他のプレイヤーをコントロールする
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(新しいページ: ''''他のプレイヤーをコントロールする'''/''Controlling Another Player''効果が存在する。 現在は精神隷属器/Mindslaver、[[ソリン・マ...') |
|||
23行: | 23行: | ||
==関連== | ==関連== | ||
*[[コントロール (ルール用語)|コントロール]] | *[[コントロール (ルール用語)|コントロール]] | ||
− | {{#cr: | + | {{#cr:712}} |
2011年10月7日 (金) 16:44時点における版
他のプレイヤーをコントロールする/Controlling Another Player効果が存在する。
現在は精神隷属器/Mindslaver、ソリン・マルコフ/Sorin Markov、Word of Commandの3枚が該当する。
ルール
他のプレイヤーをコントロールしているとき、そのプレイヤーが本来行うべき選択や決定を、コントロールしている側が選択したり決定したりする。
- 複数のプレイヤー・コントロール効果が同じプレイヤーに影響を及ぼす場合、タイムスタンプ順に上書きしていき、最後に発生したものだけが有効になる。
- 他のプレイヤーをコントロールしている間も、通常通り、自分自身に関する選択や決定を行える。
- 他のプレイヤーをコントロールしている間も、それによってオブジェクトのコントロールが得られるわけではない。
- 他のプレイヤーにコントロールされているプレイヤーが何らかのオブジェクトの情報を見ることができる場合、プレイヤーのコントローラーもそれを見ることができる(例えば、コントロールされているプレイヤーの手札や、そのプレイヤーがコントロールしている裏向きのパーマネントの表など)。
- 他のプレイヤーのコントローラーは、コントロールしているプレイヤーに認められている、あるいは何らかのオブジェクトによりしなければいけない全ての選択や決定を行う。
- もちろんBlacker Lotusなどのコストの一部として相手のカードをビリビリに破いてもよい。逆に、もしそうされそうになったら即座に投了すべきだろう(そのタイミングでの投了は認められている)。
- 他のプレイヤーのコントローラーは、ルールやオブジェクトによって必要とされていない選択や決定を行えない。また、トーナメント・ルールによって必要とされている選択や決定を行えない。
- サイドボードを見ることは総合ルールに記載された行動ではないが、マジック・イベント規定で「自分がコントロールしているプレイヤーのサイドボードを見てもよい」と直接規定されているため、見ることができる。
- これは2011年1月1日発効版マジック・イベント規定で追加された部分。それ以前は本人しか見ることができないとされていたため、燃え立つ願い/Burning Wishなどを使わせたとしても、サイドボードを見ることはできなかった。記載があるマジック・イベント規定には。見ることができない以上ソーサリーであるかどうか判別できないため、サイドボードからカードを持ってくることはできない。
- その当時も、死せる願い/Death Wishならば条件を指定されていないのでサイドボードから持ってくることはできるが、無作為に選ぶことになる。
- サイドボードを見ることは総合ルールに記載された行動ではないが、マジック・イベント規定で「自分がコントロールしているプレイヤーのサイドボードを見てもよい」と直接規定されているため、見ることができる。
- 他のプレイヤーのコントローラーは、コントロールしているプレイヤーに投了させることはできない。逆に、プレイヤーは他のプレイヤーにコントロールされている状態でも投了できる。
- 双頭巨人戦などの共有チーム・ターン選択ルールを使用するゲームにおいては、あるプレイヤーをコントロールする場合、そのチーム全体をコントロールする(CR:805.8)。
このほか、マナ・バーンがあった頃は、「他のプレイヤーに(ターンを)コントロールされているプレイヤーは、マナ・バーンでライフを失わない」というルールが設けられていた。基本セット2010発売に伴う総合ルールの更新で、マナ・バーンの廃止とともにこのルールは削除された。
関連
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 712 両面カード
