アーティファクト・土地
提供:MTG Wiki
(6人の利用者による、間の11版が非表示) | |||
6行: | 6行: | ||
{{#card:Razortide Bridge}} | {{#card:Razortide Bridge}} | ||
− | + | [[ミラディン]]の5枚[[サイクル]]が初出で、[[ダークスティール]]で[[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel]]が追加された。だが後述のとおり[[ブロック構築]]や[[スタンダード]]を席巻した結果、すべて[[禁止カード]]になってしまい、長い間に渡って新規カードが登場しなかった。 | |
− | [[ | + | [[基本セット2015]]でダークスティールの城塞が[[再録]]されて以降は、少しずつ新規カードが追加されている。[[モダンホライゾン2]]にて17年ぶりの新規カードとなる[[橋]]サイクルと[[魔力倉庫/Power Depot]]が登場した。また、[[タイプ・サイクリング|アーティファクト・土地サイクリング]]を持つ[[滞留者の相棒/Sojourner's Companion]]と、アーティファクト・土地[[渡り]]を付与する[[ヴェクティスの手袋/Vectis Gloves]]も登場した。その後も[[フォーゴトン・レルム探訪]]以降、時折新規カードが追加されている。 |
− | [[土地]]の[[スロット]]で[[アーティファクト]]・[[カード]]を増やすことができ、土地の[[プレイ]]によって手軽にアーティファクトを[[戦場]] | + | ==利用== |
+ | [[土地]]の[[スロット]]で[[アーティファクト]]・[[カード]]を増やすことができ、土地の[[プレイ]]によって手軽にアーティファクトを[[戦場]]に増やすことができることから、アーティファクト関連の様々な利用方法や[[シナジー]]を持つ。 | ||
− | + | 特に[[ミラディン・ブロック]]で同時に登場した[[親和]](アーティファクト)を持つカードとは最高の相性を誇り、その名を冠した[[親和 (デッキ)|親和デッキ]]では[[マナ基盤]]兼[[キーカード]]として投入され、[[禁止カード]]に指定されるほどの活躍を見せた(後述)。それ以外でも、[[知識の渇望/Thirst for Knowledge]]や[[爆片破/Shrapnel Blast]]の餌になる、一種の[[ほぞ]]でもあるため[[粗石の魔道士/Trinket Mage]]などで[[サーチ]]できる、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]などの[[カード・タイプ]]数を参照するカードと相性が良いなど、利用方法は枚挙に暇がない。 | |
− | + | 一方で、アーティファクトであることは短所にもなる。特に大きいのはアーティファクト[[破壊]]に引っかかってしまう点であり、例えば[[酸化/Oxidize]]がわずか1[[マナ]]の[[土地破壊]]になってしまうため、マナ基盤を失いやすい。特に[[溶融/Meltdown]]や[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]は親和デッキにとって天敵であった。 | |
+ | |||
+ | ==その他== | ||
*各種[[Mox]]の調整版と見ることができる。即ち、土地としてしかプレイできない0[[マナ]]の[[マナ・アーティファクト]]である。 | *各種[[Mox]]の調整版と見ることができる。即ち、土地としてしかプレイできない0[[マナ]]の[[マナ・アーティファクト]]である。 | ||
− | *[[ミラディン]] | + | *[[ミラディン・ブロック]]のすべてのアーティファクト・土地([[ミラディン]]の5枚の[[サイクル]]、および[[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel]])は、いずれも複数の[[フォーマット]]で[[禁止カード]]に指定されている。詳細は[[古えの居住地/Ancient Den#禁止指定]]、[[ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel#禁止指定]]を参照。 |
+ | *ミラディンの5枚のサイクルは、それぞれストーリー的に伝説性を持つようなものだったが、カードでは[[特殊タイプ]]「[[伝説の]]」を持たない。ストーリーよりもゲーム性を優先した結果か。もっとも後から考えてみれば、やっぱり[[伝説の土地]]にしておいた方が良かったのかも知れない。 | ||
**[[ミラディン包囲戦]]では、これらの後の時代の[[絵|イラスト]]が、[[頂点]]サイクルとして描かれた。効果自体に関連性はない。 | **[[ミラディン包囲戦]]では、これらの後の時代の[[絵|イラスト]]が、[[頂点]]サイクルとして描かれた。効果自体に関連性はない。 | ||
− | *[[ | + | *[[タイプ的]]をテーマにした[[ローウィン]]では「[[同族]]・土地」サイクルを作る案もあったが、アーティファクト・土地の惨事の再来を恐れて断念したという。[[土地・エンチャント]]は[[テーロス]]では断念されたものの、[[土地・エンチャント#開発秘話|紆余曲折]]の末モダンホライゾン2で初登場している。 |
− | * | + | *[[2018年]]時点での[[ストーム値]]は最高値の10。[[本流のセット]]での再登場の可能性は極めて低いとされていたものの、[[フォーゴトン・レルム探訪]]以降、再登場を果たしている(→[[#該当カード]])。 |
− | + | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
− | *同時に他の[[カード・タイプ]]である[[土地]]は、土地のルールに従い[[プレイ]]され、[[呪文]]として[[唱える]] | + | *同時に他の[[カード・タイプ]]である[[土地]]は、土地のルールに従い[[プレイ]]され、[[呪文]]として[[唱える]]ことはない。もちろん呪文ではないため、[[打ち消す]]ことはできない。 |
