最後の情報
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
細 (CRズレ修正) |
|||
14行: | 14行: | ||
{{#cr:113.7a}} | {{#cr:113.7a}} | ||
− | {{#cr:800. | + | {{#cr:800.4i}} |
2024年1月14日 (日) 11:45時点における版
最後の情報/Last Known Informationとは、あるオブジェクトが以前存在した領域から離れる直前の情報、あるいはゲームから離れているプレイヤーのゲームから除外される直前の情報のことである。英語名から「LKI」と省略されることもある。
呪文や起動型能力、誘発型能力の解決によって発生する効果の処理に際して特定のオブジェクトの情報を必要とする場合、そのオブジェクトが元の領域に残っている場合には、現在の情報を用いる。しかし、そのオブジェクトが領域を移動している場合には、そのオブジェクトが領域を移動する直前の「最後の情報」を用いる。
- 例:トゲ撃ちゴブリン/Spikeshot Goblinの起動型能力の解決前に、それが戦場を離れた場合、戦場を離れる直前のパワーの値を参照する。
常在型能力による効果は「最後の情報」を利用できない。だが「特定の常在型能力を持つこと」をルールが参照している場合、そのルールによって最後の情報が利用されることはありうる。
- 例:はじける子嚢/Saproling Burstから生成された苗木・クリーチャー・トークンは、そのはじける子嚢が戦場を離れれば直ちに0/0になる。
- 例:絆魂や感染は常在型能力だが、その常在型能力自体が効果を発生させるわけではなく、ダメージに関するルールによってこれらの能力の有無が参照されている。そのルールで「最後の情報を用いる」と規定されているため、これらは最後の情報を利用することができる。
多人数戦において何らかの効果が特定のプレイヤーの情報を必要とする際、そのプレイヤーがゲームから除外されている場合には、オブジェクトの場合と同じように、そのプレイヤーがゲームから除外される直前の「最後の情報」を用いる。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 113 能力
- 113.7 能力の発生源は、それを作ったオブジェクトである。スタックにある起動型能力の発生源は、起動した能力を持つオブジェクトである。スタックにある、または誘発してスタックに積まれるのを待っている誘発型能力の発生源は、(遅延誘発型能力を除き)誘発した能力を持つオブジェクトである。遅延誘発型能力の発生源については、rule 603.7d-f 参照。
- 113.7a いったん起動し、または誘発したら、能力はその能力の発生源とは独立して スタックに存在する。以降、その能力の発生源を破壊したり除去したりしても、能力には影響を及ぼさない。いくつかの能力は、その能力が直接何かをするのではなく、その能力の発生源に何かをさせることに注意すること(例えば、「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。放蕩紅蓮術士はそれに1点のダメージを与える。」)。このような場合、起動型能力を宣言したり誘発型能力をスタックに置いたりする時点でその発生源の情報を参照する起動型能力や誘発型能力は、その能力がスタックに置かれる時点でそれらの情報をチェックする。それ以外の理由で発生源の情報を参照する能力は、その能力の解決時にその情報をチェックする。いずれにせよ、チェックする時点で発生源が既に元あった領域 にない場合、その能力の発生源の、その領域を離れる直前の情報を使う。すでに存在しなくなっていても、発生源がその処理を行う。
- 113.7 能力の発生源は、それを作ったオブジェクトである。スタックにある起動型能力の発生源は、起動した能力を持つオブジェクトである。スタックにある、または誘発してスタックに積まれるのを待っている誘発型能力の発生源は、(遅延誘発型能力を除き)誘発した能力を持つオブジェクトである。遅延誘発型能力の発生源については、rule 603.7d-f 参照。
- 113 能力