ペリ・ブラウン/Peri Brown
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[[白]]い[[ドクターのコンパニオン]]。各[[ターン]]最初に[[唱える]][[歴史的]]な[[呪文]]に[[召集]]を付与する[[伝説の]][[人間]]。 | [[白]]い[[ドクターのコンパニオン]]。各[[ターン]]最初に[[唱える]][[歴史的]]な[[呪文]]に[[召集]]を付与する[[伝説の]][[人間]]。 | ||
− | + | 召集付与の条件は「最初に唱える呪文であり、かつ歴史的な場合」ではなく「歴史的な呪文のうち、最初に唱えるもの」である。そのためクリーチャーを並べて強化することが得意な[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]と相性が良い反面、[[6代目ドクター/The Sixth Doctor]]と使うと、自身を召喚したターンではドクターを召集して出すことはできず、次のターンにドクターを出したターンでは次の歴史的な呪文は召集を得られないという、やや扱いづらさが残る。これはストーリー上で命の恩人である5代目ドクターに能力が寄せてあり、途中まで微妙な関係性だった6代目ドクターとの相性をゲーム上で再現しているものと考えられる。 | |
+ | 自分のターンの間という制限はないため、[[ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery]]や[[予期の力線/Leyline of Anticipation]]などでのサポートが理想。 | ||
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*ペリ・ブラウンが戦場に存在するようになってからではなく、ゲームの状況を見る。例えばあなたがペリ・ブラウンを唱えたならそれが1つ目の歴史的な呪文であり、そのターン中は召集は付与されない。 | *ペリ・ブラウンが戦場に存在するようになってからではなく、ゲームの状況を見る。例えばあなたがペリ・ブラウンを唱えたならそれが1つ目の歴史的な呪文であり、そのターン中は召集は付与されない。 | ||
*呪文を唱える手順の途中で、コストのマナの支払いの前にペリ・ブラウンを[[生け贄に捧げる]]などして戦場からいなくなったら、呪文は召集を持たなくなりクリーチャーのタップでは支払えなくなる。 | *呪文を唱える手順の途中で、コストのマナの支払いの前にペリ・ブラウンを[[生け贄に捧げる]]などして戦場からいなくなったら、呪文は召集を持たなくなりクリーチャーのタップでは支払えなくなる。 | ||
+ | ==ストーリー== | ||
+ | 本名、'''パーピュギュリアム・ブラウン'''。アメリカ、メリーランド州のフェルズ・ポイント バルチモアの大学に通う、植物学を専攻する大学生。20歳前後。 | ||
+ | "Planet of fire"で初登場し、[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]と[[ヴィスラー・ターロー/Vislor Turlough]]がスペインのランサローテ島を訪れた際、溺れかけていることろを助けられる。しかし復活を目論むマスターがコンパニオンのカメリオンを乗っ取ってターディスを操り、共に火の惑星・サーンに飛ばされてしまう。このエピソードの最後にカメリオンは破壊、ターローが母星に帰るが、ペリは未知の世界との出会いを夢見てドクターの旅への同行を申し出る。この時点でドクター唯一のコンパニオンとなる。以降、クラシックシリーズはドクターとひとりの女性コンパニオンのペアで進行するようになる。 | ||
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+ | 次のエピソード、[[アンドロザーニの洞窟/The Caves of Androzani]]でドクターともども現地の重篤な中毒症に罹る。解毒薬が足らず、ドクターはペリを助けるために死亡して再生する道を選び、[[6代目ドクター/The Sixth Doctor]]に[[タイムロードの再生/Time Lord Regeneration|再生]]する。 | ||
