ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge
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ハーコン自体は、「墓地からのみ」ということを除いて通常のクリーチャー呪文を唱える行動に準拠する。[[マナ・コスト]]は[[支払う]]必要があるし、通常は[[ソーサリー・タイミング]]でしか行えず、[[打ち消す|打ち消される]]こともある。これは墓地の騎士カードを唱える際も同様である。 | ハーコン自体は、「墓地からのみ」ということを除いて通常のクリーチャー呪文を唱える行動に準拠する。[[マナ・コスト]]は[[支払う]]必要があるし、通常は[[ソーサリー・タイミング]]でしか行えず、[[打ち消す|打ち消される]]こともある。これは墓地の騎士カードを唱える際も同様である。 | ||
*[[魔の魅惑/Aluren]]が出ていれば、マナ・コストを支払うことなく[[インスタント・タイミング]]でこれを墓地から唱えられる。 | *[[魔の魅惑/Aluren]]が出ていれば、マナ・コストを支払うことなく[[インスタント・タイミング]]でこれを墓地から唱えられる。 | ||
− | *墓地以外の[[領域]]からは唱えられないので、[[精神の願望/Mind's Desire]]や[[待機]] | + | *墓地以外の[[領域]]からは唱えられないので、[[精神の願望/Mind's Desire]]や[[待機]]などから唱えることは不可能である。 |
− | * | + | *伝説のクリーチャーであるため[[統率者戦]]の[[統率者]]として指定できるが、墓地以外から唱えられないという自身の[[能力]]によって統率者として[[戦場に出す]]ことは不可能である。 |
**[[基本セット2010]]発売前までは[[統率者]]は[[統率]][[領域]]ではなく[[ゲーム外]]領域に置かれていたため、[[死せる願い/Death Wish]]で[[手札]]に加え、その後に墓地に送ることができた。2009年9月20日のルール改正で統率者は[[追放]]領域に置かれることとなったため、死せる願いを使う方法は不可能になったが、[[対戦相手]]に協力してもらえば[[永遠からの引き抜き/Pull from Eternity]]で墓地に置くことにより唱えることが理論上可能だった。 | **[[基本セット2010]]発売前までは[[統率者]]は[[統率]][[領域]]ではなく[[ゲーム外]]領域に置かれていたため、[[死せる願い/Death Wish]]で[[手札]]に加え、その後に墓地に送ることができた。2009年9月20日のルール改正で統率者は[[追放]]領域に置かれることとなったため、死せる願いを使う方法は不可能になったが、[[対戦相手]]に協力してもらえば[[永遠からの引き抜き/Pull from Eternity]]で墓地に置くことにより唱えることが理論上可能だった。 | ||
*[[エルフの笛吹き/Elvish Piper]]など、唱える以外の方法で直接墓地以外から戦場に出すことは可能。 | *[[エルフの笛吹き/Elvish Piper]]など、唱える以外の方法で直接墓地以外から戦場に出すことは可能。 | ||
− | *[[シャーマンの恍惚/Shaman's Trance]]を使えば、[[対戦相手]]の墓地にあるハーコンを唱えられる。また、その状況で自分がハーコンを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しているなら、対戦相手の墓地にある[[騎士]]を唱えることも可能([[騎士]] | + | *[[シャーマンの恍惚/Shaman's Trance]]を使えば、[[対戦相手]]の墓地にあるハーコンを唱えられる。また、その状況で自分がハーコンを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しているなら、対戦相手の墓地にある[[騎士]]を唱えることも可能([[騎士]]を唱えることを許可する能力は、カードの[[オーナー]]を問わない)。 |
==参考== | ==参考== |
2013年8月31日 (土) 02:35時点における版
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 騎士(Knight)
あなたはあなたの墓地にあるストロームガルドの災い魔、ハーコンを唱えてもよいが、それ以外からは唱えられない。
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが戦場に出ているかぎり、あなたはあなたの墓地から騎士(Knight)呪文を唱えてもよい。
