嵐鱗の末裔/Stormscale Scion
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− | + | 短所も同様、本体が[[重い]]のでストームを稼ぎづらく、通常の[[デッキ]]ではせいぜい2体並ぶ程度になる。その場合でも単独で5/5飛行が2体並ぶ訳で[[マナ総量]]に対する見返りとしては妥当以上。[[サイズ]]が大きいのでクリーチャーの[[P/T]]を活用する[[コンボ]]に使う場合も稼ぐ必要のあるストームが少なくて済みやすい。タルキール:龍嵐録でドラゴンの[[タイプ的]][[シナジー]]がフォーカスされており、専用に組んだデッキであればこれ自身も、ストームを稼ぐ手段も利用しやすくなるのも大きい。特に[[龍の創始/Dracogenesis]]は相性が良く、これ自身も強化するドラゴンも[[踏み倒す]]ことでストームを稼ぎつつ[[打点]]を一気に引き上げられる。あちら自体が非常に重いため、併用するのであればしっかりとコンボを決める算段をつけておきたい。 | |
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+ | ストームカウントの上ではストーム3(=本体+コピーで7/7が4体)以上であれば[[2人対戦]]における致死[[打点]]になるため、同じく重量級ストームクリーチャーである[[前駆軟泥、エーヴ/Aeve, Progenitor Ooze]]と比較しても要求ハードルはやや低めである。とはいえ、ロード能力で打点を稼いでいる都合上、1体除去されるだけで総打点が大きく下がり計算をズラされやすいのは弱点。 | ||
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+ | [[リミテッド]]では併用する[[カード]]を自由に選べない都合、ストームを稼げるかどうかが非常に不安定。それでも前述の通りストームを1回稼ぐだけでも[[コスト・パフォーマンス]]は高くなるので、上振れした場合のリターンは大きい。少々博打になるが[[ピック]]の価値はある。[[玉虫色の虎/Iridescent Tiger]]と併用したり、[[戦闘]]で相手の[[コンバット・トリック]]を釣りだしてストームカウントとして利用したりといった方法を使うと良いだろう。 | ||
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+ | *[[名前]]は[[ストーム値|ストーム値/The Storm Scale]]([[Mark Rosewater]]が[[メカニズム]]の[[本流のセット]]での[[再録]]可能性を評価した指標)を意識したものだろう。デザインしたのはMark自身ではなく、名前も開発途中で〈嵐鱗のドラゴン/Stormscale Dragon〉から〈嵐血の末裔/Scion of the Stormbrood〉に変更されたが、[[開発部]]の要望で現在の名前に確定した<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0038579/ 龍の嵐の前の静けさ]([[Making Magic]] [[2025年]]3月31日)</ref>。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
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*[[カード個別評価:タルキール:龍嵐録]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:タルキール:龍嵐録]] - [[神話レア]] |
2025年4月18日 (金) 19:43時点における最新版
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのドラゴン(Dragon)は+1/+1の修整を受ける。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、これを、このターンにこれより前に唱えられた呪文の数と同じ回数コピーする。コピーはトークンになる。)
タルキール:龍嵐録/Tarkir: Dragonstromそのものと言えるストームを持つドラゴン。
本体がクリーチャーか否かの違いはあるが、機能としては精霊の噴火/Elemental Eruptionに近い。果敢がロード的能力となり、他のドラゴンがいればこれを唱えた直後から影響を与えられるようになっている。本体がクリーチャーになった分、青赤の得意なインスタントやソーサリーの回収は使えなくなったが、狼狽の嵐/Flusterstormにひっかからないのはモダン以下で利点となりうるし、各種ドラゴンサポートを受けることも可能。ロード能力を持つことに着眼し、ストームを無視してドラゴンのロードとして運用することも可能。
短所も同様、本体が重いのでストームを稼ぎづらく、通常のデッキではせいぜい2体並ぶ程度になる。その場合でも単独で5/5飛行が2体並ぶ訳でマナ総量に対する見返りとしては妥当以上。サイズが大きいのでクリーチャーのP/Tを活用するコンボに使う場合も稼ぐ必要のあるストームが少なくて済みやすい。タルキール:龍嵐録でドラゴンのタイプ的シナジーがフォーカスされており、専用に組んだデッキであればこれ自身も、ストームを稼ぐ手段も利用しやすくなるのも大きい。特に龍の創始/Dracogenesisは相性が良く、これ自身も強化するドラゴンも踏み倒すことでストームを稼ぎつつ打点を一気に引き上げられる。あちら自体が非常に重いため、併用するのであればしっかりとコンボを決める算段をつけておきたい。
ストームカウントの上ではストーム3(=本体+コピーで7/7が4体)以上であれば2人対戦における致死打点になるため、同じく重量級ストームクリーチャーである前駆軟泥、エーヴ/Aeve, Progenitor Oozeと比較しても要求ハードルはやや低めである。とはいえ、ロード能力で打点を稼いでいる都合上、1体除去されるだけで総打点が大きく下がり計算をズラされやすいのは弱点。
リミテッドでは併用するカードを自由に選べない都合、ストームを稼げるかどうかが非常に不安定。それでも前述の通りストームを1回稼ぐだけでもコスト・パフォーマンスは高くなるので、上振れした場合のリターンは大きい。少々博打になるがピックの価値はある。玉虫色の虎/Iridescent Tigerと併用したり、戦闘で相手のコンバット・トリックを釣りだしてストームカウントとして利用したりといった方法を使うと良いだろう。
- 名前はストーム値/The Storm Scale(Mark Rosewaterがメカニズムの本流のセットでの再録可能性を評価した指標)を意識したものだろう。デザインしたのはMark自身ではなく、名前も開発途中で〈嵐鱗のドラゴン/Stormscale Dragon〉から〈嵐血の末裔/Scion of the Stormbrood〉に変更されたが、開発部の要望で現在の名前に確定した[1]。
[編集] 参考
- ↑ 龍の嵐の前の静けさ(Making Magic 2025年3月31日)