+ | しかし6代目ドクターは再生直後の錯乱により、ペリを絞め殺そうとするというショッキングな行動に出てしまう。正気に戻ったドクターに謝罪を受けるが、両者の間には深い溝が生まれる。このエピソード、"The Twin Dilemma"はドクター・フー全エピソード中最下位の常連といわるほど、史上最低のエピソードであり、キャラクターの行動は支離滅裂であるため、ペリはそもそもターディスを降りるという選択肢を取らない。そのうえペリと6代目ドクターの仲は修復されず、"Revelation of the Daleks"まで険悪なままで進行していく。 | ||
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+ | この暴力的で傲慢なドクターと仲の悪いコンパニオンが、徐々に互いを理解していくというコンセプトは全く視聴者に受け入れられず、視聴率は歴代最低の水準に落ち込んでしまう。 | ||
+ | 業を煮やしたBBC上層部は、シーズン途中で18か月の中断をしたのち、シーズン23に移行するという荒業を行う。テコ入れの結果ペリは「'''その間なんやかんやあってそこそこ仲直りした'''」ことになり、ドクターの性格も暴力的で傲慢な部分は鳴りを潜め、やや強引だが知的な面をのぞかせるようになっていく。しかしこの1年半の中断期間は、演者との契約期間を無為に消費したことになり、リニューアルしたい上層部の以降もあって契約は更新されず、ペリは再開後2話で降板する。 | ||
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+ | ペリを語るうえで外せないのが、衝撃的なラストエピソードとそのスキンヘッド姿である。 | ||
+ | [[タイムロードの審判/Trial of a Time Lord]]の[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?printed=true&multiverseid=634724 イラスト]をよく見ると、ドクターの顔の隅にスキンヘッドの人物が見て取れるが、これがペリである。ドクターはタイムロードの試練という一連のシリーズで[[ヴァリヤード/The Valeyard]]の陰謀により裁判にかけられ、ペリはドクターの裏切りによってキヴ(Kiv)という節足怪物に拉致され、洗脳処理を受け死亡したと伝えられる。一連のストーリーは裁判を軸に進み、その中の証拠映像としてこのビジョンが映された。 | ||
+ | 結果的にこれはヴァリヤードの捏造であり、ペリはソロス・アルファ星の豪放磊落な王、イルカノスに助けられており、彼と恋に落ちて結婚することを選んでドクターと別れた。 | ||
+ | 両者の物語は事情で様々な空白期間があったことから、のちに大量にサブエピソードやオーディオドラマで補完がなされた。 | ||
− | + | ;同行したドクター | |
+ | :[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]] | ||
+ | :[[6代目ドクター/The Sixth Doctor]] | ||
==参考== | ==参考== |
2024年2月20日 (火) 18:28時点における版
伝説のクリーチャー — 人間(Human)
各ターン内であなたが唱える1つ目の歴史的な呪文は召集を持つ。(あなたのクリーチャーが、その呪文を唱える助けとなる。それを唱える段階であなたがタップした各クリーチャーは、(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。)
ドクターのコンパニオン(もう一方がドクター(Doctor)であるなら、あなたは統率者2体を使用できる。)
白いドクターのコンパニオン。各ターン最初に唱える歴史的な呪文に召集を付与する伝説の人間。
召集付与の条件は「最初に唱える呪文であり、かつ歴史的な場合」ではなく「歴史的な呪文のうち、最初に唱えるもの」である。そのためクリーチャーを並べて強化することが得意な5代目ドクター/The Fifth Doctorと相性が良い反面、6代目ドクター/The Sixth Doctorと使うと、自身を召喚したターンではドクターを召集して出すことはできず、次のターンにドクターを出したターンでは次の歴史的な呪文は召集を得られないという、やや扱いづらさが残る。これはストーリー上で命の恩人である5代目ドクターに能力が寄せてあり、途中まで微妙な関係性だった6代目ドクターとの相性をゲーム上で再現しているものと考えられる。 自分のターンの間という制限はないため、ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orreryや予期の力線/Leyline of Anticipationなどでのサポートが理想。
