騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor
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− | クローンとの最大の違いは、'''[[カード名]] | + | クローンとの最大の違いは、'''[[カード名]]が「騙り者、逆嶋」になる'''ということ。そのため、伝説のクリーチャーをコピーしても[[レジェンド・ルール]]に引っかかることなく、そのまま併用することができる。登場当初のルールではいわゆる[[対消滅]]型のレジェンド・ルールであったため、対戦相手の伝説のクリーチャーをコピーして奪うことができる唯一のクローン系クリーチャーという大きな特徴であった。現在のルールにおいては自軍の伝説のクリーチャーを増やす際にしか影響せず、少々地味になっている。 |
− | + | コピー時に自身を[[手札]]に[[戻す]][[能力]]を[[得る]]のも大きな違いであり、戻して出し直すことでより強いクリーチャーにコピー先を乗り換えたり、あるいは[[ETB]]能力持ちを何度もコピーして能力を再利用したりできる。 | |
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+ | *のちの[[プレインチェイス2012]]では彼から能力を学んだ[[忍者]]、[[逆嶋の学徒/Sakashima's Student]]が登場した。 | ||
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+ | *コピーするクリーチャーをいつ選ぶかなど基本的なルールは、[[クローン/Clone#ルール|クローン/Cloneのルール]]を参照。 | ||
+ | *コピー元が持つ能力が、コピー元のカード名でそれ自身を参照している場合、そのコピー元のカード名は「騙り者、逆嶋」と読み替える({{CR|201.5b}}参照)。 | ||
**[[山崎兄弟/Brothers Yamazaki]]のように「『([[カード名]])』という名前」の形で自分以外も参照するものに関しては読み替えない(山崎兄弟をコピーした場合、逆嶋は他の山崎兄弟による[[修整]]や[[速攻]]を得られない)。 | **[[山崎兄弟/Brothers Yamazaki]]のように「『([[カード名]])』という名前」の形で自分以外も参照するものに関しては読み替えない(山崎兄弟をコピーした場合、逆嶋は他の山崎兄弟による[[修整]]や[[速攻]]を得られない)。 | ||
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**[[反転カード]]をコピーした場合は反転前も反転後もカード名を「騙り者、逆嶋」と読みかえる。 | **[[反転カード]]をコピーした場合は反転前も反転後もカード名を「騙り者、逆嶋」と読みかえる。 | ||
− | + | *[[変異]]クリーチャーなど名前を持たないクリーチャーをコピーした場合もカード名は「騙り者、逆嶋」になる。 | |
− | * | + | *([[クリーチャー化]]している)クリーチャーでない[[パーマネント]]をコピーしても、[[伝説の|伝説性]]は保持される。 |
*[[上位の人間、焔村/Homura, Human Ascendant]]をコピーしているこれが[[墓地]]に置かれた場合、(通常どおり)[[反転]]状態の[[位相]]で戦場に戻る。すなわち、戦場に戻るに際し反転カードをコピーすればいきなり反転後の状態として戦場に出る。 | *[[上位の人間、焔村/Homura, Human Ascendant]]をコピーしているこれが[[墓地]]に置かれた場合、(通常どおり)[[反転]]状態の[[位相]]で戦場に戻る。すなわち、戦場に戻るに際し反転カードをコピーすればいきなり反転後の状態として戦場に出る。 | ||
*自身を手札に戻す能力はコピーして戦場に出す際に得るものである([[コピー可能な値]])。そのため、コピーせず戦場に出した場合はその能力を[[起動]]できない。 | *自身を手札に戻す能力はコピーして戦場に出す際に得るものである([[コピー可能な値]])。そのため、コピーせず戦場に出した場合はその能力を[[起動]]できない。 | ||
*自身を手札に戻す能力を起動した後に[[戦場を離れる|戦場を離れた]]場合は手札に戻らない。 | *自身を手札に戻す能力を起動した後に[[戦場を離れる|戦場を離れた]]場合は手札に戻らない。 | ||
+ | *かつて[[プレインズウォーカーの唯一性ルール]]が存在した頃は、[[あなた|自分]]が[[コントロール]]する[[クリーチャー化]]した[[プレインズウォーカー]]([[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]など)をコピーすると、自身かコピー元のどちらか一方を[[墓地に置く]]必要があった([[カード・タイプ]]の「プレインズウォーカー」と、[[プレインズウォーカー・タイプ]]の「[[ギデオン]]」がどちらもコピーされることにより、プレインズウォーカーの唯一性ルールが適用される条件を満たすことになるため)。現在のルールでは、双方の名前が異なるためレジェンド・ルールの適用を受けずどちらも戦場に残る。 | ||
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+ | ==オラクルの変遷== | ||
+ | 印刷時の[[ルール文章]]は「それの名前が騙り者、逆嶋'''のまま'''であり、/except its name is '''still''' Sakashima the Impostor,」というものだったが、[[2018年]]7月の[[オラクル]]更新で現在の文章に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/core-set-2019-oracle-changes-2018-07-06 Core Set 2019 Oracle Changes](News 2018年7月6日)</ref>。 | ||
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+ | ==関連カード== | ||
+ | {{キャラクターを表すカード/逆嶋顕至}} | ||
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+ | 詳細は[[逆嶋顕至/Kenshi Sakashima]]を参照。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | + | <references /> | |
