大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
提供:MTG Wiki
(カード個別評価(未評価)ページに書き換え。) |
細 |
||
(24人の利用者による、間の32版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Elesh Norn, Grand Cenobite}} | {{#card:Elesh Norn, Grand Cenobite}} | ||
− | {{ | + | [[白]]の派閥の[[法務官]]。[[あなた|自分]]の[[クリーチャー]]にプラス[[修整]]、[[対戦相手]]のクリーチャーにマイナス修整を与える。 |
+ | |||
+ | プラス修整の方は[[ウィニー]]向けの[[効果]]だが、ノーン自身が[[重い]]ので、若干噛み合わない。特筆すべきは白には珍しいマイナス修整の方で、[[小型クリーチャー]]に対して強烈な[[除去]][[能力]]となり、[[回避能力]]こそ持たないが[[攻撃]]を[[通し]]やすい。[[大型クリーチャー]]が生き残ったとしても、二回りも小さくなっているので、戦闘での撃破は困難だろう。[[警戒]]を持つこともあいまって、クリーチャー戦における制圧力は圧倒的である。 | ||
+ | |||
+ | [[タフネス]]の高さ以外はなんの[[除去耐性]]も無いが、[[戦場に出る|戦場に出た]]時点で対戦相手の[[タフネス]]2以下の[[クリーチャー]]を除去できるため、すぐに除去されても相手によっては十分元は取れる。特に登場時の[[スタンダード]]では軽量クリーチャーやトークンを利用したウィニーが[[メタゲーム]]の中心にいるため、非常に強力。 | ||
+ | |||
+ | ただ同時に、非常に早い[[環境]]であるため、普通に[[唱える]]には7マナの重さが厳しい。そのため、[[リアニメイト]]や[[出産の殻]]等の、その重さを解決できるデッキでの採用が多い。[[モダン]]では[[白]]系の[[ウルザトロン]]で、[[エターナル]]ではリアニメイトや[[フリゴリッド]]で、[[スタンダード]]落ち後もじわりと活躍している。 | ||
+ | |||
+ | [[リミテッド]]では間違いなく最強クラス。特に低マナ域のクリーチャーを集めた[[ウィニー]]系の[[デッキ]]を構築している場合は、たとえこのカードを[[除去]]しても[[戦場]]の均衡が崩れて[[ゲーム]]を落とすことが多い。 | ||
+ | |||
+ | *1人の[[プレイヤー]]が2体目を[[戦場に出す]]と[[レジェンド・ルール]]が適用され1体だけ残るが、一時的に2体同時に戦場に存在しているため、対戦相手のクリーチャーに-4/-4修整を与えることができる。このため、レジェンド・ルール適用の際の[[状況起因処理]]のチェック時に、対戦相手のタフネスが4以下のクリーチャーは道連れにできる。 | ||
+ | *[[スタンダード]]で共存できる期間は短いが[[エルドラージ覚醒]]の[[エルドラージ]]・[[落とし子]]とは相性がよく(ついでに相手の[[落とし子]]が機能不全に陥り)、ノーンが出るまでは[[マナ加速]]、出た後は[[フィニッシャー]]の一角として活躍できた。ただ、当時はこのカードの評価も低く、そういったデッキはあまり見かけられなかった。 | ||
+ | *[[ジャッジ褒賞]]として[[ファイレクシア/Phyrexia]]語で書かれた[[プロモーション・カード]]が存在する。([http://www.magiclibrarities.net/819-11683-rarities-elesh-norn-grand-cenobite-zoom-card.html#return 画像]) | ||
+ | *[[2021年]]6月の[[オラクル]]変更で[[クリーチャー・タイプ]]に[[ファイレクシアン]]が追加された。 | ||
+ | |||
+ | ==関連カード== | ||
+ | {{同一の存在を表すカード/エリシュ・ノーン}} | ||
+ | |||
+ | ===サイクル=== | ||
+ | {{サイクル/新たなるファイレクシアの法務官}} | ||
==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
− | 詳細は[[エリシュ・ノーン/Elesh Norn]]を参照。 | + | '''エリシュ・ノーン'''/''Elesh Norn''は[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]のファイレクシア人。女性。 |
+ | |||
+ | [[白]]の派閥である[[機械正典/Machine Orthodoxy]]を率いる[[法務官/Praetor]]。 | ||
+ | |||
+ | 詳細は[[エリシュ・ノーン/Elesh Norn (ストーリー)]]を参照。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/command-tower/praetor-not-predator-2015-05-07 Praetor not Predator]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0014902/ 法務官、捕食者にあらず](Command Tower、[[2015年]]5月7日、文:[[Adam Styborski]]) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/new-phyrexia-wallpapers-2011-05-13 New Phyrexia Wallpapers] ([[Daily MTG]] [[2011年]]5月13日 八段目) | ||
