不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed
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*ストーリー上は同一人物だが[[カード名]]は違うため、月皇ミケウスと同時に[[戦場]]にいても[[レジェンド・ルール]]には引っ掛からない。同じような前例はいくつかあるが、同一[[ブロック (総称)|ブロック]]で登場するのは珍しい。 | *ストーリー上は同一人物だが[[カード名]]は違うため、月皇ミケウスと同時に[[戦場]]にいても[[レジェンド・ルール]]には引っ掛からない。同じような前例はいくつかあるが、同一[[ブロック (総称)|ブロック]]で登場するのは珍しい。 | ||
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**[[忠実な聖戦士/Loyal Cathar]]を[[無限]]に使い回せる。不死で戦場に戻る際に[[昼の面]]の状態となり、再度死亡すれば+1/+1カウンターの無い状態で[[夜の面]]となって戦場に戻るため。[[リミテッド]]でも可能だが[[色拘束]]がきついのが難点。 | **[[忠実な聖戦士/Loyal Cathar]]を[[無限]]に使い回せる。不死で戦場に戻る際に[[昼の面]]の状態となり、再度死亡すれば+1/+1カウンターの無い状態で[[夜の面]]となって戦場に戻るため。[[リミテッド]]でも可能だが[[色拘束]]がきついのが難点。 | ||
**[[トリスケリオン/Triskelion]]で[[無限ダメージ]]。1~2個の[[+1/+1カウンター]]で好きなようにダメージを与えた後、残りの2個で自身に2回ダメージを与えればよい。 | **[[トリスケリオン/Triskelion]]で[[無限ダメージ]]。1~2個の[[+1/+1カウンター]]で好きなようにダメージを与えた後、残りの2個で自身に2回ダメージを与えればよい。 | ||
**[[頑強]]持ちで[[無限頑強]]。頑強と不死を交互に使って何度でも戻る。[[シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast]]ほど扱いやすくはないが、[[黒]][[単色]]で組みたいなどの事情があれば選択肢になる。 | **[[頑強]]持ちで[[無限頑強]]。頑強と不死を交互に使って何度でも戻る。[[シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast]]ほど扱いやすくはないが、[[黒]][[単色]]で組みたいなどの事情があれば選択肢になる。 | ||
− | + | *[[基本セット2014]]の[[レジェンド・ルール]]改定より前は、不浄なる者、ミケウスが同時に偶数体出るか、奇数体出るかで結果が異なっていた。現在は何体同時に出ようがプレイヤー1人につき1体残る。 | |
+ | **不死は[[誘発型能力]]であり1枚1枚順番に処理するので、([[+1/+1カウンター]]が乗っていない)ミケウス3枚が同時に[[戦場に出る|戦場に出た]]場合、「3体同時に[[対消滅]]→それぞれの不死が個別に誘発→1体目、2体目の不死を順に解決、再び対消滅→3体目の不死が解決」という流れになり、無事1枚が([[+1/+1カウンター]]が乗った状態で)生き残る。 | ||
+ | **既に+1/+1カウンターが乗っているミケウスが含まれる場合(不死が誘発しない)や、ミケウスの[[コントローラー]]が異なる場合(不死を[[スタック]]に置く順番が[[マジックの黄金律|APNAP順]]になる)などはもう少し複雑になるが、理屈は同じ。 | ||
*[[Lvアップ]]後の[[卓絶の達人/Transcendent Master]]を除けば、[[クレリック]]の中では最大の[[パワー]]を持つ。 | *[[Lvアップ]]後の[[卓絶の達人/Transcendent Master]]を除けば、[[クレリック]]の中では最大の[[パワー]]を持つ。 | ||
2013年7月15日 (月) 01:10時点における版
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) クレリック(Cleric)
