培養器

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'''培養器'''/''Incubator''は、[[アーティファクト・タイプ]]の1つ。
 
'''培養器'''/''Incubator''は、[[アーティファクト・タイプ]]の1つ。
  
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==ルール==
 
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[[効果]]が「培養器(Incubator)・[[トークン]]を[[生成]]する」場合、[[変身する両面カード|変身する両面]]トークンを生成する。その[[第1面]]は「(2):この[[アーティファクト]]を[[変身]]させる。」を持つ[[無色]]の培養器・アーティファクト・トークンであり、その[[第2面]]は無色の0/0で[[名前]]が「ファイレクシアン・トークン」の[[ファイレクシアン]]・[[アーティファクト・クリーチャー]]・トークンである。
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===定義済みの培養器・トークンに関するルール===
 
===定義済みの培養器・トークンに関するルール===
 
*第2面は培養器の[[サブタイプ]]を持たない。
 
*第2面は培養器の[[サブタイプ]]を持たない。
*培養器自身の[[起動型能力]]がそれを変身させようとする場合、[[解決]]時にその培養器が既に変身していたならば何もしない({{CR|701.28f}})。
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*培養器自身の[[起動型能力]]がそれを変身させようとする場合、[[解決]]時にその培養器が既に変身していたならば何もしない({{CR|{{キーワード処理のCR番号|変身}}f}})。
 
*第1面である間はクリーチャーでないため召喚酔いの影響を受けないが、第2面は影響を受ける。
 
*第1面である間はクリーチャーでないため召喚酔いの影響を受けないが、第2面は影響を受ける。
**ただし、変身することは新しい[[オブジェクト]]になることではないので、第1面の召喚酔いの期限が過ぎているなら変身したターンから攻撃できる({{CR|712.14}})。
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**ただし、変身することは新しい[[オブジェクト]]になることではないので、第1面の召喚酔いの期限が過ぎているなら変身したターンから攻撃できる({{CR|{{その他のルールのCR番号|両面カード}}.14}})。
  
 
==解説==
 
==解説==
[[機械兵団の進軍]]で追加されたアーティファクト・タイプ。ファイレクシア人を培養する入れ物を表している。
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[[機械兵団の進軍]]で追加されたアーティファクト・タイプ。[[次元壊し/Realmbreaker]]の種子殻/Seedpodを表している。
  
 
機械兵団の進軍では[[カード]]としては存在せず、[[キーワード能力]]の[[培養]]で[[生成]]される[[トークン]]としてのみ存在する。また、培養器・トークンそのものを参照するカードも[[白]]および[[黒緑]]の[[多色カード]]に存在している。
 
機械兵団の進軍では[[カード]]としては存在せず、[[キーワード能力]]の[[培養]]で[[生成]]される[[トークン]]としてのみ存在する。また、培養器・トークンそのものを参照するカードも[[白]]および[[黒緑]]の[[多色カード]]に存在している。
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*両面ともトークンを示す[[トークン・カード]]という点では[[フライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カード]]や[[コレクター・ブースター]]等で登場していたが、[[ゲーム]]上で実際に[[両面カード]]扱いとなるトークンは培養器・トークンが初である。
 
*両面ともトークンを示す[[トークン・カード]]という点では[[フライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カード]]や[[コレクター・ブースター]]等で登場していたが、[[ゲーム]]上で実際に[[両面カード]]扱いとなるトークンは培養器・トークンが初である。
 
**培養器の登場に合わせ、変身する両面カードのコピー・トークンも変身できるよう[[総合ルール]]が変更された。
 
**培養器の登場に合わせ、変身する両面カードのコピー・トークンも変身できるよう[[総合ルール]]が変更された。
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*機械兵団の進軍の[[ブースター・パック]]および[[機械兵団の進軍統率者デッキ]]の[[構築済みデッキ]]『[[高まる脅威/Growing Threat]]』では、第2面の[[イラスト]]が異なる三種類の培養器・[[トークン・カード]]が収録されている。
  