- 712.1 両面カードとは、カードの一方にマジックのカードのオモテ面、もう一方にマジックのカードのオモテ面か大判カードのオモテ面の半分があるカードである。(マジックの裏面が存在しない。)両面カードには3種類存在し、変身する両面カード、モードを持つ両面カード、合体カードである。
- 712.2 変身する両面カードは、両方の面にマジックのカードがあり、その一方あるいは両方の面にそのカードを「変身/transform」または「トランスフォーム/convert」させる(もう一方の面へ裏返す)、あるいはそのカードを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」(第2面をオモテにして)唱えたり戦場に出したりする能力を持つ。
- 712.2a 変身する両面カードの第1面には、左上の角に第1面シンボルが記されている。『兄弟戦争』の発売以降に印刷されたカードでは、黒い円の中にある白い上向きの三角である。それ以前の変身する両面カードでは、異なる第1面シンボルが使われている。『マジック・オリジン』『基本セット2019』の両面カードでは、第1面シンボルはプレインズウォーカー・アイコンを元にしたシンボルである。『イニストラード』ブロックと『イニストラードを覆う影』セットと『イニストラード:真夜中の狩り』セットと、『異界月』の《爪の群れのウルリッチ》では、第1面シンボルは太陽である。それ以外の『異界月』の両面カードでは、第1面シンボルは満月である。『イクサラン』と『イクサランの相克』のカードでは、第1面シンボルは羅針図である。『神河:輝ける世界』のカードでは、第1面シンボルは閉じた扇である。
- 712.2b 変身する両面カードの第2面には、左上か右上の角に第2面シンボルが記されている。『兄弟戦争』の発売以降に印刷されたカードでは、黒い円の中にある白い下向きの三角である。それ以前の変身する両面カードでは、異なる第2面シンボルが使われている。『マジック・オリジン』『基本セット2019』の両面カードでは、第2面シンボルはプレインズウォーカー・アイコンである。『イニストラード』ブロックと『イニストラードを覆う影』セットと『イニストラード:真夜中の狩り』セットと、『異界月』の《揺るぎない頭目、ウルリッチ》では、第2面シンボルは三日月である。それ以外の『異界月』の両面カードでは、第2面シンボルはエルドラージの巨人エムラクールを元にしたシンボルである。『イクサラン』と『イクサランの相克』のカードでは、第2面シンボルは土地アイコンである。『神河:輝ける世界』のカードでは、第2面シンボルは開いた扇である。
- 712.2c 変身する両面カードの第2面がクリーチャーである場合、そのカードの第1面には、その第2面のパワーとタフネスが、パワー/タフネス欄の上に斜体灰色の文字で書かれている。これは注釈文であり、ゲーム上は効果を持たない。
- 712.3 モードを持つ両面カードは独立した2つのオモテ面を持ち、それらの面はお互いに独立している。
- 712.3a モードを持つ両面カードの第1面には、左上の角に第1面シンボルが記されている。第1面シンボルは、横向きの水滴型の中に描かれた黒い単一の三角形である。
- 712.3b モードを持つ両面カードの第2面には、左上の角に第2面シンボルが記されている。第2面シンボルは、横向きの水滴型の中に描かれた白い2つの三角形である。
- 712.3c モードを持つ両面カードの両方の面には、もう一方の面に関する情報を含むヒントバーが左下隅に描かれている。これは注釈文であり、ゲームプレイ上の効果はない。
- 712.4 合体カードは、一方の面にマジックのカードのオモテ、もう一方に大判のマジックのカードのオモテの半分が書かれている。
- 712.4a 合体する組それぞれのうち1枚は、そのオブジェクトとその対になるものを追放して合体させる能力を持つ。合体する組のカード2枚を合体させるとは、それらを第2面をオモテにして戦場に出し結合させる(rule 701.37〔合体する〕参照)ことである。結果のパーマネントは、カード2枚によって表される単一のオブジェクトである。
- 712.4b 合体する組の第2面は、その組がなる合体したパーマネントの戦場での特性を決定するためにのみ用いられる。ルールや効果が戦場にある合体したパーマネントの一部でない合体カードの第2面を参照する場合、そのカードの第2面に合体したパーマネントのどの部分が書かれていようとも、特性を決定することに失敗する。
- 712.5 合体する組は6つ存在する。
- 712.5a 《夜深の死体あさり》と《墓ネズミ》が合体すると《騒がしい徒党》になる。
- 712.5b 《ハンウィアー守備隊》と《ハンウィアーの要塞》が合体すると《のたうつ居住区、ハンウィアー》になる。
