ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
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− | :全ての[[プレイヤー]]に[[カード]]を引かせる。[[カード・アドバンテージ]]を考えると[[金言/Words of Wisdom]]に近い。[[忠誠度]]を一度に+2することができ、延命しやすいことも見逃せない特徴であるが、[[対戦相手]]の[[手札]]も増えてしまうので不利になることもあり、注意が必要。[[双頭巨人戦]]などの味方のいる[[多人数戦]]では、仲間のサポートとしても利用できる。 | + | :全ての[[プレイヤー]]に[[カード]]を引かせる。 |
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− | : | + | :対象のプレイヤーにドロー。 |
+ | :こちらも多人数戦では仲間のサポートにも使える。+2[[能力]]と合わせて忠誠度を増やしながら使用すれば、長期的に考えて使えば充分な[[アドバンテージ]]を得ることができ、[[パーミッション]]の戦略とも合致している。ただし、出して即座に2番目の能力を使用すると死にやすくなるため、その辺りの判断には多少注意が必要。 | ||
+ | :*[[火力]]などでやられる限りは[[アドバンテージ]]を得ている計算になるため、'''(死んでも構わないから)確実なアドバンテージにする'''目的で-1能力を使う場合もある。 | ||
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− | : | + | :大量ライブラリー破壊。 |
+ | :1度に20枚ものカードを[[削る]]が、[[構築]]ではこれだけで[[ライブラリーアウト]]を狙うのは難しいので、ライブラリーアウトが目的ではないデッキでは切り札にはなりにくい。 | ||
− | 多少地味ではあるものの、3[[マナ]] | + | 多少地味ではあるものの、3[[マナ]]という[[軽い|軽さ]]やドローによるカード・アドバンテージは馬鹿にならず、同期の他のプレインズウォーカーに見劣りせず強力である。 |
[[リミテッド]]では、上記の3ドローの使い方でも充分だが、やはり本命は忠誠度を上げての大量ライブラリー破壊であろう。デッキが40枚しかないので、構築では中途半端だった20枚という数字も十分に[[フィニッシャー]]となるためである。 | [[リミテッド]]では、上記の3ドローの使い方でも充分だが、やはり本命は忠誠度を上げての大量ライブラリー破壊であろう。デッキが40枚しかないので、構築では中途半端だった20枚という数字も十分に[[フィニッシャー]]となるためである。 | ||
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構築では[[クイックントースト]]や[[フェアリー (デッキ)|フェアリー]]などの青系[[デッキ]]全般でカード・アドバンテージ確保に使用された他、[[ターボフォグ]]等の[[タイム・デストラクション]]系[[ロック]]デッキで+2能力により[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]のようにも使われている。この場合、大マイナス能力によるライブラリー破壊がそのまま[[エンドカード]]になるため、相性がよい。 | 構築では[[クイックントースト]]や[[フェアリー (デッキ)|フェアリー]]などの青系[[デッキ]]全般でカード・アドバンテージ確保に使用された他、[[ターボフォグ]]等の[[タイム・デストラクション]]系[[ロック]]デッキで+2能力により[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]のようにも使われている。この場合、大マイナス能力によるライブラリー破壊がそのまま[[エンドカード]]になるため、相性がよい。 | ||
− | [[ワールドウェイク]]で同じ[[ジェイス]]である[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]が登場し[[スタンダード]] | + | [[ワールドウェイク]]で同じ[[ジェイス]]である[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]が登場し[[スタンダード]]で猛威を振るっており、このカードは当時の[[プレインズウォーカーの唯一性ルール]]を利用した対策として使われることが多くなった。こちらの方が1マナ軽いという利点を活かして先置きし、-1を2回使ってあとは放置という[[プレイング]]が多かった。スタンダードで精神を刻む者、ジェイスが禁止された後には、その後釜として青系[[コントロールデッキ]]で活躍した。 |
+ | ==その他== | ||
+ | *当時の恋人である[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]とは、全ての能力が[[シナジー]]を形成する<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/marvelous-team-ups-2007-10-25 Marvelous Team-Ups](Feature [[2007年]]10月25日 [[Chris Millar]]著)</ref>。 | ||
*ローウィンのプレインズウォーカーでは唯一、[[倍増の季節/Doubling Season]]があっても大マイナス能力を[[戦場に出る|戦場に出た]]直後に使うことができない。 | *ローウィンのプレインズウォーカーでは唯一、[[倍増の季節/Doubling Season]]があっても大マイナス能力を[[戦場に出る|戦場に出た]]直後に使うことができない。 | ||
+ | **なお、忠誠度能力で[[忠誠カウンター]]を置くことは[[コスト]]であるため、倍増の季節によって2倍にはならない。 | ||
+ | *[[絵|イラスト]]は4種類存在し、プレインズウォーカー・カードの中でも特に豊富。 | ||
+ | **[[Agents of Artifice]]の[[プロモーション・カード]]として、[[Aleksi Briclot]]による新規イラストで発行された。 | ||
+ | **[[ジェイスvsチャンドラ]]に[[Kev Walker]]による{{Gatherer|id=185816|新規イラスト}}で[[再録]]された。日本語版では[[日森よしの]]による{{Gatherer|id=227476|新規イラスト}}となっている。 | ||
+ | **また、新規イラストでこそないものの、[[Signature Spellbook: Jace]]版のカードは特殊な[[枠]]で印刷されている({{Gatherer|id=447129|カード画像}})。 | ||
+ | *アーケードゲーム「[[ロードオブヴァーミリオン|ロードオブヴァーミリオンII]]」のコラボレーションの一環として、このカードが使い魔カードとしてゲスト参戦した。特殊技名は[[対抗呪文/Counterspell|対抗呪文(カウンタースペル)]]。 | ||
+ | *スマートフォンアプリゲーム「[[パズル&ドラゴンズ]]」の[[コラボレーション]]の一環として、このカードがモンスターとしてゲスト参戦した<ref>[https://mtg-jp.com/reading/kochima/0030719/ カーンにチャンドラ、ニコルも登場!? パズル&ドラゴンズ×マジックコラボ、6月25日(月)より始動!](こちらマジック広報室!! [[2018年]]6月25日)</ref>。特殊技名は[[精神刻み/Mind Sculpt|精神刻み]]と[[神秘の教示者/Mystical Tutor|神秘の教示者]]。 | ||
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==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
詳細は[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)]]を参照。 | 詳細は[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)]]を参照。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
