垣間見た自由/Glimpse of Freedom
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1ドローのために最初に2マナ、脱出では3マナかかるが、[[インスタント]]であり取り回しは良好。長期戦で複数回[[墓地]]から[[唱える|唱え]]られれば大きな[[アドバンテージ]]をもたらしうるだろう。ただ、脱出のための[[墓地]][[追放]][[コスト]]が5枚とかなり[[重い]]のが欠点。 | 1ドローのために最初に2マナ、脱出では3マナかかるが、[[インスタント]]であり取り回しは良好。長期戦で複数回[[墓地]]から[[唱える|唱え]]られれば大きな[[アドバンテージ]]をもたらしうるだろう。ただ、脱出のための[[墓地]][[追放]][[コスト]]が5枚とかなり[[重い]]のが欠点。 | ||
− | + | 脱出で再利用できる[[ドローソース]]としては[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]]が、[[インスタント・タイミング]]で複数回[[ライブラリー]]を掘り進める手段としては[[海の神のお告げ/Omen of the Sea]]という対抗馬がいる。[[緑]]を足せるなら[[回復]]と[[マナ加速]]ができて[[フィニッシャー]]をも兼ねるウーロが、[[青白コントロール/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|青白コントロール]]系列では[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]や[[太陽の恵みの執政官/Archon of Sun's Grace]]、[[空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad]]との相性から海の神のお告げの方が使いやすく、いかんせん[[構築]]で活躍するには力不足が否めなかった。 | |
− | [[リミテッド]]でもやはり他の脱出カードとの競合が気になるところで、このカードで引き増すよりは直接的な戦力となる[[大食のテュポーン/Voracious Typhon]]や[[死の国の突撃馬/Underworld Charger]]等に[[リソース]]を割り振った方がいい場面も多い。とはいえ[[青]][[単色]] | + | しかし、似たような評価だった[[塵へのしがみつき/Cling to Dust]]共々、[[ゼンディカーの夜明け]]で登場した[[ならず者 (デッキ)|ディミーア・ローグ]]対策として一定の評価を獲得することになった。色の兼ね合いを抜きにすると役割の多いあちらの方が優先されやすいが、肝心の脱出に必要な[[マナ]]が少ないのは利点。 |
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+ | [[リミテッド]]でもやはり他の脱出カードとの競合が気になるところで、このカードで引き増すよりは直接的な戦力となる[[大食のテュポーン/Voracious Typhon]]や[[死の国の突撃馬/Underworld Charger]]等に[[リソース]]を割り振った方がいい場面も多い。とはいえ[[青]][[単色]]には他に有用な脱出カードがないので、[[カードプール]]によっては墓地を有効活用するために採用せざるを得ない事もあるだろう。このカードはインスタントであり、[[テーロス還魂記]]で[[青赤]]に割り当てられた「[[対戦相手]]のターン中に[[呪文]]を[[唱える]]」条件を繰り返し満たせることは固有の利点となる。 | ||
==ストーリー== | ==ストーリー== |
2022年2月1日 (火) 05:52時点における最新版
インスタント
カードを1枚引く。
脱出 ― (2)(青),あなたの墓地から他のカード5枚を追放する。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれの脱出コストで唱えてもよい。)
脱出で繰り返し使えるドローインスタント。フラッシュバックが脱出になった熟慮/Think Twiceとも言える。
1ドローのために最初に2マナ、脱出では3マナかかるが、インスタントであり取り回しは良好。長期戦で複数回墓地から唱えられれば大きなアドバンテージをもたらしうるだろう。ただ、脱出のための墓地追放コストが5枚とかなり重いのが欠点。
脱出で再利用できるドローソースとしては自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathが、インスタント・タイミングで複数回ライブラリーを掘り進める手段としては海の神のお告げ/Omen of the Seaという対抗馬がいる。緑を足せるなら回復とマナ加速ができてフィニッシャーをも兼ねるウーロが、青白コントロール系列では時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerや太陽の恵みの執政官/Archon of Sun's Grace、空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomadとの相性から海の神のお告げの方が使いやすく、いかんせん構築で活躍するには力不足が否めなかった。
しかし、似たような評価だった塵へのしがみつき/Cling to Dust共々、ゼンディカーの夜明けで登場したディミーア・ローグ対策として一定の評価を獲得することになった。色の兼ね合いを抜きにすると役割の多いあちらの方が優先されやすいが、肝心の脱出に必要なマナが少ないのは利点。
リミテッドでもやはり他の脱出カードとの競合が気になるところで、このカードで引き増すよりは直接的な戦力となる大食のテュポーン/Voracious Typhonや死の国の突撃馬/Underworld Charger等にリソースを割り振った方がいい場面も多い。とはいえ青単色には他に有用な脱出カードがないので、カードプールによっては墓地を有効活用するために採用せざるを得ない事もあるだろう。このカードはインスタントであり、テーロス還魂記で青赤に割り当てられた「対戦相手のターン中に呪文を唱える」条件を繰り返し満たせることは固有の利点となる。
[編集] ストーリー
記憶の迷宮/The Labyrinth of Memoriesは、死の国/The Underworldにある水路の迷宮だ(イラスト)。この中に入った旅人は同じ場所を永久にぐるぐると回り、閉じ込められてしまう。セイレーンが正しい方向を囁き、迷える死者を苛む――その言葉は聞いた者の意識からすぐに消え去ってしまうのだ[1]。
「自由は、単一の道を受け入れた先にある。」
[編集] 脚注
- ↑ The Theros Beyond Death Story on Cards/『テーロス還魂記』ストーリーカード(Feature 2019年12月16日 Wizards of the Coast著)