- 712.5c 《消えゆく光、ブルーナ》と《折れた刃、ギセラ》が合体すると《悪夢の声、ブリセラ》になる。
- 712.5d 《ファイレクシアのドラゴン・エンジン》と《ギックスに拾われし者、ミシュラ》が合体すると《ファイレクシアに下りし者、ミシュラ》になる。
- 712.5e 《マイトストーンとウィークストーン》と《護国卿、ウルザ》が合体すると《プレインズウォーカー、ウルザ》になる。
- 712.5f 《自然の聖域、アルゴス》と《ガイアの声、ティタニア》が合体すると《ガイアの具現、ティタニア》になる。
- 712.6 両面カードを見ることができるプレイヤーは、その両方の面を見ることができる。
- 712.7 プレイヤーは、非公開領域にある両面カードを、同じ領域にある他のカードと区別ができないようにしなければならない。そのため、両面カードのオーナーは完全に不透明なスリーブか、差し替えカードを用いることができる(rule 713〔差し替えカード〕参照)。認定イベントでの両面カードの使用に関しては、追加の規定が存在する。rule 100.6 参照。
- 712.8 変身する両面カードやモードを持つ両面カードの各面はそれぞれに独立した一連の特性を持つ。合体カードの第1面と合体する組によって作られる結合した面はそれぞれに独立した一連の特性を待つ。
- 712.8a 両面カードがゲーム外あるいは戦場やスタック以外のゲーム内にある場合、それは第1面の特性のみを持つ。
- 712.8b スタック上にある合体カードは、第1面の特性だけを持つ。
- 712.8c 通常、変身する両面呪文がスタックにある間は第1面をオモテにしており、その第1面の特性のみを持つ。しかしながら、効果によってプレイヤーが変身する両面カードを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」唱えることができる場合、その呪文は第2面をオモテにし、第2面の特性だけを持つ。そのマナ総量は第1面のマナ・コストを用いて計算される。
- 712.8d 両面パーマネントが第1面をオモテにしている間、それは第1面の特性だけを持つ。
- 712.8e 変身するパーマネントの第2面がオモテになっている場合、それは第2面の特性のみを持つ。ただし、マナ総量は第1面のマナ・コストから計算される。そのパーマネントが変身する両面パーマネントの第2面をコピーしていた場合(そのコピーであるオブジェクトがもともと両面パーマネントだったとしても)、そのパーマネントのマナ総量は0である。rule 202.3b 参照。
- 712.8f モードを持つ両面呪文がスタックにある間、あるいはモードを持つ両面パーマネントが戦場にある間、それはオモテになっている面の特性のみを持つ。
- 712.8g 合体する組のカード2枚が合体 パーマネントとして戦場にある間、それらのカードが表すオブジェクトはその合体した第2面の特性だけを持つ。パーマネントが合体 パーマネントをコピーした場合、そのコピーのマナ総量は0である。rule 202.3c 参照。
- 712.9 変身する両面カードで表されるパーマネントや変身するトークンだけが変身またはトランスフォームできる(rule 701.28〔変身する〕、rule 701.50〔トランスフォーム〕参照)。呪文や能力がプレイヤーに変身する両面カードで表されているパーマネントでも変身するトークンでもないものを変身させようとしても、何も起こらない。
- 712.11 両面呪文は、通常、第1面をオモテにして唱える。rule 601〔呪文を唱えること〕参照。
- 712.11a 変身する両面カードや変身する両面カードのコピーを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」唱える場合、その第2面をオモテにしてスタックに置く。
- 712.11b モードを持つ両面カードやモードを持つ両面カードのコピーを呪文として唱えるプレイヤーは、それをスタックに置く前にどちらの面を唱えているのかを選ぶ。
- 712.11c 唱えられるかどうかを決定するために評価されるのは、スタック上でオモテになる面だけである。その面だけがスタックに置かれるとして扱われる。
- 712.11d 変身する両面カードの第1面の能力がそれを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」唱えることを認めている場合、その能力はその呪文を唱えられるかどうか決定するためにその呪文を評価するときに考慮に入れる。これはrule 712.11cの例外である。
