コモンデッキ

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'''コモンデッキ'''(''Common Deck'')は、[[コモン]][[カード]]と[[基本土地]]だけで作られた[[デッキ]]の総称である。極めて安く作ることができるものの、[[デッキパワー]]が低いことが多く、公式大会などで成績を挙げることは難しい。非公式にこのデッキのみの大会が開催されることもある。ただしコモンであっても昔のカードになると[[Sinkhole]]のように高額になる場合があるので、一概に安く作れるとは限らない。
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'''コモンデッキ'''(''Common Deck'')は、[[コモン]][[カード]]と[[基本土地]]だけで作られた[[デッキ]]の総称である。極めて安く作ることができるものの、[[デッキパワー]]が低いことが多く、公式大会などで成績を挙げることは難しい。
  
*黎明期では、相手の高額カードを入手する([[アンティ]])ために組まれた。負けてもこちらの被害は小さいからである。
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コモンのみでの構築環境は[[パウパー]]という公式[[フォーマット]]が存在しており、イベントも盛んに行なわれている。詳しくは[[パウパー]]のページを参照。
*[[Magic Online]]ではコモンのみでの構築環境は[[Pauper]]という名前の公式な[[フォーマット]]として成立しており、イベントも盛んに行われている。
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== [[スタンダード]]環境での傾向 ==
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パウパーではなく通常のフォーマットにコモンデッキを持ち込む場合には、自分だけ[[カードプール]]を狭めているようなものなので、その分は構築力と[[プレイング]]でカバーするしかない。
[[リアニメイト]][[全体除去]]はほぼ[[アンコモン]]以上なので、それらを使ったデッキは組めない。当然、アンコモン以上の[[キーカード]]を使用したデッキや大半の[[基本でない土地]]も使えないので、必然的に[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]主体のデッキか[[バーン]]デッキになりやすい。
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*漫画[[デュエルファイター刃]]にはコモンデッキを使う古門守というキャラクターが登場した。
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*公式大会では、[[アジア太平洋選手権98]]と併催された「ジャパン・ジュニア・オープン」で[[宇佐美幸弘]]がベスト8(参加者306人)に入るという実績を残している。
  
一応、[[コンボ]]デッキや[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]も動きがタイトになるが組めないわけではない。ビートダウン以上にデッキパワーが低くなりやすいため、公式大会で勝ち越すには高度な[[プレイング]]が要求される。
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[[基本セット2011]][[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[赤]][[単色|単]][[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]で[[赤緑ヴァラクート]]と渡り合ったり、[[緑青]][[感染 (デッキ)|感染デッキ]][[青白コントロール]]と渡り合うことも可能である。
  
== [[エクステンデッド]]以降の傾向 ==
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*黎明期では、相手の高額カードを入手する([[アンティ]])ために組まれた。負けてもこちらの被害は小さいからである。
コモンのみとはいえ、様々な[[デッキタイプ]]は、通常の[[フォーマット]]と同様に存在する。
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*コモンであっても昔のカードになると[[陥没孔/Sinkhole]]のように高額になる場合もある。
殆どのデッキが[[クリーチャー]]に頼らざるを得ないことから、クリーチャーの[[サイズ]]や[[除去]]が重要になる。
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;[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]
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コモンにもビートダウン向けの優秀な[[クリーチャー]]が存在するため、[[アグロ]]デッキは問題無く組むことができる。
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また後述のように[[火力]]も充実していることから、[[ステロイド]]も強力。
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;[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]
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[[対抗呪文/Counterspell]]を初めとする基本的な[[打ち消し]]はコモンに多く、[[バウンス]]も充実していることから、[[パーミッション]]も多い。
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なお、[[黒]]は複数の全体除去を擁するため、[[ボードコントロール]]を中心としたデッキを組むことも可能。
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;[[コンボ|コンボデッキ]]
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コモンを[[キーカード]]とするコンボデッキは少ないが、[[ストーム (デッキ)|ストーム]]などはそれに当てはまる。
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;[[バーン]]
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大会で使われるような1[[マナ]]3点[[火力]]や優良火力である[[火葬/Incinerate]]、[[火炎破/Fireblast]]、[[火花の精霊/Spark Elemental]]などが軒並みコモンであることから[[バーン]]デッキは比較的組みやすい。
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== 参考 ==
 
== 参考 ==
*[[Pauper]]
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*[[パウパー]]
 
*[[コモン]]
 
*[[コモン]]
 
*[[貧乏デッキ]]
 
*[[貧乏デッキ]]

2019年11月22日 (金) 20:09時点における最新版

コモンデッキCommon Deck)は、コモンカード基本土地だけで作られたデッキの総称である。極めて安く作ることができるものの、デッキパワーが低いことが多く、公式大会などで成績を挙げることは難しい。

コモンのみでの構築環境はパウパーという公式フォーマットが存在しており、イベントも盛んに行なわれている。詳しくはパウパーのページを参照。

パウパーではなく通常のフォーマットにコモンデッキを持ち込む場合には、自分だけカードプールを狭めているようなものなので、その分は構築力とプレイングでカバーするしかない。

基本セット2011ゼンディカー・ブロックミラディンの傷跡ブロック期のスタンダードでは、ビートダウン赤緑ヴァラクートと渡り合ったり、緑青感染デッキ青白コントロールと渡り合うことも可能である。

  • 黎明期では、相手の高額カードを入手する(アンティ)ために組まれた。負けてもこちらの被害は小さいからである。
  • コモンであっても昔のカードになると陥没孔/Sinkholeのように高額になる場合もある。

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