無垢の血/Innocent Blood

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(12人の利用者による、間の27版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Innocent Blood}}
 
{{#card:Innocent Blood}}
  
1[[マナ]][[クリーチャー]][[除去]]できる優秀[[カード]]。使い方によっては1[[マナ]]少ない[[残酷な布告/Cruel Edict]]としても使える。
+
1[[マナ]][[布告]][[残酷な布告/Cruel Edict]]より[[軽い]]代わりに、[[あなた|自分]][[クリーチャー]]を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]なくてはならなくなった。
  
お互いにクリーチャーを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していた場合、[[アドバンテージ]]を失ってしまうので注意。序盤からクリーチャーを使わないタイプの[[デッキ]]では序盤の守りとして重宝される。また、[[ノンクリーチャー]]であればデメリットは無いに等しい。
+
一見すると2対1交換で[[カード・アドバンテージ]]を失ってしまう[[効果]]だが、例えばこちらがクリーチャーを1枚も[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していなければデメリットは無くなり、ただ1マナ軽いだけの残酷な布告として使える。
  
当時の[[スタンダード]]や[[オデッセイ・ブロック構築]]では[[黒コントロール#オデッセイ・ブロック期|黒コントロール]]や[[サイカトグ]]の主力除去カードとして活躍した。[[サイカトグ/Psychatog]]への有力な対抗手段となったことも大きい。
+
序盤からクリーチャーを使わないタイプの[[デッキ]]や[[ノンクリーチャー]]などでは優秀な[[除去]][[カード]]として重宝される。当時の[[スタンダード]]や[[オデッセイ・ブロック構築]]では[[黒コントロール#オデッセイ・ブロック期|黒コントロール]]や[[サイカトグ]]の主力除去カードとして活躍した。[[対戦相手]]の[[サイカトグ/Psychatog]]への有力な対抗手段となったことも大きい。[[レガシー]]でも除去の候補に挙がる。
  
*この[[呪文]]は[[対象]]を取らないので、[[戦場]]のクリーチャーの有無にかかわらず、[[唱える|唱え]]られる。[[生け贄に捧げる]]クリーチャーがいないなら、単に何もしないだけである。
+
*この[[呪文]]は[[対象]]を取らないので、[[戦場]]のクリーチャーの有無にかかわらず、[[唱える|唱え]]られる。生け贄に捧げるクリーチャーがいないなら、単に何もしないだけである。
*多数のクリーチャーを巻き込むものではないが、性質としては[[全体除去]]に近い。対象を取らない、お互いのクリーチャーに[[効果]]が及ぶ、などの事から、小さな[[神の怒り/Wrath of God]]と表現できる。事実[[ミルストーリー]]のごとく、ノンクリーチャーにしてデメリットを防ぎ、除去としてこれを搭載した[[青黒]]の[[石臼/Millstone]]デッキがあった。
+
*多数のクリーチャーを巻き込むものではないが、対象を取らない、お互いのクリーチャーに効果が及ぶなど、性質としては[[全体除去]]に近く、[[小悪疫/Smallpox]]や小型[[神の怒り/Wrath of God]]のように使える。事実[[ミルストーリー]]のごとく、ノンクリーチャーにしてデメリットを防ぎ、除去としてこれを搭載した[[青黒]]の[[石臼/Millstone]]デッキがあった。
*クリーチャー2体ずつにすると[[血のやりとり/Barter in Blood]]。
+
*お互い戦場のクリーチャー1体を除去する点では[[消灯/Curfew]]も似ている。
+
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
[[オデッセイ]]の[[コモン]]の[[ソーサリー]]。互いに特定の種類の[[パーマネント]]を1つ[[生け贄に捧げる]]。
+
===サイクル===
*[[無垢の血/Innocent Blood]]
+
{{サイクル/オデッセイの特定のタイプのパーマネントを生け贄に捧げさせるソーサリー}}
*[[振動/Tremble]]
+
*[[簡略化/Simplify]]
+
  
