ゾンビ
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− | [[ | + | [[タイプ的カード]]は[[ロード (俗称)|ロード]]だけでもマジック最初のロードの1人である[[ゾンビ使い/Zombie Master]]を始め、自身がゾンビであるものに限っても[[アンデッドの王/Lord of the Undead]]、[[アンデッドの戦長/Undead Warchief]]、[[死の男爵/Death Baron]]、[[墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper]]、[[戦墓の隊長/Diregraf Captain]]、[[目覚めし処刑者/Risen Executioner]]、[[呪われた者の王/Lord of the Accursed]]、[[背信の王、ナーフィ/Narfi, Betrayer King]]、[[縫込み刃のスカーブ/Bladestitched Skaab]]、[[墳墓の暴君/Tomb Tyrant]]、[[グールの市長、ハンコック/Hancock, Ghoulish Mayor]]と数多く存在する。 |
− | [[ | + | 単体での脅威よりも数で押すゾンビのフレイバーにより、ゾンビ・[[トークン]]を[[生成]]するカードも多数存在し、その多くが1枚で2体以上のゾンビを生成する。[[特性]]としては黒の2/2の[[バニラ]]のものが標準で最も数が多いが、それ以外の色やサイズや能力や、他のクリーチャー・タイプを併せ持つのものも存在する(→[[トークン一覧]])。[[墓石の階段/Tombstone Stairwell]]や[[ゾンビの横行/Zombie Infestation]]、[[死者の原野/Field of the Dead]]など[[トーナメント]]に一爪残したカードもある。[[次元]]カードにも[[灰の偶像のねぐら/Lair of the Ashen Idol (次元カード)|灰の偶像のねぐら/Lair of the Ashen Idol]]と[[第四球層/The Fourth Sphere (次元カード)|第四球層/The Fourth Sphere]]が存在する。[[不朽]]、[[永遠]]はゾンビを含むクリーチャー・トークンを生成する。[[定義済みのトークン]]である[[ウォーカー]]も黒の2/2のゾンビである。 |
− | [[ | + | [[伝説の]]ゾンビは[[サンダー・ジャンクションの無法者]]現在、[[両面カード]]の[[第2面]]も含め52体存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Zombie 「伝説の(Legendary)・ゾンビ(Zombie)」でWHISPER検索])<ref group="注釈">Whisperデータベース未登録により、検索結果には[[死滅都市の暴君、ヴォーガー/Vogar, Necropolis Tyrant]]が表示されません。</ref>が、[[ナクタムンの侍臣、テムメト/Temmet, Vizier of Naktamun]]の不朽によって出る自身のゾンビ化したトークン、および[[不浄なる暗黒の書/The Book of Vile Darkness]]により生成される'''ヴェクナ'''/''Vecna''も存在する。 |
− | + | *ゾンビに変化させるカードは[[墓場からの復活/Rise from the Grave]]や、[[ヴァンガード]]の[[Haakon, Stromgald Scourge Avatar]]など、[[リアニメイト]]と一緒に黒いゾンビにするカードが多い。[[不朽]]によって生成されるトークンは白いゾンビになり、[[永遠]]では黒のゾンビとなる。 | |
+ | *一応は[[種族]]タイプとして扱われることが多いが、ゾンビは身体的特徴であるためやや違和感はある。もっとも、あくまでクリーチャー・タイプの便宜的な分類に過ぎないのでそこまで気にする必要もないだろう。 | ||
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+ | 一般的なゾンビは動く死体であり、その肉体は腐乱しており生前を思わせる動きを取る事もあるものの、生前の意識や自我が失われた、意志なきまま行動する怪物である。主に[[屍術師/Necromancer]]によって蘇らされ使役される。 | ||
+ | だが中にはその範疇に収まらない者や、次元独自の特徴を持ったゾンビ達が存在する。 | ||
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+ | ;'''リッチ'''/''Lich'' | ||
