スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(間違った記述を削除) |
|||
(12人の利用者による、間の15版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Scryb Ranger}} | {{#card:Scryb Ranger}} | ||
− | [[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]と[[スクリブ・スプライト/Scryb Sprites]]を足したような[[クリーチャー]] | + | [[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]と[[スクリブ・スプライト/Scryb Sprites]]を足したような[[クリーチャー]]。それらよりも[[マナ・コスト]]が1[[マナ]]増えた分、それぞれが持つ「クリーチャー1体を[[アンタップ]]する[[能力]]」と[[飛行]]に加え、[[瞬速]]と[[プロテクション]]([[青]])までおまけで付いてきた。[[フェアリー]]とは言え、[[青]]を超えたスペックを持つ[[緑]]の[[フライヤー]]は過去から通して見ても珍しい。 |
− | はっきりと書かれているのはプロテクションのみだが、他の能力も含めて一種の[[青]] | + | はっきりと書かれているのはプロテクションのみだが、他の能力も含めて一種の[[青]][[色対策カード|対策カード]]に近い。青に対しては非常に強力な反面、緑としては[[マナレシオ]]はいまいちであり、[[焼く|焼かれ]]やすいなどの欠点も持つ。 |
− | 単純に[[回避能力]]持ちなので、[[緑]]お得意の[[強化]]による支援先として優秀である。プロテクションも[[心霊破/Psionic Blast]]、[[電解/Electrolyze]]などの青い[[除去]] | + | 単純に[[回避能力]]持ちなので、[[緑]]お得意の[[強化]]による支援先として優秀である。プロテクションも[[心霊破/Psionic Blast]]、[[電解/Electrolyze]]などの青い[[除去]]が当時の[[環境]]には多かったのも追い風だった。 |
− | * | + | *[[トーナメント]]シーンでは主に以下のような活躍を見せる。相手にする場合は念頭に置こう。放っておくと思わぬ場所で「これが居なければ…」という事態が発生するので、見かけたら早めに[[除去]]しておくとよい。 |
**[[幽体の魔力/Spectral Force]]が次の[[ターン]]はアンタップしないと思っていたら、これが飛び出してきて予想外の[[ダメージ]]に。→[[スクリブ・アンド・フォース]] | **[[幽体の魔力/Spectral Force]]が次の[[ターン]]はアンタップしないと思っていたら、これが飛び出してきて予想外の[[ダメージ]]に。→[[スクリブ・アンド・フォース]] | ||
− | **[[ | + | **[[上陸]]能力が、毎[[ターン]]確実に[[誘発]]する。 |
− | **[[土地破壊]] | + | **[[土地破壊]]を[[立ち消え]]させられる。 |
− | **相手のクリーチャーが[[フルタップ]]しているので[[攻撃]] | + | **相手のクリーチャーが[[フルタップ]]しているので[[攻撃]]したら、これとアンタップした[[ブロッカー]]が飛び出し返り討ちに。 特に序盤で[[闇の腹心/Dark Confidant]]、[[巻物の大魔術師/Magus of the Scroll]]等の[[システムクリーチャー]]を攻撃に誘う様がよく見られる。 |
**[[ピクルス]][[コンボ]]を決めたと思ったら、これが出てきて毎ターン[[クリーチャー]]と[[土地]]が一つずつ[[アンタップ]]。しかも[[プロテクション]](青)の強大な壁に。 | **[[ピクルス]][[コンボ]]を決めたと思ったら、これが出てきて毎ターン[[クリーチャー]]と[[土地]]が一つずつ[[アンタップ]]。しかも[[プロテクション]](青)の強大な壁に。 | ||
+ | |||
+ | *[[エターナル]]の[[緑青|青緑]][[フィッシュ]]でも採用されることがある。隙が少なく[[装備品]]の対象として理想的であり、また[[森]]([[Tropical Island]])を戻して出し直すことで、土地を切り詰めているフィッシュの弱点を多少緩和できる。さらに[[呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite]]の補助にもなる。 | ||
+ | |||
