本のワーム/Bookwurm
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− | リミテッドでのあまりの強力さゆえに[[再録]]時に[[レア]]に昇格した[[ペラッカのワーム/Pelakka Wurm]] | + | [[マナ総量]]自体は莫大だが、そもそも[[緑]]は[[マナ加速]]に優れており、[[クアンドリクス大学/Quandrix College]]の「土地が8枚以上」のテーマから土地を伸ばす負担も相対的に小さいため、十分使用に耐えうる。[[多色]][[環境]]において[[シングルシンボル]]という扱いやすさも魅力。 |
+ | [[ライブラリー]]に戻る能力はやや悠長に思えるが、戦場から除去された時以外にも[[発掘された壁/Excavated Wall]]や[[情報収集/Curate]]で墓地に落ちても終盤に再利用できるのはメリットであり、[[シルバークイルの学舎/Silverquill Campus|学舎]]の[[占術]]で[[ライブラリー操作]]して回収を早めることも可能。 | ||
+ | リミテッドでのあまりの強力さゆえに[[再録]]時に[[レア]]に昇格した[[ペラッカのワーム/Pelakka Wurm]]ほどではないにしろ、活躍が期待できる。ただし、[[コモン]]の[[再造形/Resculpt]]・[[除名/Expel]]や[[講義]]の[[記憶留出法/Reduce to Memory]]・[[壊死放出法/Necrotic Fumes]]をはじめとした[[追放]][[除去]]が多く存在する環境であり、過信は禁物である。8マナ域は到達する前にゲームが終わるケースもあるので、[[ピック]]する枚数も良く考えよう。 | ||
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+ | [[スタンダード]]では素の[[カードパワー]]とライブラリー修復能力から[[ジャイルーダ・コンボ]]で採用されることがある。 | ||
*[[カード名]]はbookworm(本の虫、大の本好き)とwurm([[ワーム]])を掛けたシャレ。 | *[[カード名]]はbookworm(本の虫、大の本好き)とwurm([[ワーム]])を掛けたシャレ。 | ||
+ | *かつて本の虫といえば[[腹黒い紙虫/Insidious Bookworms]]を指していたが、[[色]]・[[P/T|サイズ]]・[[手札破壊|能力]]が全く異なる。15年ぶりの亜種とはいえ、隔世の感がある。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[墓地にある間に機能する能力を持つカード]] | ||
*[[カード個別評価:ストリクスヘイヴン:魔法学院]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:ストリクスヘイヴン:魔法学院]] - [[アンコモン]] |
2022年5月4日 (水) 13:12時点における最新版
クリーチャー — ワーム(Wurm)
トランプル
本のワームが戦場に出たとき、あなたは3点のライフを得てカード1枚を引く。
(2)(緑):あなたの墓地から本のワームをあなたのライブラリーの一番上から3枚目に置く。
活力回復/Revitalize相当のETB能力と、墓地から起動できる自己回収能力を持つ大型トランプラー。
圧倒的サイズとトランプルによる突破力に加え、戦場に出た時点でライフ・アドバンテージを得られ、即座に除去されてもハンド・アドバンテージの損はない上に、即効性はないが自己サルベージによる除去耐性を持つというリミテッドのフィニッシャーとして十分な資質を備えている。
マナ総量自体は莫大だが、そもそも緑はマナ加速に優れており、クアンドリクス大学/Quandrix Collegeの「土地が8枚以上」のテーマから土地を伸ばす負担も相対的に小さいため、十分使用に耐えうる。多色環境においてシングルシンボルという扱いやすさも魅力。 ライブラリーに戻る能力はやや悠長に思えるが、戦場から除去された時以外にも発掘された壁/Excavated Wallや情報収集/Curateで墓地に落ちても終盤に再利用できるのはメリットであり、学舎の占術でライブラリー操作して回収を早めることも可能。 リミテッドでのあまりの強力さゆえに再録時にレアに昇格したペラッカのワーム/Pelakka Wurmほどではないにしろ、活躍が期待できる。ただし、コモンの再造形/Resculpt・除名/Expelや講義の記憶留出法/Reduce to Memory・壊死放出法/Necrotic Fumesをはじめとした追放除去が多く存在する環境であり、過信は禁物である。8マナ域は到達する前にゲームが終わるケースもあるので、ピックする枚数も良く考えよう。
スタンダードでは素のカードパワーとライブラリー修復能力からジャイルーダ・コンボで採用されることがある。
- カード名はbookworm(本の虫、大の本好き)とwurm(ワーム)を掛けたシャレ。
- かつて本の虫といえば腹黒い紙虫/Insidious Bookwormsを指していたが、色・サイズ・能力が全く異なる。15年ぶりの亜種とはいえ、隔世の感がある。