+ | :ファンタジー作品に登場する強力なアンデッド。元々は古英語で「死体」を表す言葉であり、[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]では「禁忌の儀式に手を染めて自ら望んでアンデッドとなった[[ウィザード|魔法使い]]や[[クレリック|僧侶]]」とされ、マジック・ザ・ギャザリングでも概ねその設定に沿っている。 | ||
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+ | :生物的な死を経ながらも魂を朽ちた肉体に留まらせることにより生前の記憶や力、そして自我までを引き継いでおり、生者では到底費やし得ない長期の研鑽に基づいた強力な魔法や呪術を操る。 | ||
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+ | :大きく見れば「動く死体」でこそあるものの、明らかにゾンビとは一線を画している存在であり、ゾンビとされる事に反対の意見もあった([[ドラルヌ/Dralnu]]参照)。 | ||
+ | :ストーリーに登場するリッチは[[ドラルヌ/Dralnu]]や[[ジャラド・フォド・サーヴォ/Jarad vod Savo]]、[[セドリス/Sedris]]などがいる。[[プレイヤー]]自らをリッチに変化させる[[Lich]]や[[極悪な死/Nefarious Lich]]といったカードも存在する。 | ||
+ | *[[執念深いリッチ/Vindictive Lich]]以前の定訳は「死者」だった。 | ||
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+ | ;[[ミラディン/Mirrodin]]のゾンビ | ||
+ | :[[メフィドロス/Mephidross]]に充満する[[屍気の霧/Necrogen Mists]]を浴び続けた生物は[[屍賊/Nim]]へと変化してしまい、自我なきままに生者を襲う。 | ||
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+ | ;[[ゼンディカー/Zendikar]]のゾンビ | ||
+ | :ゼンディカーにおける[[吸血鬼/Vampire#ゼンディカー|吸血鬼]]の始祖たる血の長/Bloodchief以外の吸血鬼が獲物から十分な量の血を吸いだした場合、その獲物は[[虚身/Null]]と呼ばれる顔のないゾンビになり、吸血鬼の忠実な下僕として第二の生を送る。人間以外の動物が虚身となることもある([[ベイロスの虚身/Baloth Null]])。 | ||
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+ | ;[[イニストラード/Innistrad]]のゾンビ | ||
+ | :イニストラードでは、古典的な「[[歩く死骸/Walking Corpse|歩く死体]]」たる[[グール/Ghoul]]は黒、「[[スカーブの大巨人/Skaab Goliath|フランケンシュタインの怪物]]」のような死体を繋ぎ合わせて人工的に作られた[[スカーブ/Skaab]]は青の担当である。なお、過去にはそのまま[[Frankenstein's Monster]]というクリーチャーも存在したが、こちらは黒である。 | ||
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+ | ;[[テーロス/Theros]]のゾンビ | ||
+ | :テーロスでのゾンビは、[[蘇りし者/The Returned]]またはノストン/Nostonと呼ばれる、[[死の国/The Underworld]]から現世へと自ら戻ってきた者たちである。彼らは一般的なゾンビと異なり知性と感情、さらに生前の技能を保っているが、「顔」と生前の記憶を失っている。彼らは、元の人生を取り戻すことも、新たな人生を始めることもできない。 | ||
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+ | ;[[タルキール/Tarkir]]のゾンビ | ||
+ | :[[スゥルタイ群/The Sultai Brood]](後の[[シルムガル氏族/The Silumgar clan]])の屍術によって動く死体。軍隊や労働力として用いられる。大半は死んだ時の姿のまま動かされるが、保存され眼を楽しませる衣服を着せられたゾンビはシブシグ/Sibsigと呼ばれ、使用人や{{Gatherer|id=388142|家具}}としても使用される。 | ||
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+ | ;[[アモンケット/Amonkhet]]のゾンビ | ||