威嚇(このクリーチャーはアーティファクト・クリーチャーかこれと共通の色を持つクリーチャー以外にはブロックされない。)
いずれかの人間(Human)があなたにダメージを与えるたび、それを破壊する。
あなたがコントロールする他の人間でないクリーチャーは、+1/+1の修整を受けるとともに不死を持つ。(不死を持つクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarchがゾンビ化した姿。人間に対する無慈悲/No Mercyのような能力と、人間以外に不死と+1/+1修整を与える能力、そして威嚇を持つ。
全体強化と不死付加で戦闘・除去耐性両面をサポート、さらに自身も5/5威嚇とアタッカーとして役立つ。その性能はまさにエンドカード級。だがそれ相応にマナ・コストが重く、色拘束も厳しい。単体でのフィニッシャーとしては自身に除去耐性もなく力不足なので、使うならば全体強化を生かせるデッキのほうがいいのだが、クリーチャーを並べるビートダウンにこのマナ・コストはどうにも重い。
人間キラー能力は見た目こそ強力だが、攻撃をスルーして戦闘ダメージを食らう必要があり、かなり危険。登場時のスタンダードはかなり高速な環境で、6マナ揃うころはもはや終盤戦と言ってよく、その時点で人間デッキの総攻撃を耐えられるライフが残っているかは疑問が残る。
昨今、6マナならばタイタン・サイクルなどの強力クリーチャーが溢れており、それらと比べると多少の見劣り感は否めない。うまく機能した場合に強力なことは事実なので、ビートダウン戦略を生かしつつ自然な形で早く出す事ができれば良い働きをするかもしれない。心なき召喚/Heartless Summoningや屋根の上の嵐/Rooftop Stormなどと相性が良いだろう。
リミテッドでは強力で、6マナ5/5威嚇と言うだけでも及第点。自分は動かず、他のクリーチャーを不死による相討ちOKの特攻部隊として働かせてもいいだろう。
- ストーリー上は同一人物だがカード名は違うため、月皇ミケウスと同時に戦場にいてもレジェンド・ルールには引っ掛からない。同じような前例はいくつかあるが、同一ブロックで登場するのは珍しい。
- 不死を与える能力で、さまざまなコンボが可能。以下は一例。
- 忠実な聖戦士/Loyal Catharを無限に使い回せる。不死で戦場に戻る際に昼の面の状態となり、再度死亡すれば+1/+1カウンターの無い状態で夜の面となって戦場に戻るため。リミテッドでも可能だが色拘束がきついのが難点。
- トリスケリオン/Triskelionで無限ダメージ。1~2個の+1/+1カウンターで好きなようにダメージを与えた後、残りの2個で自身に2回ダメージを与えればよい。
- 頑強持ちで無限頑強。頑強と不死を交互に使って何度でも戻る。シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcastほど扱いやすくはないが、黒単色で組みたいなどの事情があれば選択肢になる。
- 基本セット2014のレジェンド・ルール改定より前は、不浄なる者、ミケウスが同時に偶数体出るか、奇数体出るかで結果が異なっていた。現在は何体同時に出ようがプレイヤー1人につき1体残る。
- 不死は誘発型能力であり1枚1枚順番に処理するので、(+1/+1カウンターが乗っていない)ミケウス3枚が同時に戦場に出た場合、「3体同時に対消滅→それぞれの不死が個別に誘発→1体目、2体目の不死を順に解決、再び対消滅→3体目の不死が解決」という流れになり、無事1枚が(+1/+1カウンターが乗った状態で)生き残る。
- 既に+1/+1カウンターが乗っているミケウスが含まれる場合(不死が誘発しない)や、ミケウスのコントローラーが異なる場合(不死をスタックに置く順番がAPNAP順になる)などはもう少し複雑になるが、理屈は同じ。
- Lvアップ後の卓絶の達人/Transcendent Masterを除けば、クレリックの中では最大のパワーを持つ。
関連カード
ストーリー
ゲラルフに殺害された後、リリアナの手によってゾンビとなったミケウス。
詳細はミケウス/Mikaeusを参照。
- イニストラード・ブロックの他の多くのカード同様、イメージ先行のトップダウン型デザインのカード。「人間の指導者が人間の敵となる」という、まさに闇の隆盛を象徴するイメージから作られた。