赤緑コントロール
提供:MTG Wiki
細 (カテゴリ編集のみ) |
|||
17行: | 17行: | ||
==ゼンディカー・ブロック期== | ==ゼンディカー・ブロック期== | ||
− | |||
[[原始のタイタン/Primeval Titan]]と[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]を使用した[[ターボランド (用語)|ターボランド]]系[[コンボ]]・[[コントロール (デッキ)|コントロール]]が登場。 | [[原始のタイタン/Primeval Titan]]と[[溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle]]を使用した[[ターボランド (用語)|ターボランド]]系[[コンボ]]・[[コントロール (デッキ)|コントロール]]が登場。 | ||
26行: | 25行: | ||
==時のらせんブロック構築== | ==時のらせんブロック構築== | ||
− | [[時のらせんブロック構築]]では、優秀[[クリーチャー]]を軸にした[[ステロイド | + | [[時のらせんブロック構築]]では、優秀[[クリーチャー]]を軸にした[[ステロイド/ブロック構築/時のらせん|ステロイド]]が存在する中、[[土地破壊]]に寄せた[[コントロール (デッキ)|コントロール]]寄りの[[デッキ]]も登場した。 |
{{#card:Wall of Roots}} | {{#card:Wall of Roots}} |
2013年6月16日 (日) 02:15時点における版
赤緑コントロール(Red-Green Control)は、赤緑の2色で構成されるコントロールデッキ。
目次 |
概要
主に赤の火力や土地破壊、緑のアドバンテージカードやパーマネント除去を組み合わせて使われる。
赤緑はステロイドがメインであり、コントロールの色の組み合わせとしてはそこまでメジャーではないが、ウィニークリーチャーが力不足の時やメタゲーム次第で時折登場する。
クリーチャーに手出しできない緑コントロールの補足として赤を足すといった構成になることも多い。赤単コントロールよりも柔軟性に富み、緑単コントロールよりもクリーチャー相手に有利。
ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
前環境の赤緑ヴァラクートに引き続き、原始のタイタン/Primeval Titanを用いたビッグ・マナ系のデッキが登場。
クリーチャー — 巨人(Giant)
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
土地
(T):(◇)を加える。
(X)(赤)(緑),(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+X/+0の修整を受けるとともにトランプルを得る。
詳細はケッシグ・ランプを参照。
ゼンディカー・ブロック期
原始のタイタン/Primeval Titanと溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleを使用したターボランド系コンボ・コントロールが登場。
クリーチャー — 巨人(Giant)
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
土地
溶鉄の尖峰、ヴァラクートはタップ状態で戦場に出る。
山(Mountain)が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたが他に少なくとも5つの山をコントロールしている場合、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたは「溶鉄の尖峰、ヴァラクートはそれに3点のダメージを与える」ことを選んでもよい。
(T):(赤)を加える。
詳細は赤緑ヴァラクートのページを参照のこと。
時のらせんブロック構築
時のらせんブロック構築では、優秀クリーチャーを軸にしたステロイドが存在する中、土地破壊に寄せたコントロール寄りのデッキも登場した。
クリーチャー — 植物(Plant) 壁(Wall)
防衛
根の壁の上に-0/-1カウンターを1個置く:(緑)を加える。毎ターン1回のみ起動できる。
クリーチャー — 人間(Human) ノーマッド(Nomad)
速攻
エコー(3)(赤)(あなたのアップキープの開始時に、これが直前のあなたのアップキープの開始時よりも後にあなたのコントロール下になっていた場合、そのエコー・コストを支払わないかぎりそれを生け贄に捧げる。)
なだれ乗りが戦場に出たとき、土地1つを対象とし、それを破壊する。
ビッグ・マナとは違い、土地破壊で対戦相手を遅らせることで自身を有利にする。根の壁/Wall of Rootsや明日への探索/Search for Tomorrowでマナ加速し、なだれ乗り/Avalanche Ridersやムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Mossで土地を縛り、幽体の魔力/Spectral Forceなどの大型クリーチャーにつないで勝利する。強力ドローカードの調和/Harmonizeの存在も大きい。
また、黒をタッチし虚空/Voidなどを加えるバージョンも存在する。
サンプルレシピ
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (13) | |
3 | 幽体の魔力/Spectral Force |
4 | 根の壁/Wall of Roots |
2 | なだれ乗り/Avalanche Riders |
4 | ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite |
呪文 (24) | |
3 | 分解/Disintegrate |
3 | 獣群の呼び声/Call of the Herd |
4 | ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss |
4 | 調和/Harmonize |
4 | 明日への探索/Search for Tomorrow |
2 | 虹色のレンズ/Prismatic Lens |
4 | 死亡+退場/Dead+Gone |
土地 (23) | |
6 | 山/Mountain |
11 | 森/Forest |
4 | 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse |
2 | ウルザの工廠/Urza's Factory |
サイドボード | |
4 | ユートピアの誓約/Utopia Vow |
3 | 硫黄破/Sulfurous Blast |