+ | :アモンケットでは[[次元/Plane]]そのものに[[アモンケット/Amonkhet#ゾンビ|放浪の呪い/The Curse of Wandering]]と呼ばれる呪いがかけられており、この地で死んだ生命は肉体を失わない限り、独りでに蘇ってゾンビになる。また、[[アモンケット/Amonkhet#修練者/Initiate|試練/Trial]]で命を落とした者は手厚く[[不朽]]処理が施され、人々に従順なミイラとなり使役される。全ての試練を経た修練者の死体は来世での生が約束されるとされていたが、実際は[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]の手駒として[[永遠衆/Eternal]]に加工されていた。 | ||
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+ | ;[[エルドレイン/Eldraine]]のゾンビ | ||
+ | :エルドレインの[[僻境/The Wilds]]ではリッチの騎士/Lich-Knightと呼ばれる不死身の騎士が徘徊している。[[僻境/The Wilds#ダンバロウ/Dunbarrow|ダンバロウ/Dunbarrow]]には彼らの城Dynnistanが存在し、影の女王なる大魔女に仕えているとされるが、真相は闇の中である。 | ||
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+ | ;[[カルドハイム/Kaldheim]]のゾンビ | ||
+ | :カルドハイムの[[カルドハイム/Kaldheim#領界/Realm|領界/Realm]]の一つ、[[カーフェル/Karfell]]には、[[ドローガー/Draugr]]と呼ばれるアンデッドの戦士たちが棲んでいる。詳細は[[ドローガー/Draugr]]の項を参照。 | ||
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+ | ;[[ユニバースビヨンド]]:[[Fallout統率者デッキ|Fallout]]のゾンビ | ||
+ | :Falloutでグール/Ghoulと呼ばれている者たちは、放射線の影響で皮膚が壊死し死体のような姿に変化した人間で、死体ではなくむしろ通常の人間より長寿である。人格にも変化は無いが、一部のグールは理性を無くし見境なく他者に襲い掛かる[[フェラル・グール/Feral Ghoul]]となってしまっており、そのせいもありグール全体が通常の人間からは偏見の目を向けられている。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
+ | ===注釈=== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
− | *[ | + | *[https://web.archive.org/web/20210926073507/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/creating-mirrodin-swamps-and-zombies-2004-02-03 Creating Mirrodin: Swamps and Zombies(Internet Archive)](Feature [[2004年]]2月3日 [[Jeremy Cranford]]著) |
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Zombie|ゾンビ(Zombie)}} | *{{WHISPER検索/サブタイプ|Zombie|ゾンビ(Zombie)}} | ||
− | *{{WHISPER検索/カードテキスト|Zombie|ゾンビ}} | + | *{{WHISPER検索/カードテキスト|{Zombie}|ゾンビ(Zombie)}} |
*[[クリーチャー・タイプ解説]] | *[[クリーチャー・タイプ解説]] | ||
[[Category:クリーチャー・タイプ|そんひ]] | [[Category:クリーチャー・タイプ|そんひ]] | ||
+ | [[Category:複数の次元に存在する種族|そんひ]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年11月22日 (金) 14:21時点における最新版
ゾンビ/Zombieはクリーチャー・タイプの1つ。「動く死者」のことを表す、黒の特徴的クリーチャー。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
あなたのアップキープの開始時に、火葬のゾンビがあなたの墓地にある場合、あなたは(1)(黒)(黒)を支払ってもよい。そうしたなら、火葬のゾンビをあなたの手札に戻す。
(1)(赤)(赤),火葬のゾンビを生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火葬のゾンビはそれに2点のダメージを与える。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
