高まる残虐性/Increasing Savagery

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Increasing Savagery / 高まる残虐性 (２)(緑)(緑)
ソーサリー

クリーチャー１体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを５個置く。この呪文が墓地から唱えられていたなら、代わりにそのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを１０個置く。
フラッシュバック(５)(緑)(緑)（あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。）

緑の高まる呪文は+1/+1カウンターによる恒久的な単体強化。

ソーサリーであるためコンバット・トリックには使えず、性質は強化オーラに近い。フラッシュバックによってある程度克服しているとはいえ、やはり強化先のクリーチャーへの除去に弱く、安定したパフォーマンスを求めるならば除去耐性持ちに使いたいところ。

4マナ+5/+5、7マナ+10/+10という強化効率の高さが一番の魅力。特に感染や二段攻撃を持つクリーチャーに使えば1,2回の攻撃でゲームを決めることができる。単純に回避能力持ちとの相性も良い。

リミテッドでは手軽なフィニッシャー製造手段。構築でこれを使うのであれば、瞬殺を狙うか、呪禁持ちなど安定した強化先を複数用意するか、ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcallerやトリスケリオン/Triskelionのような+1/+1カウンターを参照するクリーチャーとコンボするなど、何らかの工夫が必要。グランプリソルトレイクシティ12で5位に入賞した赤緑ビートダウンのサイドボードに1枚採用され^[1]、プロツアー「アヴァシンの帰還」では呪禁バントにメインデッキから4枚積まれ準優勝に貢献した^[2]。

一応不死の妨害としても使えるが、吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpackや旅の準備/Travel Preparations以上に損失が重く、また失敗したときのリスクも高い。
スタンダードで共存する優秀な二段攻撃クリーチャー、ミラディンの十字軍/Mirran Crusaderがプロテクション（緑）を持っているのは惜しい。
闇の隆盛収録の日本語版カードには軽微な誤訳があり、「高まる残虐性があなたの墓地から唱えられた場合」と、原文にない「あなたの」が書かれている。記憶の略取/Memory Plunder等によって他のプレイヤーの墓地から唱えた場合でも、この条件を満たすことができる。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

闇の隆盛の高まる呪文サイクル。いずれもレアでフラッシュバックを持ち、墓地から唱えることで通常の2倍の効果を得られる。

[編集] 脚注

↑ 第96回:王座揺るがず・勢いを増す青い《野生のナカティル》（MTG日本公式津村健志の「先取り！」スタンダード・アナライズ 2012年4月5日）
↑ Pro Tour Avacyn Restored Top 8 Decklists（Event Coverage 2012年5月12日 Event Coverage Staff著）

[編集] 参考

カード個別評価：闇の隆盛 - レア

[0] 第96回:王座揺るがず・勢いを増す青い《野生のナカティル》（MTG日本公式津村健志の「先取り！」スタンダード・アナライズ 2012年4月5日）

[1] Pro Tour Avacyn Restored Top 8 Decklists（Event Coverage 2012年5月12日 Event Coverage Staff著）

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 *一応[[不死]]の妨害としても使えるが、[[吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack]]や[[旅の準備/Travel Preparations]]以上に損失が重く、また失敗したときのリスクも高い。
 *[[スタンダード]]で共存する優秀な二段攻撃クリーチャー、[[ミラディンの十字軍/Mirran Crusader]]が[[プロテクション]]（緑）を持っているのは惜しい。
+*[[闇の隆盛]]収録の{{Gatherer|id=337568|日本語版カード}}には軽微な[[誤訳]]があり、「高まる残虐性が'''あなたの'''墓地から唱えられた場合」と、原文にない「あなたの」が書かれている。[[記憶の略取/Memory Plunder]]等によって他のプレイヤーの墓地から唱えた場合でも、この条件を満たすことができる。
 ==関連カード==