スーパートランプル

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
6行: 6行:
 
==解説==
 
==解説==
 
[[ポータル]]系列に収録するために、[[トランプル]]を分かりやすく改良した能力である。トランプルは、いったん[[ブロック・クリーチャー]]に[[致死ダメージ]]を[[割り振る]]必要があるが、スーパートランプルは致死ダメージを割り振ることなく、すべての[[戦闘ダメージ]]をそのまま[[防御プレイヤー]]か[[攻撃]]先の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に与えることができる。ただし、ダメージをブロック・クリーチャーと防御側プレイヤーに同時に割り振ることができないため、名前とは裏腹にトランプルと[[上位互換]]の関係にはなっていない。
 
[[ポータル]]系列に収録するために、[[トランプル]]を分かりやすく改良した能力である。トランプルは、いったん[[ブロック・クリーチャー]]に[[致死ダメージ]]を[[割り振る]]必要があるが、スーパートランプルは致死ダメージを割り振ることなく、すべての[[戦闘ダメージ]]をそのまま[[防御プレイヤー]]か[[攻撃]]先の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に与えることができる。ただし、ダメージをブロック・クリーチャーと防御側プレイヤーに同時に割り振ることができないため、名前とは裏腹にトランプルと[[上位互換]]の関係にはなっていない。
 
これは[[ブロックされない|アンブロッカブル]]能力とは別物で、ブロック自体は可能であるうえ通常通りブロック・クリーチャーからのダメージも受けてしまう。よって[[チャンプブロック]]は完全に無力化できるが、相手が[[ファッティ|大型クリーチャー]]をコントロールしていたりするとトランプル同様効果がない。
 
<!-- 混乱を防ぐためにあえて俗称を使用 -->
 
  
 
スーパートランプルを持つクリーチャーや与える呪文のほとんどが[[緑]]であるが、[[赤]]にも一時的にスーパートランプルを与える[[呪文]]に[[策略/Outmaneuver]]がある。
 
スーパートランプルを持つクリーチャーや与える呪文のほとんどが[[緑]]であるが、[[赤]]にも一時的にスーパートランプルを与える[[呪文]]に[[策略/Outmaneuver]]がある。

2020年10月30日 (金) 01:30時点における版

スーパートランプル(Supertrample)は、「~は、それがブロックされなかったかのようにその戦闘ダメージを割り振られる」という能力の呼称。日本ではスーパートランプルを持つクリーチャーの代表格である茨の精霊/Thorn Elementalにちなんで、茨能力ソーントランプルスルートランプルなどと呼ばれることもある。



解説

ポータル系列に収録するために、トランプルを分かりやすく改良した能力である。トランプルは、いったんブロック・クリーチャー致死ダメージ割り振る必要があるが、スーパートランプルは致死ダメージを割り振ることなく、すべての戦闘ダメージをそのまま防御プレイヤー攻撃先のプレインズウォーカーに与えることができる。ただし、ダメージをブロック・クリーチャーと防御側プレイヤーに同時に割り振ることができないため、名前とは裏腹にトランプルと上位互換の関係にはなっていない。

スーパートランプルを持つクリーチャーや与える呪文のほとんどがであるが、にも一時的にスーパートランプルを与える呪文策略/Outmaneuverがある。

第6版から第8版までの間、基本セットでトランプルが扱われなくなったため、緑の回避能力の新しい形として第7版・第8版でスーパートランプルを持つクリーチャーが再録された。基本セットで再びトランプルが扱われるようになってからも、新規カードや再録カードが時折登場している。

  • 「Supertrample」は公式サイト(Morningtide Update Bulletin)で用いられた呼称で、それ以前は「new trample(新トランプル)」、「slimmed-down version of trample(簡易版トランプル)」、「Thorn Elemental ability(茨の精霊能力)」などと毎回呼び方はまちまちである。
  • Magic: The Gathering Arenaでは独自の固有名称として邁進/Unstoppableという名称が付けられている[1]

ルール

茨の精霊/Thorn Elementalのようにスーパートランプルを常在型能力で持っている場合と、捕食の焦点/Predatory Focusガージゴスト/Gurzigostのようにスーパートランプルを呪文や起動型能力で与える場合では、やや挙動が異なる。

  • 戦闘ダメージが「ブロックされなかったかのように割り振る」かを選ぶのは、常在型能力の場合は戦闘ダメージを割り振るときであり、呪文や起動型能力の場合はその解決時である。
    • そのクリーチャーがさらに二段攻撃を持つ場合、常在型能力の場合はそれぞれのタイミングでどちらにダメージを割り振るか選ぶことができる。呪文や起動型能力の場合は、解決時にすでにブロックされなかったかのように割り振るかが決定されているので、分けることはできない。
    • 防御プレイヤーがバンド持ちクリーチャーでブロックしたり、守備隊形/Defensive Formationを戦場に出している場合、常在型能力のスーパートランプルに対しては防御プレイヤーが割り振り変更の選択権を得ることができる(呪文や起動型能力の場合のスーパートランプルに対してはできない)。これらは戦闘ダメージの割り振りのルールを変更する能力であるため。
  • CR:510.1cで規定されている「攻撃クリーチャーがブロックされたが、戦闘ダメージ・ステップにそれをブロックしているブロック・クリーチャーが1体もいない場合、その攻撃クリーチャーは戦闘ダメージを割り振らない」というルールがあるが、これはスーパートランプルを持つ攻撃クリーチャーがプレイヤーないしプレインズウォーカーにダメージを与えることを選んだ場合についても適用されるわけではない(問題なくダメージを与えることができる)。戦闘ダメージの割り振りについては「ブロックされていない」とみなされるので、このルールも適用されないため。

旧ルール

  • 以前は「ブロックされなかったかのように防御プレイヤーに割り振ってもよい」と防御プレイヤーに限定されていたので、プレインズウォーカーに攻撃する場合はスーパートランプルを使用できなかった。2008年1月のオラクル更新で、現在のルール文章に変更され、プレインズウォーカーの場合にも使用できるようになった。

カード一覧

以下登場順。

クリーチャー

その他呪文

脚注

  1. MTGアリーナ:パッチノート 1.06.00.00 (2020年3月12日)

参考

MOBILE