ゲラルフの伝書使はタップ状態で戦場に出る。
ゲラルフの伝書使が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失う。
不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
リミテッド・エディションのスケイズ・ゾンビ/Scathe Zombiesから黒の小型や中型として1ブロックに2~3枚は登場する常連であった。オンスロート・ブロックで主要なクリーチャー・タイプとして取り上げられ、このときに数がかなり増えた。またクリーチャー・タイプ大再編で他のクリーチャー・タイプが統合されたり、職業のみだった者にゾンビが追加されたりと数を増した。イニストラード・ブロックなどイニストラード/Innistradを舞台とするセット群では主要クリーチャー・タイプとなり、青黒に割り当てられている。アモンケット・ブロックでは初の白単色のゾンビが登場し、不朽、永遠を含めれば全色にゾンビが収録され、白と黒に多くのタイプ的カードが登場した。さまざまな生物の死体がゾンビになりうるので、他のクリーチャー・タイプを併せ持つものも多い。
基本的に黒とそれを含む多色に存在し、次点で青、白に存在する。
持っている能力も時代などの要素により様々である。「蘇る死者」というフレイバーから再生や自己リアニメイト能力を持つもの、「動きが鈍い」というフレイバーを再現するため、タップ状態で戦場に出たりブロックに参加できなかったりするカードがいくつかある。腐乱もゾンビ用のペナルティキーワード能力として使われている。
タイプ的カードはロードだけでもマジック最初のロードの1人であるゾンビ使い/Zombie Masterを始め、自身がゾンビであるものに限ってもアンデッドの王/Lord of the Undead、アンデッドの戦長/Undead Warchief、死の男爵/Death Baron、墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper、戦墓の隊長/Diregraf Captain、目覚めし処刑者/Risen Executioner、呪われた者の王/Lord of the Accursed、背信の王、ナーフィ/Narfi, Betrayer King、縫込み刃のスカーブ/Bladestitched Skaab、墳墓の暴君/Tomb Tyrant、グールの市長、ハンコック/Hancock, Ghoulish Mayorと数多く存在する。
単体での脅威よりも数で押すゾンビのフレイバーにより、ゾンビ・トークンを生成するカードも多数存在し、その多くが1枚で2体以上のゾンビを生成する。特性としては黒の2/2のバニラのものが標準で最も数が多いが、それ以外の色やサイズや能力や、他のクリーチャー・タイプを併せ持つのものも存在する(→トークン一覧)。墓石の階段/Tombstone Stairwellやゾンビの横行/Zombie Infestation、死者の原野/Field of the Deadなどトーナメントに一爪残したカードもある。次元カードにも灰の偶像のねぐら/Lair of the Ashen Idolと第四球層/The Fourth Sphereが存在する。不朽、永遠はゾンビを含むクリーチャー・トークンを生成する。定義済みのトークンであるウォーカーも黒の2/2のゾンビである。
伝説のゾンビはサンダー・ジャンクションの無法者現在、両面カードの第2面も含め52体存在する(「伝説の(Legendary)・ゾンビ(Zombie)」でWHISPER検索)[注釈 1]が、ナクタムンの侍臣、テムメト/Temmet, Vizier of Naktamunの不朽によって出る自身のゾンビ化したトークン、および不浄なる暗黒の書/The Book of Vile Darknessにより生成されるヴェクナ/Vecnaも存在する。
- ゾンビに変化させるカードは墓場からの復活/Rise from the Graveや、ヴァンガードのHaakon, Stromgald Scourge Avatarなど、リアニメイトと一緒に黒いゾンビにするカードが多い。不朽によって生成されるトークンは白いゾンビになり、永遠では黒のゾンビとなる。
- 一応は種族タイプとして扱われることが多いが、ゾンビは身体的特徴であるためやや違和感はある。もっとも、あくまでクリーチャー・タイプの便宜的な分類に過ぎないのでそこまで気にする必要もないだろう。
[編集] ストーリー
一般的なゾンビは動く死体であり、その肉体は腐乱しており生前を思わせる動きを取る事もあるものの、生前の意識や自我が失われた、意志なきまま行動する怪物である。主に屍術師/Necromancerによって蘇らされ使役される。
