同型再版

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'''同型再版'''(''Functionally Identical Reprint'')とは、以前作られた[[カード]]を、機能はそのままで[[カード名]]を変えて別の[[エキスパンション]]に登場させること。なお、この訳は[[ホビージャパン]]のコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に長々とした英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一する。
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'''同型再版'''(''Functionally Identical Reprint'')とは、以前作られた[[カード]]を、機能はそのままで[[カード名]]を変えて別の[[エキスパンション]]に登場させること。なお、この訳は[[ホビージャパン]]のコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一して表記する。
  
 
例を挙げると、以下のようなものが登場している。
 
例を挙げると、以下のようなものが登場している。
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同型再版は、カード名や[[クリーチャー・タイプ]]がその[[ブロック (総称)|ブロック]]の世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的で作られる。
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同型再版は、カード名や[[クリーチャー・タイプ]]がその[[ブロック (総称)|ブロック]]の世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的で作られる。この理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用により[[カード]]の相対的な強さや役割が変化する場合もありうる。
クリーチャー・タイプは世界観と関係が深く、同型再版は比較的[[クリーチャー]]に多い。
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この理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用により[[カード]]の強さや役割が変化する場合もありうる。
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*上表の例で言えば、[[ゼンディカー]]には[[セファリッド]]という[[種族]]は存在しないし、[[ムーンフォーク|空民]]は[[神河/Kamigawa]]特有の種族名で[[基本セット2010]]のデザイン方針にそぐわなかった。そのため、それぞれ同じ機能を持つカードを、セットのデザインにそぐう形にデザインし直したのである。
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上表の例で言えば、[[ゼンディカー]]には[[セファリッド]]という[[種族]]は存在しないし、[[ムーンフォーク|空民]]は[[神河/Kamigawa]]特有の種族名であり[[基本セット2010]]のデザイン方針にそぐわなかった。そのため、それぞれ同じ機能を持つカードを、セットのデザイン方針に沿う形にデザインし直したのである。
  
同型再版により、事実上同じカードを1つの[[デッキ]]に8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。そのため、5枚以上投入することにより影響が大きくなるような強力なカードについては、同型再版を作らないようにしている。これに関してもっとも失敗した例は、[[Fyndhorn Elves]]だろう。これのせいで、当時は事実上[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]を8枚入れることができたのである。
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同型再版により、事実上同じカードを1つの[[デッキ]]に8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。そのため、5枚以上投入することによりある環境への影響が大きくなるようなカードについては、同型再版を作らないようにしている。これに関してもっとも失敗した例は、[[Fyndhorn Elves]]だろう。これのせいで、当時の[[スタンダード]]では、事実上[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]を8枚入れることができたのである。
  
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*クリーチャー・タイプは世界観と関係が深いため、[[クリーチャー]]に対する同型再版が比較的多い。
 
*クリーチャー・カード以外で[[サブタイプ]]が異なる場合は([[呪文タイプ]]の[[秘儀]]など)、同型再版とは呼ばないこともある。それらのサブタイプは、[[ブロック (総称)|ブロック]]固有のテーマに応じて作られることが多く、そのテーマによって元のカードと異なる働きを期待されているからだろう。
 
*クリーチャー・カード以外で[[サブタイプ]]が異なる場合は([[呪文タイプ]]の[[秘儀]]など)、同型再版とは呼ばないこともある。それらのサブタイプは、[[ブロック (総称)|ブロック]]固有のテーマに応じて作られることが多く、そのテーマによって元のカードと異なる働きを期待されているからだろう。
 
*[[基本セット2010]]では、「西洋ファンタジー的世界観」に統一したカードデザインがなされ、非常に多くの同型再版が作られた。
 
*[[基本セット2010]]では、「西洋ファンタジー的世界観」に統一したカードデザインがなされ、非常に多くの同型再版が作られた。

2013年8月31日 (土) 15:28時点における版

同型再版(Functionally Identical Reprint)とは、以前作られたカードを、機能はそのままでカード名を変えて別のエキスパンションに登場させること。なお、この訳はホビージャパンのコラムで用いられていたものであるが、日本語の文章に英語が混じると不自然なので、このWikiではこの訳語に統一して表記する。

例を挙げると、以下のようなものが登場している。

以前作られたカード 新たに作られたカード
セファリッドの物あさり/Cephalid Looterオデッセイ 無謀な識者/Reckless Scholarゼンディカー
空民の助言/Counsel of the Soratami神河物語 予言/Divination基本セット2010

同型再版は、カード名やクリーチャー・タイプがそのブロックの世界観に合わない場合などに、それを適切なものに変更するのが目的で作られる。この理由から、クリーチャーに対して同型再版と言う場合は、基本的にクリーチャー・タイプの違いを考慮しない。そのため同型再版であっても他のカードとの相互作用によりカードの相対的な強さや役割が変化する場合もありうる。

上表の例で言えば、ゼンディカーにはセファリッドという種族は存在しないし、空民神河/Kamigawa特有の種族名であり基本セット2010のデザイン方針にそぐわなかった。そのため、それぞれ同じ機能を持つカードを、セットのデザイン方針に沿う形にデザインし直したのである。

同型再版により、事実上同じカードを1つのデッキに8枚、もしくはそれ以上入れられるようになることがある。そのため、5枚以上投入することによりある環境への影響が大きくなるようなカードについては、同型再版を作らないようにしている。これに関してもっとも失敗した例は、Fyndhorn Elvesだろう。これのせいで、当時のスタンダードでは、事実上ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesを8枚入れることができたのである。

  • クリーチャー・タイプは世界観と関係が深いため、クリーチャーに対する同型再版が比較的多い。
  • クリーチャー・カード以外でサブタイプが異なる場合は(呪文タイプ秘儀など)、同型再版とは呼ばないこともある。それらのサブタイプは、ブロック固有のテーマに応じて作られることが多く、そのテーマによって元のカードと異なる働きを期待されているからだろう。
  • 基本セット2010では、「西洋ファンタジー的世界観」に統一したカードデザインがなされ、非常に多くの同型再版が作られた。

参考

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