 +
===その他類似カード===
 +
*[[深淵の門番/Abyssal Gatekeeper]] - 2マナ1/1。[[PIG]]効果が無垢の血と同じクリーチャー。([[ウェザーライト]])
 +
*[[消灯/Curfew]] - [[青]]の1マナ。互いに生け贄ではなく互いに[[バウンス]]。([[ウルザズ・サーガ]])
 +
*[[血のやりとり/Barter in Blood]] - 4マナ。生け贄がクリーチャー2体ずつになった[[上位種]]。([[ミラディン]])
 +
**[[戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General]] - 6マナ。[[プレインズウォーカー]]の[[忠誠度能力]]が血のやりとり。([[灯争大戦]])
 +
**[[死の味/Taste of Death]] - 6マナ。生け贄がクリーチャー3体ずつになったさらに上位種。[[食物]]も3つ生成する。([[エルドレインの王権]])
 +
**[[壊死の呪詛/Necrotic Hex]] - 7マナ。生け贄がクリーチャー6体ずつになったさらに上位種。2/2トークンも6体[[タップイン]]生成する。([[統率者レジェンズ]])
 +
**[[ターグリッドの影/Tergrid's Shadow]] - 5マナだが[[予顕]]で4マナで唱えられる、[[インスタント]]版血のやりとり。([[カルドハイム]])
 +
**[[ランクルのいたずら/Rankle's Prank]] - 3つの[[モード]]に血のやりとりを含む上位互換。しかも全[[モード]]を同時選択可。([[エルドレインの森]])
 +
**[[凶兆の蒸気船/Foreboding Steamboat]] - 5マナの[[機体]]。ETB能力で生け贄でなく一時[[追放]]になった血のやりとりが誘発。トークンには無効。([[カルロフ邸殺人事件統率者デッキ]])
 +
*[[肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder]] - 3マナ3/1。[[ETB]]効果が無垢の血と同じクリーチャー。([[アラーラの断片]])
 +
**無垢の血の[[187クリーチャー]]版はそちらの項を参照。
 +
*[[ギルドとの縁切り/Renounce the Guilds]] - [[白]]の2マナインスタント。クリーチャーではなく[[多色]]の[[パーマネント]]。([[ドラゴンの迷路]])
 +
*[[冥府の捧げ物/Infernal Offering]] - 5マナ。各対戦相手でなく対象の対戦相手1人のみ捧げさせ、互いに2ドロー。さらに別な対戦相手と互いに自分の墓地から[[リアニメイト]]も行える。([[統率者2014]])
 +
*[[悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks]] - 4マナ3/3[[飛行]][[速攻]]。[[サボタージュ能力]]版。モードの1つ。(エルドレインの王権)
 +
**[[ランクルとトーブラン/Rankle and Torbran]] - [[黒赤]]5マナ3/4になり[[先制攻撃]]が付いたランクル。([[機械兵団の進軍]])
 +
*[[死に至る醸造/Deadly Brew]] - [[黒緑]]2マナ。これによりあなたが生け贄を捧げていた場合、墓地から他の[[パーマネント]]1枚を手札に戻す。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
 +
**[[魔王の台頭/Rise of the Witch-King]] - 黒緑4マナ。手札でなく戦場に戻す様になった死に至る醸造。([[指輪物語:中つ国の伝承]])
 +
*[[ダンス・マカブル/Danse Macabre]] - 5マナ。あなたはいずれかの墓地から1体[[リアニメイト]]。20面[[ダイス]]の出目とあなたの生け贄のタフネス合計が15以上ならもう1体。([[フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ]])
 +
*[[招待制/By Invitation Only]] - [[白]]の5マナ。生け贄数を0体ずつ~13体ずつの間から自由に指定できる。([[イニストラード:真紅の契り]])
 +
*[[ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi]] - 4マナ1/3飛行[[両面カード]]の[[第1面]]。あなたの[[戦闘]]開始時に[[誘発]]する能力の[[モード]]の1つが無垢の血。同じモードは1度しか使えない。(イニストラード:真紅の契り)
 +
*[[致命的遺恨/Fatal Grudge]] - 黒赤2マナ。あなたの分の生け贄はこれ自身を[[唱える]]際の[[追加コスト]]。あなたの捧げたパーマネントと同じタイプのパーマネントを1つ捧げさせる。[[キャントリップ]]([[ニューカペナの街角]])
 +
*[[終末の合流点/Doomsday Confluence]] - XXB。3つのモードの1つが無垢の血。X回まで望む数のモードを選べる。([[ドクター・フー統率者デッキ]])
 +
**[[続・食肉鉤虐殺事件/Meathook Massacre II]] - XXBBBB。エンチャントのETB能力でX体ずつ生け贄。死亡したクリーチャーは3点ライフを支払われない限りあなたが[[リアニメイト]]できる。([[ダスクモーン:戦慄の館]])
 +
*[[損失の季節/Season of Loss]] - 5マナ。3つのモードの1つが無垢の血。5回まで選べる。([[ブルームバロウ]])
 +
クリーチャー以外の[[パーマネント]]も互いに捧げさせるものは[[悪疫/Pox]]の項を、継続的に誘発するものは[[The Abyss]]の項を、逆に特定体まで残して残りを全て生け贄にするものは[[天秤/Balance]]の項を参照。
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:オデッセイ]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:オデッセイ]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:Jumpstart]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[コモン]]
 +
__NOTOC__

2024年11月3日 (日) 19:11時点における最新版


Innocent Blood / 無垢の血 (黒)
ソーサリー

各プレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。


1マナ布告残酷な布告/Cruel Edictより軽い代わりに、自分クリーチャー生け贄に捧げなくてはならなくなった。

一見すると2対1交換でカード・アドバンテージを失ってしまう効果だが、例えばこちらがクリーチャーを1枚もコントロールしていなければデメリットは無くなり、ただ1マナ軽いだけの残酷な布告として使える。

序盤からクリーチャーを使わないタイプのデッキノンクリーチャーなどでは優秀な除去カードとして重宝される。当時のスタンダードオデッセイ・ブロック構築では黒コントロールサイカトグの主力除去カードとして活躍した。対戦相手サイカトグ/Psychatogへの有力な対抗手段となったことも大きい。レガシーでも除去の候補に挙がる。

  • この呪文対象を取らないので、戦場のクリーチャーの有無にかかわらず、唱えられる。生け贄に捧げるクリーチャーがいないなら、単に何もしないだけである。
  • 多数のクリーチャーを巻き込むものではないが、対象を取らない、お互いのクリーチャーに効果が及ぶなど、性質としては全体除去に近く、小悪疫/Smallpoxや小型神の怒り/Wrath of Godのように使える。事実ミルストーリーのごとく、ノンクリーチャーにしてデメリットを防ぎ、除去としてこれを搭載した青黒石臼/Millstoneデッキがあった。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

オデッセイの特定のカード・タイプパーマネントを各プレイヤー生け贄に捧げさせるソーサリー。いずれもコモンであり、に存在する。

[編集] その他類似カード

クリーチャー以外のパーマネントも互いに捧げさせるものは悪疫/Poxの項を、継続的に誘発するものはThe Abyssの項を、逆に特定体まで残して残りを全て生け贄にするものは天秤/Balanceの項を参照。

[編集] 参考

MOBILE