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが死亡したとき、あなたは2点のライフを失う。
墓地にある時のみ唱えられるという特殊な制限を持つが、戦場に出ると後に続いて騎士が蘇って来る、百鬼夜行のような伝説のゾンビ・騎士。
性質上除去に非常に強く、騎士を従えていれば全体除去にすら耐性を持つ。3ターン目に唱えられることは稀だと思われるが3マナ3/3とコスト・パフォーマンスも上々。墓地に帰った時のライフロスも蛇人間の戦士/Serpent Warriorなどを考えれば軽いもの。
2番目の能力によってウィニーの中盤以降の息切れを防ぎ、パーミッションへの強力な切り札となる。どうやって墓地に置くかが問題になるが、共鳴者を使う、黒お得意の手札破壊を自分に向ける、赤と組んでラクドスの力を借りる、青と組んでドローを強化しつつ捨てる、発掘でライブラリーを掘り進むなどなど。優秀な騎士を多く有する白には捨てる手段が少ないのがやや残念。時のらせん後は小悪疫/Smallpoxで捨てるカードにちょうど良い存在であったため、ソーラーポックスなどに組み込まれた。
弱点として、バウンスや墓地対策を受けたり差し戻し/Remandや遅延/Delayされたりすると辛い。また性能的な問題ではないが、ハーコンが戦場から墓地に落ちたときの2点ライフロスは忘れやすいため注意。
- ハーコンや騎士が墓地に置かれたとしても、それらが追放されることはない。勘違いしないように注意。
- 宮廷の軽騎兵/Court Hussarとシナジーを形成する。白マナを支払わずに唱えることで、3マナソーサリー・タイミングで永続的にライブラリーを掘り進める。魔の魅惑/Alurenと合わせれば、ライブラリーのすべてを引き尽くすことも可能。
- 日本語カード名最長記録を16文字で更新。しかし次元の混乱でエフラヴァのジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen of Efravaに抜かれる。
- 史上2体目の伝説のゾンビでもある。
- 元々はアヴラム・ガリースン/Avram Garrissonのカード化を考えていたが、ストーリーの都合でハーコン/Haakonが作られた(→ Card of the Day 2007/03/20(邦訳)参照)
ルール
この2番目の能力はクリーチャー以外にも適用されるので、騎士である部族カードを墓地から唱えることが可能である。
- ベナリアの騎士/Benalish Knightのような瞬速持ち騎士や騎士・インスタントも通常通りインスタント・タイミングで唱えることが可能。ローウィンで登場した名も無き転置/Nameless Inversionやヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Velなどはよき相方となるだろう。
- 騎士である土地を墓地からプレイすることも可能。今のところ、ドライアドの東屋/Dryad Arborを奸謀/Conspiracyで騎士にするなど一手間必要だが。
ハーコン自体は、「墓地からのみ」ということを除いて通常のクリーチャー呪文を唱える行動に準拠する。マナ・コストは支払う必要があるし、通常はソーサリー・タイミングでしか行えず、打ち消されることもある。これは墓地の騎士カードを唱える際も同様である。
- 魔の魅惑/Alurenが出ていれば、マナ・コストを支払うことなくインスタント・タイミングでこれを墓地から唱えられる。
- 墓地以外の領域からは唱えられないので、精神の願望/Mind's Desireや待機などから唱えることは不可能である。
- 伝説のクリーチャーであるため統率者戦の統率者として指定できるが、墓地以外から唱えられないという自身の能力によって統率者として戦場に出すことは不可能である。
- 基本セット2010発売前までは統率者は統率領域ではなくゲーム外領域に置かれていたため、死せる願い/Death Wishで手札に加え、その後に墓地に送ることができた。2009年9月20日のルール改正で統率者は追放領域に置かれることとなったため、死せる願いを使う方法は不可能になったが、対戦相手に協力してもらえば永遠からの引き抜き/Pull from Eternityで墓地に置くことにより唱えることが理論上可能だった。
- エルフの笛吹き/Elvish Piperなど、唱える以外の方法で直接墓地以外から戦場に出すことは可能。
- シャーマンの恍惚/Shaman's Tranceを使えば、対戦相手の墓地にあるハーコンを唱えられる。また、その状況で自分がハーコンをコントロールしているなら、対戦相手の墓地にある騎士を唱えることも可能(騎士を唱えることを許可する能力は、カードのオーナーを問わない)。