お休みランド
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(下位互換について誤解した記述があったので修正。) |
(サイクル一覧) |
||
(10人の利用者による、間の12版が非表示) | |||
7行: | 7行: | ||
[[アイスエイジ]]で初めて登場し、その後[[テンペスト]]と[[神河物語]]にも登場。現在存在するのはすべて[[友好色]]同士のものである。 | [[アイスエイジ]]で初めて登場し、その後[[テンペスト]]と[[神河物語]]にも登場。現在存在するのはすべて[[友好色]]同士のものである。 | ||
− | + | アイスエイジ版のみ、デメリットなしに[[無色マナ]]を出す[[能力]]を持っていないため、テンペスト版や神河物語版の[[下位互換]]である。ただし[[カウンター (目印)|カウンター]]を操作するカードとの[[シナジー]]を利用することは可能である。 | |
− | + | ||
− | *アイスエイジ版も以下のように、テンペスト版や神河物語版の下位互換に[[ | + | *アイスエイジ版も以下のように、テンペスト版や神河物語版の下位互換に[[ルール文章]]が変更されていた時期があった([[第10版]]発売時の[[オラクル]]変更で元に戻った)。 |
{{カードテキスト | {{カードテキスト | ||
19行: | 18行: | ||
}} | }} | ||
− | どれもあまり使用頻度は高くなかった。[[色事故]]率を下げて[[デッキ]]の展開を安定させるのが[[ | + | どれもあまり使用頻度は高くなかった。[[色事故]]率を下げて[[デッキ]]の展開を安定させるのが[[多色土地]]採用の1つの大きな目的だが、2ターンに1度しかマナを出せないこれは、長いスパンでみるとマナ生産力が低く、[[展開]]速度面であまりお得にならない。そのあたりが採用されづらい理由だろう。 |
+ | |||
*特にアイスエイジ版では、同じセットに競合する[[ペインランド]]があり、しかもそちらは「ハンデなく無色マナを出せる」能力を持っている点でもこちらは不遇。毎[[ターン]]マナをだせてかつ望めばハンデなしを選べるペインランドと、どう望んでも2ターンに1度しかマナを出せないこれとでは、比較にならないのは当然だろう。 | *特にアイスエイジ版では、同じセットに競合する[[ペインランド]]があり、しかもそちらは「ハンデなく無色マナを出せる」能力を持っている点でもこちらは不遇。毎[[ターン]]マナをだせてかつ望めばハンデなしを選べるペインランドと、どう望んでも2ターンに1度しかマナを出せないこれとでは、比較にならないのは当然だろう。 | ||
− | * | + | *テンペストや神河物語で登場した「ハンデなく無色マナを出せる」改善版も、やはりペインランドとの比較では展開速度の低さゆえに使いにくいことが多かった。 |
− | * | + | |
+ | とはいえ、以下のようなデッキではペインランドに代わって導入されている事例もいくつか見られる。 | ||
+ | *[[バーゲン]]系デッキ。超高速の[[コンボデッキ]]という特性に加え、1点のライフも惜しいことから、これが採用される場合もある。 | ||
+ | *双方に影響の及ぶ土地[[ロック]]を利用する場合。デメリットが軽減されるためである。[[ターボステイシス]]([[停滞/Stasis]]で土地ロック)における[[Land Cap]]、[[Deck-X]]([[塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker]]で土地ロック)における[[頂雲の湖/Cloudcrest Lake]]など。 | ||
+ | *土地の一斉アンタップ手段が存在する場合。[[ワープワールド]]における[[松の頂の峰/Pinecrest Ridge]]など。 | ||
アイスエイジ版が[[枯渇カウンター|枯渇(depletion)カウンター]]を使って処理していることから、「ディプリーションランド」「枯渇ランド」と呼ばれることもある。 | アイスエイジ版が[[枯渇カウンター|枯渇(depletion)カウンター]]を使って処理していることから、「ディプリーションランド」「枯渇ランド」と呼ばれることもある。 | ||
51行: | 55行: | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カードの俗称]] | *[[カードの俗称]] | ||
+ | *[[サイクル一覧]] |
2022年5月31日 (火) 17:32時点における最新版
お休みランドは、2色の中から好きな1マナを出せるが、次のアンタップ・ステップにアンタップできなくなる土地の総称。
Land Cap
土地
土地
Land Capは、その上に枯渇(depletion)カウンターが置かれているなら、あなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
あなたのアップキープの開始時に、Land Capから枯渇カウンターを1個取り除く。
(T):(白)か(青)を加える。Land Capの上に枯渇カウンターを1個置く。
アイスエイジで初めて登場し、その後テンペストと神河物語にも登場。現在存在するのはすべて友好色同士のものである。
アイスエイジ版のみ、デメリットなしに無色マナを出す能力を持っていないため、テンペスト版や神河物語版の下位互換である。ただしカウンターを操作するカードとのシナジーを利用することは可能である。
旧オラクル
Land Cap土地
(T):あなたのマナ・プールに(白)か(青)を加える。Land Capはそのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
どれもあまり使用頻度は高くなかった。色事故率を下げてデッキの展開を安定させるのが多色土地採用の1つの大きな目的だが、2ターンに1度しかマナを出せないこれは、長いスパンでみるとマナ生産力が低く、展開速度面であまりお得にならない。そのあたりが採用されづらい理由だろう。
- 特にアイスエイジ版では、同じセットに競合するペインランドがあり、しかもそちらは「ハンデなく無色マナを出せる」能力を持っている点でもこちらは不遇。毎ターンマナをだせてかつ望めばハンデなしを選べるペインランドと、どう望んでも2ターンに1度しかマナを出せないこれとでは、比較にならないのは当然だろう。
- テンペストや神河物語で登場した「ハンデなく無色マナを出せる」改善版も、やはりペインランドとの比較では展開速度の低さゆえに使いにくいことが多かった。
とはいえ、以下のようなデッキではペインランドに代わって導入されている事例もいくつか見られる。
- バーゲン系デッキ。超高速のコンボデッキという特性に加え、1点のライフも惜しいことから、これが採用される場合もある。
- 双方に影響の及ぶ土地ロックを利用する場合。デメリットが軽減されるためである。ターボステイシス(停滞/Stasisで土地ロック)におけるLand Cap、Deck-X(塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinkerで土地ロック)における頂雲の湖/Cloudcrest Lakeなど。
- 土地の一斉アンタップ手段が存在する場合。ワープワールドにおける松の頂の峰/Pinecrest Ridgeなど。
アイスエイジ版が枯渇(depletion)カウンターを使って処理していることから、「ディプリーションランド」「枯渇ランド」と呼ばれることもある。
- ただし、「枯渇ランド」は現在ではメルカディアン・マスクスの枯渇カウンターが乗る土地のことを指すことが多いので注意。そちらについては枯渇ランドを参照。