*[[ウィンドリーパー/Windreaper Falcon]]の[[上位互換]]。 | *[[ウィンドリーパー/Windreaper Falcon]]の[[上位互換]]。 | ||
*[[ローウィン]]参入直後はフェアリーの[[クリーチャー・タイプ]]を活かし、[[フェアリー (デッキ)#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|青緑フェアリー]]の主力として活躍していた。 | *[[ローウィン]]参入直後はフェアリーの[[クリーチャー・タイプ]]を活かし、[[フェアリー (デッキ)#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|青緑フェアリー]]の主力として活躍していた。 | ||
+ | *[[沿岸の見張り/Coast Watcher]]を見るとその優遇ぶりが分かる。 | ||
+ | *[[2021年]]7月の[[オラクル]]変更で[[レインジャー]]の[[クリーチャー・タイプ]]が追加された。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[カード名百科事典#レインジャー|レインジャー]]([[カード名百科事典]]) | ||
*[[カード個別評価:時のらせん]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:時のらせん]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - [[アンコモン]] |
2023年7月21日 (金) 20:20時点における最新版
Scryb Ranger / スクリブのレインジャー (1)(緑)
クリーチャー — フェアリー(Faerie) レインジャー(Ranger)
クリーチャー — フェアリー(Faerie) レインジャー(Ranger)
瞬速
飛行、プロテクション(青)
あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
クウィリーオン・レインジャー/Quirion Rangerとスクリブ・スプライト/Scryb Spritesを足したようなクリーチャー。それらよりもマナ・コストが1マナ増えた分、それぞれが持つ「クリーチャー1体をアンタップする能力」と飛行に加え、瞬速とプロテクション(青)までおまけで付いてきた。フェアリーとは言え、青を超えたスペックを持つ緑のフライヤーは過去から通して見ても珍しい。
はっきりと書かれているのはプロテクションのみだが、他の能力も含めて一種の青対策カードに近い。青に対しては非常に強力な反面、緑としてはマナレシオはいまいちであり、焼かれやすいなどの欠点も持つ。
単純に回避能力持ちなので、緑お得意の強化による支援先として優秀である。プロテクションも心霊破/Psionic Blast、電解/Electrolyzeなどの青い除去が当時の環境には多かったのも追い風だった。
- トーナメントシーンでは主に以下のような活躍を見せる。相手にする場合は念頭に置こう。放っておくと思わぬ場所で「これが居なければ…」という事態が発生するので、見かけたら早めに除去しておくとよい。
- 幽体の魔力/Spectral Forceが次のターンはアンタップしないと思っていたら、これが飛び出してきて予想外のダメージに。→スクリブ・アンド・フォース
- 上陸能力が、毎ターン確実に誘発する。
- 土地破壊を立ち消えさせられる。
- 相手のクリーチャーがフルタップしているので攻撃したら、これとアンタップしたブロッカーが飛び出し返り討ちに。 特に序盤で闇の腹心/Dark Confidant、巻物の大魔術師/Magus of the Scroll等のシステムクリーチャーを攻撃に誘う様がよく見られる。
- ピクルスコンボを決めたと思ったら、これが出てきて毎ターンクリーチャーと土地が一つずつアンタップ。しかもプロテクション(青)の強大な壁に。
- エターナルの青緑フィッシュでも採用されることがある。隙が少なく装備品の対象として理想的であり、また森(Tropical Island)を戻して出し直すことで、土地を切り詰めているフィッシュの弱点を多少緩和できる。さらに呪文づまりのスプライト/Spellstutter Spriteの補助にもなる。
- ウィンドリーパー/Windreaper Falconの上位互換。
- ローウィン参入直後はフェアリーのクリーチャー・タイプを活かし、青緑フェアリーの主力として活躍していた。
- 沿岸の見張り/Coast Watcherを見るとその優遇ぶりが分かる。
- 2021年7月のオラクル変更でレインジャーのクリーチャー・タイプが追加された。