2 | 鋸刃の矢/Serrated Arrows |
2 | なだれ乗り/Avalanche Riders |
2 | 砕岩を食うもの/Detritivore |
2 | 大いなるガルガドン/Greater Gargadon |
- マナ加速に虹色のレンズ/Prismatic Lensを採用しているのが特徴的。根の壁/Wall of Rootsと違い滅び/Damnationの被害を被らずにすむ。
ミラディン・ブロック+神河ブロック期
ミラディン・ブロック+神河ブロック期のスタンダードでは、創造の標デッキから中核の創造の標/Beacon of Creationを抜き、替わりに赤を加えたフレッシュメーカーが登場。
クリーチャー — ビースト(Beast)
(赤),あなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。
4/5クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)
桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
1/1創造の標のカードパワーが魅力的だったのか、本家の方が人気が高かった。また、この時代はスタンダードでの大きな大会が少なかったこともマイナーである一因。詳しくはフレッシュメーカーを参照。
ミラディン・ブロック構築
ミラディン・ブロックにおける赤緑コントロールは、メタゲームに合致したアーティファクト対策デッキ。ビッグ・レッドに次ぐアンチデッキとして人気を博し、親和に対抗した。
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。静電気の稲妻はそれに2点のダメージを与える。それがアーティファクト・クリーチャーである場合、代わりに静電気の稲妻はそれに4点のダメージを与える。
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
永遠の証人が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
2/1アーティファクト除去や土地破壊などを多く投入し、対戦相手のリソースを削っていく。それを永遠の証人/Eternal Witnessや真面目な身代わり/Solemn Simulacrum、占術付き呪文で補助。最終的には弧炎撒き/Arc-Sloggerや火の玉/Fireballで決着をつける。ビッグ・レッドと比べると、火力にスロットをあまり割かない分クリーチャーも多めである。
カード・プールが狭いブロック構築環境ならではのデッキ。メタの中核が親和に確定しているため、テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justiceがメインデッキに4枚投入されることもある。
- 同環境の12postに赤を足したバージョンも存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権04 ミラディン・ブロック構築部門 6戦全勝 (参考)
- 使用者:Grgur Petric Maretic
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (17) | |
4 | 弧炎撒き/Arc-Slogger |
4 | 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum |
4 | 永遠の証人/Eternal Witness |
3 | ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman |
2 | 腐食ナメクジ/Molder Slug |
呪文 (19) | |
2 | 旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble |
3 | マグマの噴流/Magma Jet |
4 | 溶鉄の雨/Molten Rain |
2 | 手綱取り/Grab the Reins |
4 | 静電気の稲妻/Electrostatic Bolt |
4 | テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice |
土地 (24) | |
12 | 森/Forest |
12 | 山/Mountain |
サイドボード | |
2 | 旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble |
4 | 刈り取りと種まき/Reap and Sow |
3 | 粗野な覚醒/Rude Awakening |
3 | 酸化/Oxidize |
3 | 等時の王笏/Isochron Scepter |
オンスロート・ブロック構築
オンスロート・ブロック構築では、爆発的植生/Explosive Vegetationをマナ加速に使用するベジテーションのうち、赤緑のものも存在した。
ソーサリー
あなたのライブラリーから基本土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
また、スカージ参入後には絹鎖の蜘蛛/Silklash Spiderやめった切り/Slice and Diceなどを使用しアストログライドやゴブリンなどをメタったRogue Decreeも登場した。
クリーチャー — 蜘蛛(Spider)
到達
(X)(緑)(緑):絹鎖の蜘蛛は飛行を持つ各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
ソーサリー
めった切りは、各クリーチャーに4点のダメージを与える。
サイクリング(2)(赤)((2)(赤),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたがめった切りをサイクリングしたとき、あなたは「めった切りは各クリーチャーに1点のダメージを与える」ことを選んでもよい。
ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期
ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期のスタンダードでは、トリニティからの土地破壊流行に乗って登場したアングリーハーミットが活躍。
ソーサリー
1つか2つか3つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。弧状の稲妻は、それらに3点のダメージを望むように割り振って与える。
ミラーマッチを意識したアングリーノンハーミットも登場し、環境を引っ張った。詳しくはそれぞれアングリーハーミット、アングリーノンハーミットを参照。