二段攻撃
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**元ネタは第1回[[カードを作るのは君だ!]]のボツネタだったとか。アンケートの結果好評だったため、常磐木能力へ格上げされた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/latest-developments-top-10-2003-11-28 Latest Developments Top 10]([[Latest Developments]] [[2003年]]11月28日)</ref>。 | **元ネタは第1回[[カードを作るのは君だ!]]のボツネタだったとか。アンケートの結果好評だったため、常磐木能力へ格上げされた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/latest-developments-top-10-2003-11-28 Latest Developments Top 10]([[Latest Developments]] [[2003年]]11月28日)</ref>。 | ||
− | *後に[[ | + | *後に[[アン・ゲーム]]では、[[三頭ゴブリン/Three-Headed Goblin|三段攻撃]]なるものも登場した。 |
==脚注== | ==脚注== |
2024年1月6日 (土) 20:24時点における最新版
二段攻撃/Double strike | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.4 |
二段攻撃(にだんこうげき)/Double strikeは、レギオンで制定され、その後常磐木となったキーワード能力。クリーチャーが持つ、戦闘ダメージ・ステップのルールを変更する常在型能力である。
Battle Mastery / 熟達した戦い (2)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは二段攻撃を持つ。(それは先制攻撃の戦闘ダメージと通常の戦闘ダメージの両方を与える。)
[編集] 定義
戦闘ダメージ・ステップの開始時に、少なくとも1体の攻撃クリーチャーまたはブロック・クリーチャーが先制攻撃か二段攻撃/Double strikeを持つ場合、先制攻撃か二段攻撃を持つクリーチャーのみがそのステップで戦闘ダメージを与える。
そのステップ後、戦闘終了ステップに進む代わりに、戦闘フェイズは第2戦闘ダメージ・ステップを得て、残りのクリーチャーからのダメージを処理する。第2戦闘ダメージ・ステップの間には、以下のいずれかの条件を満たした攻撃クリーチャーとブロック・クリーチャーのみがダメージを与える。
- 最初の戦闘ダメージ・ステップ開始時に先制攻撃も二段攻撃も持っていなかった
- 第2戦闘ダメージ・ステップの時点で二段攻撃を持っている
このステップの後、戦闘終了ステップに進む。
[編集] 解説
先制攻撃を持つクリーチャーと持たないクリーチャーの両方のタイミングで戦闘ダメージを与える能力。「攻撃に2回参加する能力」ではない。以下の説明は、利便性を考えて先制攻撃の説明も併記している。
二段攻撃か先制攻撃を持ったクリーチャーが攻撃するかブロックする場合、それが戦闘ダメージ・ステップ開始時に戦闘に参加しているならば、追加の戦闘ダメージ・ステップが新たにできる。最初の戦闘ダメージ・ステップでは、二段攻撃か先制攻撃を持つクリーチャーのみ戦闘ダメージを与え、通常と同様に処理される。その後、残りのクリーチャーと二段攻撃を持つクリーチャーのための第2戦闘ダメージ・ステップが行われる。
[編集] ルール
- ブロックされたクリーチャーは、トランプルを持たない限り防御プレイヤーまたはプレインズウォーカーまたはバトル(以下「攻撃先」とする)にダメージを割り振らない。よって、最初の戦闘ダメージ・ステップでブロック・クリーチャーが戦場を離れても、トランプルを持たない限り第2の戦闘ダメージ・ステップで攻撃先に戦闘ダメージを割り振ることはできない。
- もしこのときトランプルを持っていれば、攻撃先にすべての戦闘ダメージが割り振られる(トランプルの定義による)。
- ブロックされなかった場合、攻撃先に2回ダメージを与える。
- 各戦闘ダメージ・ステップでダメージを与えるかどうかは、先制攻撃や二段攻撃の有無のみで判断する。実際にそのクリーチャーがダメージを与えたかどうかは関係ない。
- 先制攻撃ではないのでタールルームの勇者/Talruum Championと戦闘になっても第1戦闘ダメージ・ステップではダメージを与え合うので注意。
- ダメージを与えたことで誘発する能力は2回誘発する。
[編集] その他
- 実質的にパワーが倍になるので、プラスでもマイナスでも修整を与える効果の影響を受けやすい。またダメージを誘発条件とする能力(例えばサボタージュ能力)や、ダメージの性質を変える能力(例えば絆魂)の効率を2倍にできるため相性がいい。
- 性質上、先制攻撃より優れた能力であるため、先制攻撃持ちクリーチャーより二段攻撃持ちクリーチャーの方がコストが高めに設定されている場合が多い。また、素のパワーも低めに設定されている場合が多い。そのためか、能力自体の強力さに反し構築で活躍するカードは少な目。
- 小型エキスパンション初出ながら、その後常磐木能力として継続的に使用されている、珍しいキーワード能力である。先制攻撃と同様、主に白や赤、装備品に存在している。
- 空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisherが第10版に再録され、基本セット入りも果たした。
- 元ネタは第1回カードを作るのは君だ!のボツネタだったとか。アンケートの結果好評だったため、常磐木能力へ格上げされた[1]。
- 後にアン・ゲームでは、三段攻撃なるものも登場した。
[編集] 脚注
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.4 二段攻撃/Double Strike
- 702.4a 二段攻撃は、戦闘ダメージ・ステップのルールを変更する常在型能力である。rule 510〔戦闘ダメージ・ステップ〕参照。
- 702.4b 1体以上の攻撃クリーチャーまたはブロック・クリーチャーが、戦闘ダメージ・ステップの開始時に先制攻撃(rule 702.7 参照)や二段攻撃を持っていた場合、そのステップに戦闘ダメージを与えるのは先制攻撃や二段攻撃を持っているクリーチャーだけである。そのステップの後に、戦闘終了ステップに進む代わりに、第2戦闘ダメージ・ステップが発生する。このステップに戦闘ダメージを割り振るのは、最初の戦闘ダメージ・ステップの開始時に先制攻撃も二段攻撃も持っていなかったか、この時点で二段攻撃を持っているクリーチャーだけである。そのステップの後で、戦闘終了ステップに移行する。
- 702.4c 第1戦闘ダメージ・ステップ の間に 二段攻撃を失うと、第2戦闘ダメージ・ステップに戦闘ダメージを割り振ることはできない。
- 702.4d 第1戦闘ダメージ・ステップに先制攻撃の戦闘ダメージを与えたクリーチャーに二段攻撃を与えると、そのクリーチャーは第2戦闘ダメージ・ステップにも戦闘ダメージを与えることができる。
- 702.4e 1体のクリーチャーに複数の二段攻撃があっても効果は変わらない。
- 702.4 二段攻撃/Double Strike
- 702 キーワード能力