実存

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{{情報ボックス/キーワード能力
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'''実存'''/''Substance''は、かつて存在した、[[ミラージュ]]が[[Magic Online]]でリリースされる際に制定された[[キーワード能力]]。現在は[[廃語]]である。
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'''実存'''/''Substance''は、[[ミラージュ]]が[[Magic Online]]でリリースされる際に制定された[[キーワード能力]]。これは[[効果]]を持たない[[常在型能力]]である。
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{{#card:Grave Servitude}}
 
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==解説==
 
==解説==
[[ミラージュ・ブロック]]の[[インスタントメント]]など、一部の[[カード]]の処理のために存在する、単なるマーカーとしての[[能力]]であり、実存自体は一切効果を持たない。
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[[ミラージュ・ブロック]]の[[インスタントメント]]など、一部の[[カード]]の処理のために作られた、単なるマーカーとしての[[能力]]であり、実存自体は一切効果を持たない。実存を与えるカードは、いずれも「[[ターン終了時まで]]」の期間が設けられており、実存を失ったとき([[クリンナップ・ステップ]]時)に[[誘発]]する[[誘発型能力]]を併せ持っていた。
  
ミラージュのMagic Online化によるルール改正で、2005年10月より採用された。その後、他にもいくつかのカードに実存に関する[[エラッタ]]が出ているが、今のところ印刷されたカードに実存と表記されているものは無い。
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ミラージュがMagic Onlineでリリースされるによるルール改正で、2005年10月より採用された。その後、他にもいくつかのカードに実存に関する[[エラッタ]]が出されたが、印刷されたカードに実存と表記されているものは無い。
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その後、[[基本セット2010]]発売に伴う[[オラクル]]・[[総合ルール]]の更新によって、実存は廃止され、実存を用いていたカードは「次のクリンナップ・ステップの開始時」に誘発する誘発型能力を含むように変更された。
  
*「実存を失ったとき~」の能力は、[[クリンナップ・ステップ]]に誘発し、[[スタック]]に乗って処理される。次のターンに持ち越されることはない({{CR|314}})。
 
 
*実存以前にも、効果を持たないキーワード能力に[[雪かぶり]](現在は[[特殊タイプ]]「[[氷雪]]」)があった。
 
*実存以前にも、効果を持たないキーワード能力に[[雪かぶり]](現在は[[特殊タイプ]]「[[氷雪]]」)があった。
  
===導入の経緯===
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===実存の問題点===
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*インスタントメントの実存は常在型能力によってスタック上で得る能力だが、ここに問題があった。{{CR|400.7a}}にはスタックに置かれている間に変更された特性がパーマネントにも適用されるのは「呪文や起動型能力や誘発型能力の効果」と書かれており、効果の種類について限定していない{{CR|111.4}}と矛盾が生じていた。
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==導入の経緯==
 
この能力が導入された理由は、ミラージュ時代の[[第5版]]ルールと、[[第6版]]以降のルールとで、「ターンの最後に([[ターン終了時に]])」と「[[ターン終了時まで]]」との処理タイミングが異なっているためである。
 
この能力が導入された理由は、ミラージュ時代の[[第5版]]ルールと、[[第6版]]以降のルールとで、「ターンの最後に([[ターン終了時に]])」と「[[ターン終了時まで]]」との処理タイミングが異なっているためである。
  
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しかし第6版ルールになるとこれが逆転し、「ターン終了時に」を処理してから「ターン終了まで」の処理に移るようになる。これだと、ダメージが取り除かれる前にインスタントメントが外れてしまい、結局クリーチャーが死んでしまって守ったことにならない、という事態が発生するようになる。
 
しかし第6版ルールになるとこれが逆転し、「ターン終了時に」を処理してから「ターン終了まで」の処理に移るようになる。これだと、ダメージが取り除かれる前にインスタントメントが外れてしまい、結局クリーチャーが死んでしまって守ったことにならない、という事態が発生するようになる。
  