だが中にはその範疇に収まらない者や、次元独自の特徴を持ったゾンビ達が存在する。
- リッチ/Lich
- ファンタジー作品に登場する強力なアンデッド。元々は古英語で「死体」を表す言葉であり、ダンジョンズ&ドラゴンズでは「禁忌の儀式に手を染めて自ら望んでアンデッドとなった魔法使いや僧侶」とされ、マジック・ザ・ギャザリングでも概ねその設定に沿っている。
- 生物的な死を経ながらも魂を朽ちた肉体に留まらせることにより生前の記憶や力、そして自我までを引き継いでおり、生者では到底費やし得ない長期の研鑽に基づいた強力な魔法や呪術を操る。
- 大きく見れば「動く死体」でこそあるものの、明らかにゾンビとは一線を画している存在であり、ゾンビとされる事に反対の意見もあった(ドラルヌ/Dralnu参照)。
- ストーリーに登場するリッチはドラルヌ/Dralnuやジャラド・フォド・サーヴォ/Jarad vod Savo、セドリス/Sedrisなどがいる。プレイヤー自らをリッチに変化させるLichや極悪な死/Nefarious Lichといったカードも存在する。
- 執念深いリッチ/Vindictive Lich以前の定訳は「死者」だった。
- ミラディン/Mirrodinのゾンビ
- メフィドロス/Mephidrossに充満する屍気の霧/Necrogen Mistsを浴び続けた生物は屍賊/Nimへと変化してしまい、自我なきままに生者を襲う。
- ゼンディカー/Zendikarのゾンビ
- ゼンディカーにおける吸血鬼の始祖たる血の長/Bloodchief以外の吸血鬼が獲物から十分な量の血を吸いだした場合、その獲物は虚身/Nullと呼ばれる顔のないゾンビになり、吸血鬼の忠実な下僕として第二の生を送る。人間以外の動物が虚身となることもある(ベイロスの虚身/Baloth Null)。
- イニストラード/Innistradのゾンビ
- イニストラードでは、古典的な「歩く死体」たるグール/Ghoulは黒、「フランケンシュタインの怪物」のような死体を繋ぎ合わせて人工的に作られたスカーブ/Skaabは青の担当である。なお、過去にはそのままFrankenstein's Monsterというクリーチャーも存在したが、こちらは黒である。
- テーロス/Therosのゾンビ
- テーロスでのゾンビは、蘇りし者/The Returnedまたはノストン/Nostonと呼ばれる、死の国/The Underworldから現世へと自ら戻ってきた者たちである。彼らは一般的なゾンビと異なり知性と感情、さらに生前の技能を保っているが、「顔」と生前の記憶を失っている。彼らは、元の人生を取り戻すことも、新たな人生を始めることもできない。
- タルキール/Tarkirのゾンビ
- スゥルタイ群/The Sultai Brood(後のシルムガル氏族/The Silumgar clan)の屍術によって動く死体。軍隊や労働力として用いられる。大半は死んだ時の姿のまま動かされるが、保存され眼を楽しませる衣服を着せられたゾンビはシブシグ/Sibsigと呼ばれ、使用人や家具としても使用される。
- アモンケット/Amonkhetのゾンビ
- アモンケットでは次元/Planeそのものに放浪の呪い/The Curse of Wanderingと呼ばれる呪いがかけられており、この地で死んだ生命は肉体を失わない限り、独りでに蘇ってゾンビになる。また、試練/Trialで命を落とした者は手厚く不朽処理が施され、人々に従順なミイラとなり使役される。全ての試練を経た修練者の死体は来世での生が約束されるとされていたが、実際はニコル・ボーラス/Nicol Bolasの手駒として永遠衆/Eternalに加工されていた。
- エルドレイン/Eldraineのゾンビ
- エルドレインの僻境/The Wildsではリッチの騎士/Lich-Knightと呼ばれる不死身の騎士が徘徊している。ダンバロウ/Dunbarrowには彼らの城Dynnistanが存在し、影の女王なる大魔女に仕えているとされるが、真相は闇の中である。
- カルドハイム/Kaldheimのゾンビ
- カルドハイムの領界/Realmの一つ、カーフェル/Karfellには、ドローガー/Draugrと呼ばれるアンデッドの戦士たちが棲んでいる。詳細はドローガー/Draugrの項を参照。
- ユニバースビヨンド:Falloutのゾンビ
- Falloutでグール/Ghoulと呼ばれている者たちは、放射線の影響で皮膚が壊死し死体のような姿に変化した人間で、死体ではなくむしろ通常の人間より長寿である。人格にも変化は無いが、一部のグールは理性を無くし見境なく他者に襲い掛かるフェラル・グール/Feral Ghoulとなってしまっており、そのせいもありグール全体が通常の人間からは偏見の目を向けられている。
[編集] 脚注
[編集] 注釈
- ↑ Whisperデータベース未登録により、検索結果には死滅都市の暴君、ヴォーガー/Vogar, Necropolis Tyrantが表示されません。