世界棘のワーム/Worldspine Wurm
提供:MTG Wiki
細 |
|||
3行: | 3行: | ||
かの[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]に肩を並べる[[サイズ]]を誇る[[大型クリーチャー|超巨大]]な[[ワーム]]。 | かの[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]に肩を並べる[[サイズ]]を誇る[[大型クリーチャー|超巨大]]な[[ワーム]]。 | ||
− | 11[[マナ]]という[[重い|重さ]] | + | 11[[マナ]]という[[重い|重さ]]の上、[[墓地]]から[[ライブラリー]]に戻る[[能力]]のために[[リアニメイト]]も困難ではあるが、出てしまえば[[戦闘]]ではほぼ打ち負けない。直接的な[[回避能力]]はないが、15という[[パワー]]に[[トランプル]]付きなので、2回も[[攻撃|殴れ]]ば人が死ぬ。加えて[[ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine]]のような[[死亡]]時に3体の[[トークン]]に分裂する能力を有しており、個々のトークンのサイズも5/5トランプルと倒しきるのは容易なことではない。 |
− | 上述の通り超重量級ではあるが、[[ビッグ・マナ]]系統のデッキであれば[[唱える| | + | 上述の通り超重量級ではあるが、[[ビッグ・マナ]]系統のデッキであれば[[唱える|唱えて]]出すのも非現実的ではない。[[マナ・クリーチャー]]や[[マナ・アーティファクト]]を使った[[マナ加速]]を駆使して比較的早めに登場させたいところ。[[基本セット2014]]にて[[獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts]]が登場したのも追い風。あちらは6マナなので、あらかじめ握っていた場合-3[[忠誠度能力]]で出せば5マナ分も踏み倒せる。 |
− | [[マナ・コスト]] | + | [[マナ・コスト]]を踏み倒す場合、リアニメイトこそライブラリーに戻る能力のために方法が限られてくるが、[[召喚の罠/Summoning Trap]]などで直接[[戦場に出す|戦場に出し]]たり、[[騙し討ち/Sneak Attack]]などからエムラクール同様高[[火力]]として打ち出したりすることもできる。特に騙し討ちは[[終了ステップ]]に[[生け贄に捧げる]]ので、[[戦場]]に15パワー分のトークンを残していくと非常に相性が良い。[[エターナル]]では[[緑]]であることを生かして[[自然の秩序/Natural Order]]でライブラリーから直接飛び出すことも考えられる。同様の役割を持つ[[大祖始/Progenitus]]との比較になるが、大祖始と違って環境に蔓延している[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]が防げず、せっかくの能力が[[農場送り]]で台無しになる危険性が高いものの、大祖始では防ぎづらい[[ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil]]や[[毒の濁流/Toxic Deluge]]といった辺りには強いので、それらの対策として[[サイドボード]]に投入されていることがある。 |
− | *エムラクールと並ぶサイズなのに[[伝説のクリーチャー]]ではない。[[ラヴニカ/Ravnica]]にはこんな巨大なワームが複数体存在するのだろうか。 | + | *墓地からライブラリーに戻る能力は[[置換効果]]を生成する[[常在型能力]]ではなく[[誘発型能力]]である。墓地に[[落ちる|落ちた]]際に能力が[[スタック]]に乗るので、[[インスタント・タイミング]]であればリアニメイトできる。 |
+ | *エムラクールと並ぶサイズなのに[[伝説のクリーチャー]]ではない。[[ラヴニカ/Ravnica|ラヴニカ]]にはこんな巨大なワームが複数体存在するのだろうか。 | ||
==参考== | ==参考== |
2014年2月9日 (日) 19:39時点における版
クリーチャー — ワーム(Wurm)
トランプル
世界棘のワームが死亡したとき、トランプルを持つ緑の5/5のワーム(Wurm)・クリーチャー・トークンを3体生成する。
世界棘のワームがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、これをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
かの引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornに肩を並べるサイズを誇る超巨大なワーム。
11マナという重さの上、墓地からライブラリーに戻る能力のためにリアニメイトも困難ではあるが、出てしまえば戦闘ではほぼ打ち負けない。直接的な回避能力はないが、15というパワーにトランプル付きなので、2回も殴れば人が死ぬ。加えてワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engineのような死亡時に3体のトークンに分裂する能力を有しており、個々のトークンのサイズも5/5トランプルと倒しきるのは容易なことではない。
上述の通り超重量級ではあるが、ビッグ・マナ系統のデッキであれば唱えて出すのも非現実的ではない。マナ・クリーチャーやマナ・アーティファクトを使ったマナ加速を駆使して比較的早めに登場させたいところ。基本セット2014にて獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beastsが登場したのも追い風。あちらは6マナなので、あらかじめ握っていた場合-3忠誠度能力で出せば5マナ分も踏み倒せる。
マナ・コストを踏み倒す場合、リアニメイトこそライブラリーに戻る能力のために方法が限られてくるが、召喚の罠/Summoning Trapなどで直接戦場に出したり、騙し討ち/Sneak Attackなどからエムラクール同様高火力として打ち出したりすることもできる。特に騙し討ちは終了ステップに生け贄に捧げるので、戦場に15パワー分のトークンを残していくと非常に相性が良い。エターナルでは緑であることを生かして自然の秩序/Natural Orderでライブラリーから直接飛び出すことも考えられる。同様の役割を持つ大祖始/Progenitusとの比較になるが、大祖始と違って環境に蔓延している剣を鍬に/Swords to Plowsharesが防げず、せっかくの能力が農場送りで台無しになる危険性が高いものの、大祖始では防ぎづらいヴェールのリリアナ/Liliana of the Veilや毒の濁流/Toxic Delugeといった辺りには強いので、それらの対策としてサイドボードに投入されていることがある。
- 墓地からライブラリーに戻る能力は置換効果を生成する常在型能力ではなく誘発型能力である。墓地に落ちた際に能力がスタックに乗るので、インスタント・タイミングであればリアニメイトできる。
- エムラクールと並ぶサイズなのに伝説のクリーチャーではない。ラヴニカにはこんな巨大なワームが複数体存在するのだろうか。
参考
- Game Breaker(Serious Fun、文:Adam Styborski)
- トリプルシンボルカード
- カード個別評価:ラヴニカへの回帰 - 神話レア