この修正はまさにこの問題点を解決し、第5版以前の時と同様の働きをさせるようにするためのものであり、実に6年ぶりの「第5版ルールの後始末」と言える。
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この修正はまさにこの問題点を解決し、第5版以前の時と同様の働きをさせるようにするためのものであり、実に6年ぶりの「第5版ルールの後始末」と言える。
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==関連カード==
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かつて実存を持っていたカード。<!--登場順→色順-->
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*[[Thawing Glaciers]]
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*[[光の護法印/Ward of Lights]]
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*[[飛翔/Soar]]
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*[[死の隷従/Grave Servitude]]
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*[[電光石火/Lightning Reflexes]]
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*[[茨の鎧/Armor of Thorns]]
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*[[胸壁/Parapet]]
 +
*[[秘宝の護法印/Relic Ward]]
 +
*[[神秘のヴェール/Mystic Veil]]
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*[[ネクロマンシー/Necromancy]]
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*[[蜘蛛変化/Spider Climb]]
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*[[要撃/Waylay]]
  
 
==参考==
 
==参考==
*{{WHISPER検索/カードテキスト|実存|実存(Substance)}}
 
*[[キーワード能力]]
 
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
  
{{#cr:502.49}}
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[[Category:廃語|しつそん]]
[[Category:キーワード能力|しつそん]]
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2009年7月25日 (土) 16:06時点における版

実存/Substanceは、かつて存在した、ミラージュMagic Onlineでリリースされる際に制定されたキーワード能力。現在は廃語である。


Grave Servitude / 死の隷従 (1)(黒)
エンチャント — オーラ(Aura)

あなたは、死の隷従をそれが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。あなたがソーサリーを唱えられないときにそれを唱えた場合、それがなったパーマネントのコントローラーは、次のクリンナップ・ステップの開始時にそれを生け贄に捧げる。
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+3/-1の修整を受けるとともに黒である。


解説

ミラージュ・ブロックインスタントメントなど、一部のカードの処理のために作られた、単なるマーカーとしての能力であり、実存自体は一切効果を持たない。実存を与えるカードは、いずれも「ターン終了時まで」の期間が設けられており、実存を失ったとき(クリンナップ・ステップ時)に誘発する誘発型能力を併せ持っていた。

ミラージュがMagic Onlineでリリースされるによるルール改正で、2005年10月より採用された。その後、他にもいくつかのカードに実存に関するエラッタが出されたが、印刷されたカードに実存と表記されているものは無い。

その後、基本セット2010発売に伴うオラクル総合ルールの更新によって、実存は廃止され、実存を用いていたカードは「次のクリンナップ・ステップの開始時」に誘発する誘発型能力を含むように変更された。

実存の問題点

  • インスタントメントの実存は常在型能力によってスタック上で得る能力だが、ここに問題があった。CR:400.7aにはスタックに置かれている間に変更された特性がパーマネントにも適用されるのは「呪文や起動型能力や誘発型能力の効果」と書かれており、効果の種類について限定していないCR:111.4と矛盾が生じていた。

導入の経緯

この能力が導入された理由は、ミラージュ時代の第5版ルールと、第6版以降のルールとで、「ターンの最後に(ターン終了時に)」と「ターン終了時まで」との処理タイミングが異なっているためである。

大雑把に言ってしまうと、第5版以前では「ターン終了時まで」を処理してから「ターンの最後に」、という流れであったため、例えば何かのダメージからタフネス修整のインスタントメントでクリーチャーを守った場合、ちゃんとダメージが取り除かれてからインスタントメントが外れるようになっていた。

しかし第6版ルールになるとこれが逆転し、「ターン終了時に」を処理してから「ターン終了まで」の処理に移るようになる。これだと、ダメージが取り除かれる前にインスタントメントが外れてしまい、結局クリーチャーが死んでしまって守ったことにならない、という事態が発生するようになる。

この修正はまさにこの問題点を解決し、第5版以前の時と同様の働きをさせるようにするためのものであり、実に6年ぶりの「第5版ルールの後始末」と言える。

関連カード

かつて実存を持っていたカード。

参考

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