==該当カード== | ==該当カード== | ||
52行: | 55行: | ||
===[[フォーゴトン・レルム探訪]]=== | ===[[フォーゴトン・レルム探訪]]=== | ||
*[[宝物庫/Treasure Vault]] | *[[宝物庫/Treasure Vault]] | ||
+ | |||
+ | ===[[イクサラン:失われし洞窟]]=== | ||
+ | *[[千の兵舎/Barracks of the Thousand]]([[変身する両面カード]]の[[第2面]]) | ||
+ | *[[無限の池/The Myriad Pools]](変身する両面カードの第2面) | ||
+ | |||
+ | ===[[カルロフ邸殺人事件]]=== | ||
+ | *[[犯行現場/Scene of the Crime]] | ||
==参考== | ==参考== | ||
61行: | 71行: | ||
*[[土地]] | *[[土地]] | ||
*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
+ | {{#cr:305.9}} |
2024年11月23日 (土) 15:28時点における最新版
アーティファクト・土地/Artifact Landは、アーティファクトであり、かつ土地であるオブジェクト。英語の読みから「アーティファクト・ランド」とも呼ばれる。
目次 |
[編集] 解説
ミラディンの5枚サイクルが初出で、ダークスティールでダークスティールの城塞/Darksteel Citadelが追加された。だが後述のとおりブロック構築やスタンダードを席巻した結果、すべて禁止カードになってしまい、長い間に渡って新規カードが登場しなかった。
基本セット2015でダークスティールの城塞が再録されて以降は、少しずつ新規カードが追加されている。モダンホライゾン2にて17年ぶりの新規カードとなる橋サイクルと魔力倉庫/Power Depotが登場した。また、アーティファクト・土地サイクリングを持つ滞留者の相棒/Sojourner's Companionと、アーティファクト・土地渡りを付与するヴェクティスの手袋/Vectis Glovesも登場した。その後もフォーゴトン・レルム探訪以降、時折新規カードが追加されている。
[編集] 利用
土地のスロットでアーティファクト・カードを増やすことができ、土地のプレイによって手軽にアーティファクトを戦場に増やすことができることから、アーティファクト関連の様々な利用方法やシナジーを持つ。
特にミラディン・ブロックで同時に登場した親和(アーティファクト)を持つカードとは最高の相性を誇り、その名を冠した親和デッキではマナ基盤兼キーカードとして投入され、禁止カードに指定されるほどの活躍を見せた(後述)。それ以外でも、知識の渇望/Thirst for Knowledgeや爆片破/Shrapnel Blastの餌になる、一種のほぞでもあるため粗石の魔道士/Trinket Mageなどでサーチできる、タルモゴイフ/Tarmogoyfなどのカード・タイプ数を参照するカードと相性が良いなど、利用方法は枚挙に暇がない。
一方で、アーティファクトであることは短所にもなる。特に大きいのはアーティファクト破壊に引っかかってしまう点であり、例えば酸化/Oxidizeがわずか1マナの土地破壊になってしまうため、マナ基盤を失いやすい。特に溶融/Meltdownや破滅的な行為/Pernicious Deedは親和デッキにとって天敵であった。
[編集] その他
- 各種Moxの調整版と見ることができる。即ち、土地としてしかプレイできない0マナのマナ・アーティファクトである。
- ミラディン・ブロックのすべてのアーティファクト・土地(ミラディンの5枚のサイクル、およびダークスティールの城塞/Darksteel Citadel)は、いずれも複数のフォーマットで禁止カードに指定されている。詳細は古えの居住地/Ancient Den#禁止指定、ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel#禁止指定を参照。
- ミラディンの5枚のサイクルは、それぞれストーリー的に伝説性を持つようなものだったが、カードでは特殊タイプ「伝説の」を持たない。ストーリーよりもゲーム性を優先した結果か。もっとも後から考えてみれば、やっぱり伝説の土地にしておいた方が良かったのかも知れない。
- タイプ的をテーマにしたローウィンでは「同族・土地」サイクルを作る案もあったが、アーティファクト・土地の惨事の再来を恐れて断念したという。土地・エンチャントはテーロスでは断念されたものの、紆余曲折の末モダンホライゾン2で初登場している。
- 2018年時点でのストーム値は最高値の10。本流のセットでの再登場の可能性は極めて低いとされていたものの、フォーゴトン・レルム探訪以降、再登場を果たしている(→#該当カード)。
[編集] ルール
[編集] 該当カード
[編集] ミラディン
- 古えの居住地/Ancient Den
- 教議会の座席/Seat of the Synod
- 囁きの大霊堂/Vault of Whispers
- 大焼炉/Great Furnace
- 伝承の樹/Tree of Tales
[編集] ダークスティール
[編集] モダンホライゾン2
[編集] フォーゴトン・レルム探訪
[編集] イクサラン:失われし洞窟
- 千の兵舎/Barracks of the Thousand(変身する両面カードの第2面)
- 無限の池/The Myriad Pools(変身する両面カードの第2面)
[編集] カルロフ邸殺人事件
[編集] 参考
- When Artifacts Aren't Spells(Latest Developments 2003年9月5日)
- Mirrodin playtest cards IV: Artifact lands(Arcana 2003年11月25日) - サイト改編により画像閲覧不能
- ストーム値:『ミラディン』『ミラディンの傷跡』ブロック(Making Magic 2018年6月11日)
- アーティファクト・土地で検索
- アーティファクト
- 土地
- ルーリング