、「すべてのクリーチャー・タイプを与える」カードは存在するが、多相を与えるカードは存在しない。
 
*[[クリーチャー]]でも[[部族]]でもないオブジェクトがこれを持っていても意味はない。
 
*[[クリーチャー]]でも[[部族]]でもないオブジェクトがこれを持っていても意味はない。
*この能力を持つすべての[[カード]]はクリーチャー・タイプ欄に多相の戦士と印刷されているが、これはただの雰囲気づけであり、多相とはルール的には何の関係もない。
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*多相を持つすべての[[カード]]はクリーチャー・タイプ欄に多相の戦士と印刷されているが、これはただの雰囲気づけであり、多相とはルール的には何の関係もない。もちろん、自身の能力により多相の戦士のクリーチャー・タイプも持つ。
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==利用==
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クリーチャー・タイプを参照するカードとはことごとく相互作用を引き起こす。特に[[最上位/Alpha Status]]や[[風土病/Endemic Plague]]との相性がよい。多相持ちに[[つける|つけ]]たり[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]たりすれば、大きな結果が望める。逆に[[旗印/Coat of Arms]]や[[今田の旗印/Konda's Banner]]は、多相持ちばかりが成長して[[全体強化]]としての効果が薄い、[[対戦相手]]のクリーチャーも確実に[[強化]]してしまう、とあまり相性がいいとは言えないだろう。
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どの[[セット]]のクリーチャー・タイプとも組み合せることが可能なことから、[[Modern Masters]]などでは[[リミテッド]]等を想定して他のセットでよく使われた特定のクリーチャー・タイプと組み合わせるように多相持ちが数体[[再録]]されることがある。Modern Mastersでは[[時のらせんブロック]]の[[リクルーター]]によって[[リクルート]]されるし、[[モダンマスターズ2015]]では[[神河ブロック]]の[[スピリット]]の[[スピリットクラフト]]を誘発させ、[[転生]]で回収される。
  
 
==参考==
 
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2015年10月12日 (月) 02:03時点における版

多相/Changeling
種別 常在型能力
登場セット ローウィン・ブロック
CR CR:702.73

多相(たそう)/Changelingは、ローウィン・ブロックで登場したキーワード能力。これは常在型能力特性定義能力)である。


Woodland Changeling / 森林の変わり身 (1)(緑)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。)

2/2


Nameless Inversion / 名も無き転置 (1)(黒)
同族 インスタント — 多相の戦士(Shapeshifter)

多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/-3の修整を受けるとともにすべてのクリーチャー・タイプを失う。


定義

多相/Changelingは、「このオブジェクトはすべてのクリーチャー・タイプである。」を意味する。

解説

ローウィン・ブロック多相の戦士変わり身/Changeling)固有の能力であり、霧衣の究極体/Mistform Ultimusの持つ能力をキーワード化したものである(ただし、霧衣の究極体は多相を持たない)。

ルール

  • この能力は特性定義能力であるため、すべての領域で有効である。
  • 何らかの方法で多相を失っても、そのクリーチャーはすべてのクリーチャー・タイプを持つ(種類別や特性定義能力のルールによる)。また、すべてのクリーチャー・タイプを失っても、多相能力自体は失われない。
    • 多相によるクリーチャー・タイプを変更する効果は種類別の第4種であるため、多相を持つオブジェクトに対して多相を失わせる効果(種類別の第6種)が働いたとしても、クリーチャー・タイプの変更はそれよりも先に適用される。よってそのオブジェクトは結局すべてのクリーチャー・タイプを持つことになる。
      • 同様の理由で、「すべてのクリーチャー・タイプを与える」カードは存在するが、多相を与えるカードは存在しない。
  • クリーチャーでも部族でもないオブジェクトがこれを持っていても意味はない。
  • 多相を持つすべてのカードはクリーチャー・タイプ欄に多相の戦士と印刷されているが、これはただの雰囲気づけであり、多相とはルール的には何の関係もない。もちろん、自身の能力により多相の戦士のクリーチャー・タイプも持つ。

利用

クリーチャー・タイプを参照するカードとはことごとく相互作用を引き起こす。特に最上位/Alpha Status風土病/Endemic Plagueとの相性がよい。多相持ちにつけたり生け贄に捧げたりすれば、大きな結果が望める。逆に旗印/Coat of Arms今田の旗印/Konda's Bannerは、多相持ちばかりが成長して全体強化としての効果が薄い、対戦相手のクリーチャーも確実に強化してしまう、とあまり相性がいいとは言えないだろう。

どのセットのクリーチャー・タイプとも組み合せることが可能なことから、Modern Mastersなどではリミテッド等を想定して他のセットでよく使われた特定のクリーチャー・タイプと組み合わせるように多相持ちが数体再録されることがある。Modern Mastersでは時のらせんブロックリクルーターによってリクルートされるし、モダンマスターズ2015では神河ブロックスピリットスピリットクラフトを誘発させ、転生で回収される。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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