Ancestral Recall
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2008年3月3日 (月) 01:39時点における版
解説
マジック初のサイクルを成すカードであり、最初の青のドローカードの1つ。黎明期のオーバー・パワー・カード群、通称パワー9にも含まれるカード。
1マナインスタントで、使用制限・デメリットなしの3枚引く能力は、他の追随を許さない最高のドロー性能。これを超えるコスト・パフォーマンスを持つドローカードは存在しない。
- 対戦相手も適正な対象となるため、誤った指図/Misdirectionでドローを奪われることも。
- これを超えるドローカードとしてContract from Belowを挙げる人は多い。ただ、そちらはアンティ関係であるのでヴィンテージですら禁止カード。
ルール
利用
青の入っているヴィンテージデッキで、これが入っていないということはまずありえない。むしろ、このカードを使うために青をタッチすることが往々にしてある。
関連カード
サイクル
1マナで3つ分の何かする、マジックで最初にデザインされたサイクルの1つ。5ブーンカード/5 Boon Card(恩恵カード)とも言う。
各色の特徴をよく表しているが、初期のものであるため、それぞれのカード・パワーに大きな差が。
- Ancestral Recall>暗黒の儀式=稲妻>巨大化>>治癒の軟膏
といった感じであり、Ancestral Recallと治癒の軟膏の力の差はかなりのもの。
興味深いのは、これが5ブーンカードで唯一のレアという事(他は全てコモン)。マジックには当初、レアリティで入手率を差別化する事によってバランスをとる、というデザイン意図があったようにも見える。
亜種
X枚引くBraingeyser系や手札を交換するTimetwister系を除いた、青のドロー全てが亜種といえる。中でも、デメリット付きになった渦まく知識/Brainstormの系統や、マナ・コストとカード・タイプの見直しを図った集中/Concentrateの系統が有力な後継者。他に、より直接的なリメイク版として待機持ちの祖先の幻視/Ancestral Visionがある。
その他
- 2005年8月20日のVintage Championshipでは、勝者にMark Pooleが新たに描き下ろしたAncestral Recallの額が贈られた。約12×15インチと巨大なカードは、このカードの知名度からも、実に優勝トロフィーにふさわしいといえるだろう。
- このカードとTime WalkとTimetwisterの3枚はビッグ・ブルーと言う通称で呼ばれた。ただ、この通称は同名のデッキができてからはあまり使われていない。
- パワー9でも屈指の強力カードであることから、『マジック最初のセットと言うことで開発部が「コストのつけ方」や「カードをドローすることの強さ」をよく判っていなかったのでは』と揶揄されることも。