緑青黒コントロール
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==テーロス・ブロック構築== | ==テーロス・ブロック構築== |
2015年2月16日 (月) 04:43時点における版
緑青黒コントロール(Green-Blue-Black Control)は、緑青黒の3色で組まれるコントロールデッキ。
目次 |
概要
主に、青黒コントロールに、攻撃手段である緑を足す形で組まれることが多い。他に緑を使う利点としては、アーティファクトやエンチャントなど青黒では対処できないパーマネントに対応できるという利点も挙げられる。また、インベイジョン・ブロックやラヴニカ・ブロックで対抗色の強力な多色カードが多数登場したため、それらを活用する目的でも組まれる。
緑のマナ加速と青のドローを使用できるので、3色の不安定なマナ基盤を安定させることも可能である。
テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期
スゥルタイコントロール(Sultai Control)と呼ばれる黒緑青のコントロールデッキが存在する。
基本的な構成は同環境の青黒コントロールと同じ。大きく異なる点は墓地肥やし要員兼チャンプブロッカーのサテュロスの道探し/Satyr Wayfinderの存在で、時を越えた探索/Dig Through Timeや残忍な切断/Murderous Cutといった探査呪文があちら以上に使いやすくなっている。また、スゥルタイの魔除け/Sultai Charmや荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Waveなどの強力な多色カードを採用できるのも緑を足すメリットと言える。
タルキール覇王譚参入直後は目立った成果を上げることはできなかったが、運命再編から命運の核心/Crux of Fateや精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragonを獲得したことで、メタの一角に浮上した。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリセビリア15 第18位 (参考)
- 使用者:Javier Jimenez
- フォーマット
テーロス・ブロック構築
ニクスへの旅で疾病の神殿/Temple of Maladyとマナの合流点/Mana Confluenceが登場したことで、緑青黒のミッドレンジないしコントロール系のデッキが組まれるようになった。
同環境に多数存在する、森の女人像/Sylvan Caryatidとクルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixを用いた緑系ミッドレンジの1つ。これは2・3色目を青と黒にしたことで、黒の優良除去、予知するスフィンクス/Prognostic Sphinxや荒野の収穫者/Reaper of the Wildsといった対処の難しいクリーチャー、悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaverや荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Waveといった優秀なプレインズウォーカーを採用できるようになっている。
プロツアー「ニクスへの旅」ではChannel Fireballのメンバーらが使用したことで使用率4位となり(参考/翻訳)、Top8に3人を送り込んだ。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「ニクスへの旅」 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:Josh Utter-Leyton
- フォーマット
BUG Control [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ラヴニカ・ブロック構築
ラヴニカ・ブロック構築での緑青黒コントロールは、シミックの空呑み/Simic Sky Swallowerや骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampireなどの強力なフライヤーを主体にしたデッキ。
除去やカウンターで序盤をしのぎ、遥か見/Farseekや印鑑、バウンスランドなどから大型のフライヤーを高速で展開し勝利する。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーチャールストン06 優勝 (参考)
- 使用者:鍛冶友浩 チーム:Kajiharu80
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (13) | |
3 | 骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire |
3 | モロイ/Moroii |
3 | シミックの空呑み/Simic Sky Swallower |
4 | 木彫りの女人像/Carven Caryatid |
呪文 (24) | |
2 | 地底街の手中/Clutch of the Undercity |
3 | 化膿/Putrefy |
2 | 複写作成/Mimeofacture |
3 | シミックの印鑑/Simic Signet |
2 | よじれた正義/Twisted Justice |
4 | 虚空粘/Voidslime |
4 | 遥か見/Farseek |
4 | 横揺れの増長/Rolling Spoil |
土地 (23) | |
4 | 森/Forest |
5 | 島/Island |
3 | 沼/Swamp |
4 | 繁殖池/Breeding Pool |
4 | 草むした墓/Overgrown Tomb |
3 | ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm |
サイドボード | |
3 | 最後の喘ぎ/Last Gasp |
4 | 夜の飾り紐/Ribbons of Night |
4 | 拘束+決心/Bound+Determined |
1 | シミックの成長室/Simic Growth Chamber |
2 | 詩神の器/Muse Vessel |
1 | 不同の力線/Leyline of Singularity |
- チーム・ブロック構築のバージョン。そのため一般的な差し戻し/Remandは使用されていない。
神河ブロック期
神河ブロック期のスタンダードでは、けちな贈り物/Gifts Ungivenを使用したけちコントロールが登場。
桜族の長老/Sakura-Tribe Elderと木霊の手の内/Kodama's Reachでマナ加速し、けちな贈り物で必要なカードをサーチする。
もとは神河ブロック構築発祥のデッキだが、他にも様々なバリエーションがある。
インベイジョン・ブロック期
インベイジョン・ブロック期のスタンダードでは、アポカリプスの強力な対抗色多色カードを活用したデッキが登場。
初期には、魂売り/Spiritmongerをフィニッシャーにしたパーミッションであるカウンターモンガーが活躍。
オデッセイ・ブロック参入後は、サイカトグに破滅的な行為/Pernicious Deedを足したサイカディードも登場した。
エクステンデッド(未来予知後)
相殺/Counterbalanceと師範の占い独楽/Sensei's Divining Topのソフトロックコンボを利用した相殺コントロールにフィニッシャーとしてタルモゴイフ/Tarmogoyfを使用したCounterTop-Goyfが登場、未来予知後のプロツアーヴァレンシア07を制した。
のちに師範の占い独楽/Sensei's Divining Topがエクステンデッドの禁止カードに指定されるまでメタゲームの一角を担い続けた。
エクステンデッド(ラヴニカ:ギルドの都後)
ラヴニカ:ギルドの都参入に伴うローテーション後のエクステンデッドでもこの色のコントロールデッキが活躍している。
プロツアーロサンゼルス05では、サイカトグに発掘のギミックを組み込んだ発掘サイカトグが活躍。
また、The Rockに青を足してけちな贈り物/Gifts Ungivenを加えたけちマルカも登場した。
この時期の活躍の要因としては、ラヴニカ・ブロックでのショックランド登場によりマナ基盤の安定性が高まったことも大きい。
エクステンデッド(デュアルランド期)
デュアルランド時代のエクステンデッドには、破滅的な行為/Pernicious Deedによるボードコントロールを核としたパーミッション系グッドスタッフデッキ、カウンターディードが存在した。
詳細はカウンターディードを参照のこと。
レガシー
エクステンデッドと同様、相殺コントロールのフィニッシャーにタルモゴイフ/Tarmogoyfを採用したCounterTop-Goyfが活躍している。
ラヴニカへの回帰で相殺の天敵突然の衰微/Abrupt Decayが登場してからは、逆にこれを採用してグッドスタッフ的に纏めた対応力の高いコントロールデッキに変化した。
その中でもカウンターを極限まで減らし、続唱ギミックでカード・アドバンテージを狙うBUG Cascadeが結果を残している。