- 712.12 モードを持つ両面カードやモードを持つ両面カードのコピーを土地としてプレイしているプレイヤーは、それを戦場に出す前に土地であるオモテ面1つを選ぶ。それはその面をオモテにして戦場に出る。rule 305〔土地〕参照。
- 712.13 通常、パーマネント になる両面呪文は、解決されるとスタック上でオモテだった面をオモテにして戦場に出る。
- 712.14 スタック以外の領域から戦場に出る両面カードは、通常、第1面をオモテにした状態で戦場に出る。
- 712.14a 呪文や能力が変身する両面カードを「変身した状態で/transformed」または「トランスフォームした状態で/converted」戦場に出す場合、それは第2面をオモテにした状態で戦場に出る。プレイヤーが変身する両面カードでないカードを変身またはトランスフォームした状態で戦場に出すように指示された場合、そのカードは現在の領域に残る。
- 712.14b プレイヤーがモードを持つ両面カードを戦場に出すように指示され、その第1面がパーマネント・カードでなかった場合、そのカードは現在の領域に残る。
- 712.14c 合体カードがその対になるものと合体する場合、それらのカードはそれらの第2面をオモテにして単一のパーマネントとして戦場に出る。
- 712.15 効果によってプレイヤーが両面カードを裏向きのクリーチャー・呪文として唱える場合、あるいは両面カードが裏向きで戦場に出る場合、それはそれを裏向きにしたルールや効果が得させた特性を持つ。そのカードは、裏向きの差し替えカード(rule 713 参照)あるいは不透明のスリーブを使い、非公開であり続ける。rule 708〔裏向きの呪文やパーマネント〕参照。
- 712.16 合体 パーマネントや両面パーマネントは裏向きにできない。呪文や能力により両面パーマネントが裏向き になろうとする場合、何も起こらない。
- 712.17 裏向きで追放された両面カードは、裏向きの差し替えカードあるいは不透明のスリーブを使い、非公開であり続ける。rule 713〔差し替えカード〕参照。
- 712.18 変身する両面パーマネントが変身またはトランスフォームする場合、それは新しいオブジェクト になるわけではない。そのパーマネントに適用される効果は適用され続ける。
- 712.19 何らかの効果によりプレイヤーが名前1つを選ぶ場合、そのプレイヤーは変身する両面カードやモードを持つ両面カードのいずれか一方の面の名前を選ぶことができるが、両方は指定できない。同様に、合体カードの第1面や合体する組の結合した第2面の名前のいずれかを選ぶことができる。
- 712.20 変身する両面カードが、変身またはトランスフォーム後に「[このパーマネント]が変身するに際し……/As [this permanent] transforms . . .」という能力を持つことになる場合、その能力が適用されるのはそのパーマネントが変身やトランスフォームする間であり、その後ではない。
- 712.21 合体したパーマネントが戦場を離れる場合は、1つのパーマネントが戦場を離れ、2枚のカードが該当する領域に置かれる。
- 712.21a 合体したパーマネントがオーナーの墓地かライブラリーに置かれるなら、そのプレイヤーは、それを表していた2枚のカードを望む順番に並べ変えてもよい。それがオーナーのライブラリーに置かれるなら、そのプレイヤーはその順番を公開しない。
- 712.21b プレイヤーが合体したパーマネントを追放するなら、そのプレイヤーはその時点で2枚のカードの間のタイムスタンプ順を決める。これはrule 613.7mの定める手順の例外である。
- 712.21c 合体したパーマネントが戦場を離れる時点でそれがなる新しいオブジェクトを見つけることができる効果は、両方のカードを見つける(rule 400.7 参照)。その効果がそれらのカードに対して処理を行うなら、それらのカードそれぞれにその処理を行う。
- 712.21d 合体したパーマネントが戦場を離れたり他の領域に移動したりすることに複数の置換効果が適用されうるなら、2枚のカードのうち一方にいずれかの置換効果を適用すると、両方のカードに影響を及ぼす。ただし、その合体したパーマネントが統率者であるなら、それはこのルールの例外になることがある。rule 903.9b-c 参照。
- 712.21e 効果が、領域を変更したオブジェクトの数を知る必要がある場合、合体したパーマネントは1つのオブジェクトとして数える。効果が、領域を変更したカードの数を知る必要がある場合、合体したパーマネントは2枚のカードとして数える。
- 712 両面カード