 
==開発秘話==
 
==開発秘話==
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==参考==
 
==参考==
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/march-of-the-machine-mechanics March of the Machine Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036816/ 『機械兵団の進軍』のメカニズム](Feature 2023年3月29日 [[Matt Tabak]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/march-of-the-machine-mechanics March of the Machine Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036816/ 『機械兵団の進軍』のメカニズム](Feature 2023年3月29日 [[Matt Tabak]]著)
*[https://media.wizards.com/2023/downloads/MOM_Release_Notes/EN_MTGMOM_ReleaseNotes_20230313.pdf March of the Machine Release Notes]/[https://media.wizards.com/2023/downloads/MOM_Release_Notes/JP_MTGMOM_ReleaseNotes_20230313.pdf 『機械兵団の進軍』リリースノート](Feature 2023年4月7日 [[Jess Dunks]], [[Eric Levine]], and [[Matt Tabak]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/card-preview/the-tokens-of-march-of-the-machine The Tokens of March of the Machine]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036849/ 『機械兵団の進軍』のトークン][[Daily MTG]] [[2023年]]4月10日 [[Kendall Pepple]]著)
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Incubator}|培養器(Incubator)}}
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Incubator}|培養器(Incubator)}}
 
*[[サブタイプ]]
 
*[[サブタイプ]]

2023年4月15日 (土) 03:42時点における最新版

培養器/Incubatorは、アーティファクト・タイプの1つ。


Progenitor Exarch / 太祖の総督 (X)(X)(白)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 猫(Cat) クレリック(Cleric)

太祖の総督が戦場に出たとき、培養3をX回を行う。(培養3を行うとは、培養器(Incubator)トークン1つを、「(2):このアーティファクトを変身させる。」を持ち、+1/+1カウンター3個が置かれた状態で生成することである。それは0/0のファイレクシアン(Phyrexian)・アーティファクト・クリーチャーに変身する。)
(T):あなたがコントロールしている培養器トークン1つを対象とする。それを変身させる。

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目次

[編集] ルール

このサブタイプ自体に特別なルールは存在しない。

効果が「培養器(Incubator)・トークン生成する」場合、各面が以下の性質を持つ変身する両面トークンを生成する。

[編集] 定義済みの培養器・トークンに関するルール

  • 第2面は培養器のサブタイプを持たない。
  • 培養器自身の起動型能力がそれを変身させようとする場合、解決時にその培養器が既に変身していたならば何もしない(CR:701.28f)。
  • 第1面である間はクリーチャーでないため召喚酔いの影響を受けないが、第2面は影響を受ける。
    • ただし、変身することは新しいオブジェクトになることではないので、第1面の召喚酔いの期限が過ぎているなら変身したターンから攻撃できる(CR:712.14)。

[編集] 解説

機械兵団の進軍で追加されたアーティファクト・タイプ。次元壊し/Realmbreakerの種子殻/Seedpodを表している。

機械兵団の進軍ではカードとしては存在せず、キーワード能力培養生成されるトークンとしてのみ存在する。また、培養器・トークンそのものを参照するカードもおよび黒緑多色カードに存在している。

[編集] 開発秘話

当初はマナ支払うことで2/2のファイレクシアン・クリーチャーを生成するトークンであった。しかしこのデザインではカード毎に異なるサイズのトークンを生成することが難しく、また1つのメカニズムに2種類のトークンを用いなければならなかった。この問題点を解決するため、(各面がメカニズム的に連動する)両面トークンという初の試みが試された[1]。両面トークンはこれまでルール上扱われてこなかったが、これは意図的に扱うことを禁止していたわけではなく、誰も扱おうとしたことがなかったからである。そのため、ルール・マネージャーへの負担は比較的軽いものとなった[2]

セットのファイレクシアン関係の変身する両面カードがいずれもソーサリー・タイミングでのみ変身するものであったため、培養器・トークンもそちらに合わせるべきではないかという議論がセット・デザインで起こった。最終的に、ソーサリー・タイミング限定の変身では精神的な緊張感が少し強すぎたため、インスタント・タイミングの変身が許可された[2]

[編集] 脚注

  1. March of the Machine Learning, Part 1/『機械兵団の進軍』の学び その1(Making Magic 2023年3月29日 Mark Rosewater著)
  2. 2.0 2.1 March of the Machine Learning, Part 2/『機械兵団の進軍』の学び その2Making Magic 2023年4月3日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

引用:総合ルール 20231117.0

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