− | *[ | + | *[[Jace Beleren]]([[Magic Online Vanguard]]) |
*[[カード個別評価:ローウィン]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ローウィン]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[神話レア]] | ||
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2023年#Magic: The Baseballing|Secret Lair Drop Series: Magic: The Baseballing]] | ||
+ | *[[Signature Spellbook: Jace]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年1月22日 (月) 04:04時点における最新版
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+2]:各プレイヤーはカードを1枚引く。
[-1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚引く。
[-10]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを20枚切削する。
ローウィン初出の青のプレインズウォーカー。忠誠度能力は、2種類のドローとライブラリー破壊。
- +2能力
- 全てのプレイヤーにカードを引かせる。
- カード・アドバンテージを考えると金言/Words of Wisdomに近い。忠誠度を一度に+2することができ、延命しやすいことも見逃せない特徴であるが、対戦相手の手札も増えてしまうので不利になることもあり、注意が必要。双頭巨人戦などの味方のいる多人数戦では、仲間のサポートとしても利用できる。
- -1能力
- 対象のプレイヤーにドロー。
- こちらも多人数戦では仲間のサポートにも使える。+2能力と合わせて忠誠度を増やしながら使用すれば、長期的に考えて使えば充分なアドバンテージを得ることができ、パーミッションの戦略とも合致している。ただし、出して即座に2番目の能力を使用すると死にやすくなるため、その辺りの判断には多少注意が必要。
多少地味ではあるものの、3マナという軽さやドローによるカード・アドバンテージは馬鹿にならず、同期の他のプレインズウォーカーに見劣りせず強力である。
リミテッドでは、上記の3ドローの使い方でも充分だが、やはり本命は忠誠度を上げての大量ライブラリー破壊であろう。デッキが40枚しかないので、構築では中途半端だった20枚という数字も十分にフィニッシャーとなるためである。
構築ではクイックントーストやフェアリーなどの青系デッキ全般でカード・アドバンテージ確保に使用された他、ターボフォグ等のタイム・デストラクション系ロックデッキで+2能力により吠えたける鉱山/Howling Mineのようにも使われている。この場合、大マイナス能力によるライブラリー破壊がそのままエンドカードになるため、相性がよい。
ワールドウェイクで同じジェイスである精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorが登場しスタンダードで猛威を振るっており、このカードは当時のプレインズウォーカーの唯一性ルールを利用した対策として使われることが多くなった。こちらの方が1マナ軽いという利点を活かして先置きし、-1を2回使ってあとは放置というプレイングが多かった。スタンダードで精神を刻む者、ジェイスが禁止された後には、その後釜として青系コントロールデッキで活躍した。
[編集] その他
- 当時の恋人であるリリアナ・ヴェス/Liliana Vessとは、全ての能力がシナジーを形成する[1]。
- ローウィンのプレインズウォーカーでは唯一、倍増の季節/Doubling Seasonがあっても大マイナス能力を戦場に出た直後に使うことができない。
- イラストは4種類存在し、プレインズウォーカー・カードの中でも特に豊富。
- Agents of Artificeのプロモーション・カードとして、Aleksi Briclotによる新規イラストで発行された。
- ジェイスvsチャンドラにKev Walkerによる新規イラストで再録された。日本語版では日森よしのによる新規イラストとなっている。
- また、新規イラストでこそないものの、Signature Spellbook: Jace版のカードは特殊な枠で印刷されている(カード画像)。
- アーケードゲーム「ロードオブヴァーミリオンII」のコラボレーションの一環として、このカードが使い魔カードとしてゲスト参戦した。特殊技名は対抗呪文(カウンタースペル)。
- スマートフォンアプリゲーム「パズル&ドラゴンズ」のコラボレーションの一環として、このカードがモンスターとしてゲスト参戦した[2]。特殊技名は精神刻みと神秘の教示者。
[編集] 関連カード
- ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
- 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
- 記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
- 思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought
- ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact
- ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy - 束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound
- 秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets
- 狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway
- 巧妙な精神魔道士、ジェイス/Jace, Ingenious Mind-Mage
- 神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries
- 秘儀の策士、ジェイス/Jace, Arcane Strategist
- 鏡映魔道士、ジェイス/Jace, Mirror Mage
- スペースベレレン/Space Beleren
- 完成化した精神、ジェイス/Jace, the Perfected Mind
- 再覚醒したジェイス/Jace Reawakened
[編集] サイクル
ローウィンのプレインズウォーカーサイクル。忠誠度が「プラス」、「小マイナス」、「大マイナス」になる3つの忠誠度能力を持つ。いずれも基本セット2010と基本セット2011で神話レアとして再録された。
- 黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane
- ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
- リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
- チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar
- 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
[編集] ストーリー
詳細はジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)を参照。
[編集] 脚注
- ↑ Marvelous Team-Ups(Feature 2007年10月25日 Chris Millar著)
- ↑ カーンにチャンドラ、ニコルも登場!? パズル&ドラゴンズ×マジックコラボ、6月25日(月)より始動!(こちらマジック広報室!! 2018年6月25日)