*[[カード個別評価:新たなるファイレクシア]] / ファイレクシア陣営 - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:新たなるファイレクシア]] / ファイレクシア陣営 - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:多元宇宙の伝説]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー5]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2021年#Phyrexian Praetors: Compleat Edition|Secret Lair Drop Series: Phyrexian Praetors: Compleat Edition]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2023年4月6日 (木) 19:48時点における最新版
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)
警戒
あなたがコントロールする他のクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。
白の派閥の法務官。自分のクリーチャーにプラス修整、対戦相手のクリーチャーにマイナス修整を与える。
プラス修整の方はウィニー向けの効果だが、ノーン自身が重いので、若干噛み合わない。特筆すべきは白には珍しいマイナス修整の方で、小型クリーチャーに対して強烈な除去能力となり、回避能力こそ持たないが攻撃を通しやすい。大型クリーチャーが生き残ったとしても、二回りも小さくなっているので、戦闘での撃破は困難だろう。警戒を持つこともあいまって、クリーチャー戦における制圧力は圧倒的である。
タフネスの高さ以外はなんの除去耐性も無いが、戦場に出た時点で対戦相手のタフネス2以下のクリーチャーを除去できるため、すぐに除去されても相手によっては十分元は取れる。特に登場時のスタンダードでは軽量クリーチャーやトークンを利用したウィニーがメタゲームの中心にいるため、非常に強力。
ただ同時に、非常に早い環境であるため、普通に唱えるには7マナの重さが厳しい。そのため、リアニメイトや出産の殻等の、その重さを解決できるデッキでの採用が多い。モダンでは白系のウルザトロンで、エターナルではリアニメイトやフリゴリッドで、スタンダード落ち後もじわりと活躍している。
リミテッドでは間違いなく最強クラス。特に低マナ域のクリーチャーを集めたウィニー系のデッキを構築している場合は、たとえこのカードを除去しても戦場の均衡が崩れてゲームを落とすことが多い。
- 1人のプレイヤーが2体目を戦場に出すとレジェンド・ルールが適用され1体だけ残るが、一時的に2体同時に戦場に存在しているため、対戦相手のクリーチャーに-4/-4修整を与えることができる。このため、レジェンド・ルール適用の際の状況起因処理のチェック時に、対戦相手のタフネスが4以下のクリーチャーは道連れにできる。
- スタンダードで共存できる期間は短いがエルドラージ覚醒のエルドラージ・落とし子とは相性がよく(ついでに相手の落とし子が機能不全に陥り)、ノーンが出るまではマナ加速、出た後はフィニッシャーの一角として活躍できた。ただ、当時はこのカードの評価も低く、そういったデッキはあまり見かけられなかった。
- ジャッジ褒賞としてファイレクシア/Phyrexia語で書かれたプロモーション・カードが存在する。(画像)
- 2021年6月のオラクル変更でクリーチャー・タイプにファイレクシアンが追加された。
[編集] 関連カード
- 大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
- 機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines
- エリシュ・ノーン/Elesh Norn
[編集] サイクル
新たなるファイレクシアのファイレクシアン・法務官サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャーであり、コントローラーに利益を与える能力と、対戦相手に不利益を与える能力を併せ持つ。2つの能力は対称的な効果となっている。
- 大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
- 核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur
- 囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One
- 隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden
- 飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger
[編集] ストーリー
エリシュ・ノーン/Elesh Nornは新ファイレクシア/New Phyrexiaのファイレクシア人。女性。
白の派閥である機械正典/Machine Orthodoxyを率いる法務官/Praetor。
詳細はエリシュ・ノーン/Elesh Norn (ストーリー)を参照。
[編集] 参考
- Praetor not Predator/法務官、捕食者にあらず(Command Tower、2015年5月7日、文:Adam Styborski)
- New Phyrexia Wallpapers (Daily MTG 2011年5月13日 八段目)
- カード個別評価:新たなるファイレクシア / ファイレクシア陣営 - 神話レア
- カード個別評価:アイコニックマスターズ - 神話レア
- カード個別評価:モダンマスターズ2015 - 神話レア
- カード個別評価:多元宇宙の伝説 - 神話レア
- カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー5 - 神話レア
- Secret Lair Drop Series: Phyrexian Praetors: Compleat Edition