兄弟仲の終焉/Brotherhood's End
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+ | *[[プレイヤーズコンベンション千葉25|ジャパンスタンダードカップ:『霊気走破』]]および[[チャンピオンズカップファイナル シーズン3ラウンド2]]の参加賞として、新規イラストの[[プレミアム・カード]]が配布される<ref name="jpsdcb">[https://mtg-jp.com/reading/kochima/0038324/ プレイヤーズコンベンション千葉2025の「ジャパンスタンダードカップ」より、特別なプロモカード企画が始動!](MTG日本公式 [[2024年]]12月10日 [[タソガレ]]著)</ref>。 | ||
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+ | {{フレイバーテキスト|兄弟の意地の張り合いは、取り付く島もない反目へと激化し、その対価はトカシアが払うことになった。}} | ||
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+ | *[[ゲーム]]上でも[[採掘場の師、トカシア/Tocasia, Dig Site Mentor]]のタフネスは3であり、1つ目のモードを選ぶと[[死亡]]することになる。 | ||
+ | **一方のウルザ・ミシュラ兄弟についても、同セットのカードに絞って見れば、この事件より時系列的に前である[[パワーストーンの神童、ウルザ/Urza, Powerstone Prodigy]]・[[採掘の神童、ミシュラ/Mishra, Excavation Prodigy]]のタフネスは3以下であり耐えることはできない。またウルザに関して言えば、この事件より後の[[クルーグ公、ウルザ/Urza, Prince of Kroog]]でも耐えることはできず、[[兄弟戦争/Brothers' War]]の最終局面での姿である[[護国卿、ウルザ/Urza, Lord Protector]]でようやくタフネス4になる。「兄弟は生き残ったが、トカシアは死んだ」という[[フレイバー]]からはやや乖離を感じられなくもないが、「トカシアのキャンプで鍛えられたのでタフになった」等と補完できる範疇ではあるか。 | ||
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+ | [[ウギン/Ugin]]・[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]兄弟による激突が描かれている。 | ||
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+ | *ボーラスの頭上に宝石があることから、時系列的には[[ボーラスの瞑想領土/Bolas's Meditation Realm|瞑想領土/Meditation Realm]]でウギンを一度殺した後のものと思われる。 | ||
+ | **一方、公式の解説<ref name="jpsdcb"/>では「二人の別離の瞬間」とされており、[https://mtg-jp.com/img_sys/articleReading/JSCPromo_0002_art.jpg イラスト]との齟齬が生じている。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[リセットカード]] | *[[リセットカード]] | ||
*[[カード個別評価:兄弟戦争]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:兄弟戦争]] - [[レア]] | ||
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2025年2月9日 (日) 23:31時点における最新版
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・兄弟仲の終焉は各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれ3点のダメージを与える。
・マナ総量が3以下であるすべてのアーティファクトを破壊する。
クリーチャーとプレインズウォーカーに3点ダメージを与える全体火力。3マナ以下のアーティファクトを一掃できるモードも選べる。
全体火力として見ると、3マナ3点は標準的な性能。しかし神々の憤怒/Anger of the Godsや焼けつく双陽/Sweltering Sunsと異なり、プレインズウォーカーにもダメージが及ぶ点が希少。クリーチャー・トークンで自衛を図る種のプレインズウォーカーや、敵対するもの、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Adversaryのようなコピーを引き連れるプレインズウォーカーには効果てきめんである。もちろん自分のプレインズウォーカーが焼かれてしまうデメリットもあるので、構築やプレイングには注意したい。
一方アーティファクト破壊としては、除去可能な範囲に制限はあるものの、3マナ呪文のモードの一つとして見れば十分に強力。登場時のスタンダードには血やパワーストーンなどのアーティファクト・トークンを生成するカードも多い。 また、後に登場した身代わり合成機/Simulacrum Synthesizerに対しては、生成したトークンごと本体含めて全て破壊できるのが強力。
いずれも特定の相手に強力に突き刺さる効果であり、サイドボードへの適性が高い。1枚で全体火力とアーティファクト対策を兼ねることができるため、サイドボードのスロットを節約できるのも嬉しい。また、神々の憤怒などと同様にコントロールデッキがメインデッキから序盤を捌くためにも利用できる。
登場時のスタンダードではイゼット・パワーストーンがメインデッキから採用しているほか、グリクシス・ミッドレンジや赤単アグロなどのビートダウンデッキも対アグロ用にサイドボードに潜ませている場合がある。
パイオニアではイゼット・フェニックスやラクドス・ミッドレンジがサイドボードに採用することがある。
モダン以下のフォーマットでは強力なアーティファクトが存在する分採用率も上がり、不屈の独創力や青赤デルバーなど幅広いデッキのサイドボードで採用される。ウルザの物語/Urza's Sagaのトークンとサーチされたほぞを一掃できる点も魅力。
- ジャパンスタンダードカップ:『霊気走破』およびチャンピオンズカップファイナル シーズン3ラウンド2の参加賞として、新規イラストのプレミアム・カードが配布される[1]。
[編集] ストーリー
[編集] 兄弟戦争
ウルザ/Urza・ミシュラ/Mishra兄弟は2つのパワーストーン/Powerstone、マイトストーン/Mightstoneとウィークストーン/Mightstoneを手にして以降、片割れが石を狙っているのではないかという妄想に憑りつかれ対立するようになった。20ARのある晩、二人はついに相手の石を奪おうと実力行使に出る(イラスト)。トカシア/Tocasiaは二人を止めようとするも、二つの石の魔力に巻き込まれ命を落とす。そして彼女の死は、兄弟の間に決定的な溝を生み出した。
兄弟の意地の張り合いは、取り付く島もない反目へと激化し、その対価はトカシアが払うことになった。
- ゲーム上でも採掘場の師、トカシア/Tocasia, Dig Site Mentorのタフネスは3であり、1つ目のモードを選ぶと死亡することになる。
- 一方のウルザ・ミシュラ兄弟についても、同セットのカードに絞って見れば、この事件より時系列的に前であるパワーストーンの神童、ウルザ/Urza, Powerstone Prodigy・採掘の神童、ミシュラ/Mishra, Excavation Prodigyのタフネスは3以下であり耐えることはできない。またウルザに関して言えば、この事件より後のクルーグ公、ウルザ/Urza, Prince of Kroogでも耐えることはできず、兄弟戦争/Brothers' Warの最終局面での姿である護国卿、ウルザ/Urza, Lord Protectorでようやくタフネス4になる。「兄弟は生き残ったが、トカシアは死んだ」というフレイバーからはやや乖離を感じられなくもないが、「トカシアのキャンプで鍛えられたのでタフになった」等と補完できる範疇ではあるか。
[編集] ジャパンスタンダードカッププロモ
ウギン/Ugin・ニコル・ボーラス/Nicol Bolas兄弟による激突が描かれている。
- ボーラスの頭上に宝石があることから、時系列的には瞑想領土/Meditation Realmでウギンを一度殺した後のものと思われる。
[編集] 脚注
- ↑ 1.0 1.1 プレイヤーズコンベンション千葉2025の「ジャパンスタンダードカップ」より、特別なプロモカード企画が始動!(MTG日本公式 2024年12月10日 タソガレ著)