− | *[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/wallpaper-week-sakashima-impostor-2005-05-13 Wallpaper of the Week: Sakashima the Impostor](Feature 2005年5月13日) |
+ | *[[コピーカード]] | ||
*[[Sakashima the Impostor Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]]) | *[[Sakashima the Impostor Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]]) | ||
*[[カード個別評価:神河救済]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:神河救済]] - [[レア]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2023年#City Styles|Secret Lair Drop Series: City Styles]] | ||
+ | __NOTOC__ | ||
+ | [[Category:テキストが正常でないカード]] |
2023年1月31日 (火) 19:19時点における最新版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
あなたは「騙り者、逆嶋は、それの名前が《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》のままであり、それがそれの他のタイプに加えて伝説であり、それが『(2)(青)(青):次の終了ステップの開始時に、このクリーチャーをオーナーの手札に戻す。』を持つことを除いて、戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして戦場に出る」ことを選んでもよい。
3/1WHISPERのテキストには誤りがあります。「それの名前が《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》のままであり、」は「それの名前が《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》であり、」と読み替えて下さい。
戦場の好きなクリーチャーのコピーとして戦場に出る、伝説のクリーチャー版クローン/Clone。
クローンとの最大の違いは、カード名が「騙り者、逆嶋」になるということ。そのため、伝説のクリーチャーをコピーしてもレジェンド・ルールに引っかかることなく、そのまま併用することができる。登場当初のルールではいわゆる対消滅型のレジェンド・ルールであったため、対戦相手の伝説のクリーチャーをコピーして奪うことができる唯一のクローン系クリーチャーという大きな特徴であった。現在のルールにおいては自軍の伝説のクリーチャーを増やす際にしか影響せず、少々地味になっている。
コピー時に自身を手札に戻す能力を得るのも大きな違いであり、戻して出し直すことでより強いクリーチャーにコピー先を乗り換えたり、あるいはETB能力持ちを何度もコピーして能力を再利用したりできる。
アラーラ再誕追加後のエクステンデッドでは、大祖始/Progenitusをコピーできるコピーカードとして超起源デッキに投入されていた。超起源/Hypergenesisは同時に戦場に出るわけではないためこういったことが可能。
- クローン系クリーチャーにしては珍しく、多相の戦士のクリーチャー・タイプを持っておらず、カードに印刷されたP/Tが0/0ではない。彼が生身の人間であり、身につけた技術によって「変装」していることの表現である。
- コピーしてしまえばそれらの特性は上書きされるためたいていは気にする必要はないが、コピーしないことを選んだ場合に影響があるほか、手札や墓地などで参照する際には印刷されている情報を用いるので、例えば目覚ましヒバリ/Reveillarkで戻せないなど細かくも見逃せない差異がある。
- のちのプレインチェイス2012では彼から能力を学んだ忍者、逆嶋の学徒/Sakashima's Studentが登場した。
[編集] ルール
- コピーするクリーチャーをいつ選ぶかなど基本的なルールは、クローン/Cloneのルールを参照。
- コピー元が持つ能力が、コピー元のカード名でそれ自身を参照している場合、そのコピー元のカード名は「騙り者、逆嶋」と読み替える(CR:201.5b参照)。
- 山崎兄弟/Brothers Yamazakiのように「『(カード名)』という名前」の形で自分以外も参照するものに関しては読み替えない(山崎兄弟をコピーした場合、逆嶋は他の山崎兄弟による修整や速攻を得られない)。
- 反転カードをコピーした場合は反転前も反転後もカード名を「騙り者、逆嶋」と読みかえる。
- 変異クリーチャーなど名前を持たないクリーチャーをコピーした場合もカード名は「騙り者、逆嶋」になる。
- (クリーチャー化している)クリーチャーでないパーマネントをコピーしても、伝説性は保持される。
- 上位の人間、焔村/Homura, Human Ascendantをコピーしているこれが墓地に置かれた場合、(通常どおり)反転状態の位相で戦場に戻る。すなわち、戦場に戻るに際し反転カードをコピーすればいきなり反転後の状態として戦場に出る。
- 自身を手札に戻す能力はコピーして戦場に出す際に得るものである(コピー可能な値)。そのため、コピーせず戦場に出した場合はその能力を起動できない。
- 自身を手札に戻す能力を起動した後に戦場を離れた場合は手札に戻らない。
- かつてプレインズウォーカーの唯一性ルールが存在した頃は、自分がコントロールするクリーチャー化したプレインズウォーカー(ギデオン・ジュラ/Gideon Juraなど)をコピーすると、自身かコピー元のどちらか一方を墓地に置く必要があった(カード・タイプの「プレインズウォーカー」と、プレインズウォーカー・タイプの「ギデオン」がどちらもコピーされることにより、プレインズウォーカーの唯一性ルールが適用される条件を満たすことになるため)。現在のルールでは、双方の名前が異なるためレジェンド・ルールの適用を受けずどちらも戦場に残る。
[編集] オラクルの変遷
印刷時のルール文章は「それの名前が騙り者、逆嶋のままであり、/except its name is still Sakashima the Impostor,」というものだったが、2018年7月のオラクル更新で現在の文章に変更された[1]。
[編集] 関連カード
- 騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor
- 千の顔の逆嶋/Sakashima of a Thousand Faces
[編集] ストーリー
詳細は逆嶋顕至/Kenshi Sakashimaを参照。
[編集] 参考
- ↑ Core Set 2019 Oracle Changes(News 2018年7月6日)