- ペリ・ブラウンが戦場に存在するようになってからではなく、ゲームの状況を見る。例えばあなたがペリ・ブラウンを唱えたならそれが1つ目の歴史的な呪文であり、そのターン中は召集は付与されない。
- 呪文を唱える手順の途中で、コストのマナの支払いの前にペリ・ブラウンを生け贄に捧げるなどして戦場からいなくなったら、呪文は召集を持たなくなりクリーチャーのタップでは支払えなくなる。
ストーリー
本名、パーピュギュリアム・ブラウン。アメリカ、メリーランド州のフェルズ・ポイント バルチモアの大学に通う、植物学を専攻する大学生。20歳前後。 "Planet of fire"で初登場し、5代目ドクター/The Fifth Doctorとヴィスラー・ターロー/Vislor Turloughがスペインのランサローテ島を訪れた際、溺れかけていることろを助けられる。しかし復活を目論むマスターがコンパニオンのカメリオンを乗っ取ってターディスを操り、共に火の惑星・サーンに飛ばされてしまう。このエピソードの最後にカメリオンは破壊、ターローが母星に帰るが、ペリは未知の世界との出会いを夢見てドクターの旅への同行を申し出る。この時点でドクター唯一のコンパニオンとなる。以降、クラシックシリーズはドクターとひとりの女性コンパニオンのペアで進行するようになる。
次のエピソード、アンドロザーニの洞窟/The Caves of Androzaniでドクターともども現地の重篤な中毒症に罹る。解毒薬が足らず、ドクターはペリを助けるために死亡して再生する道を選び、6代目ドクター/The Sixth Doctorに再生する。 しかし6代目ドクターは再生直後の錯乱により、ペリを絞め殺そうとするというショッキングな行動に出てしまう。正気に戻ったドクターに謝罪を受けるが、両者の間には深い溝が生まれる。このエピソード、"The Twin Dilemma"はドクター・フー全エピソード中最下位の常連といわるほど、史上最低のエピソードであり、キャラクターの行動は支離滅裂であるため、ペリはそもそもターディスを降りるという選択肢を取らない。そのうえペリと6代目ドクターの仲は修復されず、"Revelation of the Daleks"まで険悪なままで進行していく。
この暴力的で傲慢なドクターと仲の悪いコンパニオンが、徐々に互いを理解していくというコンセプトは全く視聴者に受け入れられず、視聴率は歴代最低の水準に落ち込んでしまう。 業を煮やしたBBC上層部は、シーズン途中で18か月の中断をしたのち、シーズン23に移行するという荒業を行う。テコ入れの結果ペリは「その間なんやかんやあってそこそこ仲直りした」ことになり、ドクターの性格も暴力的で傲慢な部分は鳴りを潜め、やや強引だが知的な面をのぞかせるようになっていく。しかしこの1年半の中断期間は、演者との契約期間を無為に消費したことになり、リニューアルしたい上層部の以降もあって契約は更新されず、ペリは再開後2話で降板する。
ペリを語るうえで外せないのが、衝撃的なラストエピソードとそのスキンヘッド姿である。 タイムロードの審判/Trial of a Time Lordのイラストをよく見ると、ドクターの顔の隅にスキンヘッドの人物が見て取れるが、これがペリである。ドクターはタイムロードの試練という一連のシリーズでヴァリヤード/The Valeyardの陰謀により裁判にかけられ、ペリはドクターの裏切りによってキヴ(Kiv)という節足怪物に拉致され、洗脳処理を受け死亡したと伝えられる。一連のストーリーは裁判を軸に進み、その中の証拠映像としてこのビジョンが映された。 結果的にこれはヴァリヤードの捏造であり、ペリはソロス・アルファ星の豪放磊落な王、イルカノスに助けられており、彼と恋に落ちて結婚することを選んでドクターと別れた。 両者の物語は事情で様々な空白期間があったことから、のちに大量にサブエピソードやオーディオドラマで補完がなされた。